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天の過干渉とやらも、悪い事ばかりではなかったな。
[ やがて、降り立ったカークに、そう言い放つ。
世の平穏とは相対する位置に立ち、世界を揺らす者であることを自認して生きる男の、その言葉は、不穏でもあったかもしれないが。
男の声音はあくまで、朗らかで曇りないものだった。 *]
僕を探してたの?
ユウレン出身だってことは別に隠してもいなかったけど。
[セルウィンなども知っている話。けれどわざわざこちらで探す人というものに心当たりはなく。
そういえば最近蜘蛛さんの糸も見かけなかったね、と軽く聞いていたのだが]
北って、ギンセイか。
結構長くなってるんだね…ってそうじゃなくて。わざわざそっちにも繋いだって、え?
[つまりは自分の過去に繋がる何か、と悟って、目を瞬く]
……今更?
近づくなって警告までされたのに。
[四玉を巡っていた間。テンガに立ち寄った際に、わずかに触れることが出来た自分の過去に繋がるモノ。
辿る前に拒絶とも取れる反応を受けていたので、ギュッと眉根が寄った*]
― 天輪湖 ―
[空と風を感じて舞い降り、一息つく。
そこにかけられた声>>268に、く、と小さく笑みを漏らした]
ああ、そーだな。
最初はなに、面倒な事してくれやがるんだ、と思ってたが。
……こうして、この地の風に触れられたのは。
悪い事じゃない。
[立ち位置、在り方を思えば不穏ともとれる言葉。
けれど、それを綴る声音に曇りはないから。
こちらも、思うままをそのままに返していた。*]
あー……まあ、なんだ。
あっちもいろいろあったらしいよー。
俺は詳細は聞かなかったけど、つい最近まで動けなかったみたいだったし。
[眉根寄せる様子>>271に、よしよし、と撫でるように尻尾を動かして]
時間のズレとかあるなら、まあ、中々出くわせないかもだけど。
……ホントにお前の事思って、知りたいって。
うん、それは間違いなかったよ。
てか、でなかったら兄のとこに繋ごうなんて思わないってー。
[そうでなきゃ絶対怒られる、と。
確信込めて言う口調はごく軽いもの。
軽いが故に、偽りない、というのは昔からだから、多分、伝わるだろう。*]
―― 上空 ――
あっ、そうだ。
[風龍峡の空を漂うように飛んでいる最中、ふと、
荷物入れの中から、そこそこ大きい厚手の紙と板をクリップで挟んだだけの簡単なキャンバスを取り出した。
鉛筆を指に挟んで構図に悩んでいたが、
思いついたからには後は手を動かすだけである。
スケッチを描きたいわけではないから誰かを目の前に呼んだりなんだりはしない。
自らの記憶を頼りに、成長したココンに乗ったアイリだとか、
人虎の姿になったリュカだとかを描いた。
他にも描きたい情景は頭の中にあるので内心嬉しい悲鳴をあげていた]
未来から来た人の絵か……、
事情を知らない人に見つかったら大ごとだなあ。
今から誤魔化す方法を考えないと。
そうだ、「夢で見た光景を描いたのさ……」って言っときゃいいかなー。
[しかし本当は夢でないことを知るのは当事者のみ。
もっとも“現在の”アイリが当事者になるにはあと数年かかるわけだが。
未来への楽しみができたなあと、ひとりにっこりと笑った。
ちなみに出来上がった絵は戻る前に見せびらかしました*]
― 天輪湖 ―
確かに、な。
変化がなければ力は澱む、そりゃ間違いない。
[思えば目の前の彼との馴れ初めも、そんな停滞のもたらした澱みの蓄積が発端だったな、と。
懐かしく思い返したのは束の間の事]
…………。
[彼の場所――天霊遺跡に縛される事。
それは、先代の『破邪神角』と天界の盟約に基づくもの。
立場上已む無し、と受け入れていたそれを納得いかなかった、と言われて言葉が失せた。
続けてはきと言い切られた言葉に、どこか惚けた様子で瞬き。
上見る視線に釣られるように視線を上げて――そこに舞う、白銀を。
自分以上に様々なものに縛されて、それでも自由さを感じさせる翼を、見た]
……ん、ああ。
そう……だな。
[彼の英霊が存在する意味。
神代の英雄たちの号や役目を継ぐ者たちの存在する意味。
それらをふと、思い返して――浮かべたのは、笑み]
それでも、まあ。
……あんまりせかせかと来てほしくない、ってのもあるんだがな。
[それから軽い口調で紡ぐのは、そちらも偽りない本音の一端。*]
― 上空 ―
[シリルとヴァイスに別れの挨拶をして、一度地に足をつけるべく、ゆっくりと滑空しながら地上を目指す。
それぞれの交流は横目に見つつ。
やはり意識が向くのは、一番関わりの深い先輩だろうか。
いろいろ秘さねばならないことを胸に抱えつつ]
先輩、改めてお疲れ様でした!
