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― 後日/リュフトヒェン基地・特務部隊指令本部 ―
[色々とどたばたとしたイベントの後。
件のデータの解析を終えた女は、それを片手に特務部隊の指令本部を訪れた]
……で?
「……で、とは?」
[短い問いにこれまた短く問い返された女はは、と深く息を吐く]
アンタの方での成果のほどはどーだったの?
「ああ。おかげさまで、活動していた不穏分子は一掃できましたよ。
未覚醒能力者の暴発覚醒なども、概ね防げたようです」
そっちの話じゃないわよ。
アタシがききたいのは、アンタの『本命』の成果。
[にこやかに成果を語る特務部隊隊長に向け、女は低い声で言い放つ。重い沈黙が、その場に落ちた]
「貴女であれば、予想はついていると思いますが……」
予想はね。
でも実際の所が聞きたい。
[一歩も引かぬ女の態度に、特務部隊隊長はやれやれ、と大げさに息を吐いた]
「貴女本当に、彼の事になると意地になりますね」
お黙り。で?
「……トラウマの克服には概ね成功。
『力』の安定と、ランクアップの兆候が見られます」
…………つまり、『永劫』とのシンクロも上がった、と。
「……そういう事になりますね」
…………。
[静かな肯定に、女はしばし、目を閉じる]
……必要に、なるの?
「可能性は、相応に」
……そ。
[帰ってきた言葉に女はひとつ、息を吐き]
……アタシは、アンタの事が好きじゃない。
でも、それはあくまでも個人としての感情。
軍として、今回の事が必要な判断だった、と言