[言葉を交わす機があればそう声を掛けた。
その時には、彼女の鉛筆画は完成していたか>>277]
わあ……これ私ですか!?
それに、他のみんなも……。
先輩の作品、やっぱりすごいなぁ。
[最後に印象深い出来事があり、またそもそもが異変という形だったとは言え。
ここに集った面々との出会いは大事な記憶として、アイリの胸にも仕舞われた]
私、元の場所に戻っても、みなさんのことは絶対に忘れません。
みんな、時代も場所もばらばらになってしまうかもしれないけど……騎竜師の力が必要でしたら、私のこと呼んでくださいね。
[それがもしずっと未来のことだとしても、ココンと共にきっと飛んでいこう。
受け取った銀と真珠の宝飾に、そう誓うのだった*]
う、ん。
[尻尾に撫でられ>>274宥められ。
相手にも事情があったという話に今度は眉尻が下がる]
そうだね。ゲルト兄がわざわざ繋ぎ取ってくれるほどで。
ヴェル兄も受け入れてくれるようなら。
悪いヒトじゃない、とは思う。けど。
[ゲルトの軽さは心からの言葉故というのは良く分かっている。
それでもすぐに割り切れないのは、強い否定に傷ついたから。そして母が意識的に排除されたことを確信して、覚えてしまった憎悪を抱えたまま年数が経ってしまっているからで。これだけ歳を重ねても心というのはままならぬもの]
…そのひとが来るのも、僕にとってはちょっと未来か。
[ハァァと大きく息を吐いて、スゥッと大きく吸い直す。
カークやアイリや他の皆がもっている、前向きなこの場の風を取り込んで息を整え]
分かった。
すぐにはちょっと無理そうなんだけれど、この年が終わるまでには。僕も色々整理をつけて戻ってくるよ。
[しっかりと顔を上げて、そう言った]
だから、まだ出来てなかった挨拶は。
それまで待っててね。
[「ただいま」の挨拶はその時にと。
続ける顔に浮かぶのは笑顔だった*]
いつか...
[ いつか、遠い先、もしかすると、彼と本当の意味でぶつかることもあるのかもしれない。けれど、 ]
お前の見る空を俺も見てみたいものだ。
[ 今、望むのは、そんな他愛もない夢だ。* ]
―― 上空 ――
[ひとまず心ゆくまで絵を描き終えると、
地上を目指して滑空を始める。
翡翠の竜がただひたすら舞っていたり。
伝説に聞いたえらい人かもしれない騎竜師とアイリが話していたり、
メルヒオルと話すユーリエの方から叫び声が聞こえた気がしたり。
色々だなあと思いつつ]
アイリ後輩もお疲れさまっ!
最後の戦いの時はおかげで助かったよ。
[アイリに挨拶>>281を返しつつ、かさり、と紙をめくれば、
完成した鉛筆画をどーんと掲げた。
ココンにまたがる絵の中のアイリは、槍を構えてきりっとした表情をしている]
ありがとうよ。ふふ……そう言われると照れるよ。
でもわたしから言わせれば、絵の題材になったみんなもすごいんだから!
[手をわちゃわちゃと動かして懸命な主張!]
しかし、アイリ後輩が20の頃となると、
わたしはもう故郷に戻ってるかもしれないなあ。
[海沿いにあるとある街の名前を告げると、]
もしそこを訪れることがあれば歓迎するよ。
それでまた、いっしょに空が飛べればいいなあ。
[未来の己は旅からは離れてしまうけれど、
いつか旅する者達の止まり木にもなれるだろうか。
そんないつかを夢見ている**]
― "現在"/龍峡の村 ―
[時空を超える道を再び通れば、目の前には龍峡の村の光景が広がっている。
本来なら始まりになるはずだった場所]
流石に本気でお腹空いちゃったね。
まずは何か食べようか!
[騎竜への呼び掛けに、きゅううと同意する声が返る。
共に飛んで行く先が、天界に伝わる旅路の開始地点だ**]
ま、確かにそうだな。
[己が勤めは、平穏と均衡の維持。
騒動は本意ではない。
秘された言葉>>287は気付いていたが、それに触れる事はなく]
ん……ああ。
そーだな、同じものを見れるなら、それはそれで楽しみだ。
[空を、と望む夢>>288に返すのは、短い同意。**]
― どこかの戦場にて ―
そう言えば、カークに会ったぞ。
ああ、元気そうだったな.........分かった分かった、この辺りが片付いたら、一度あちらに様子を見に行くことにしよう。
手合わせならその時に好きなだけすればいい。
さあ、ゆくぞ、トール!!
[ 男は、楽しげに戦火の只中へと駆け出した。** ]
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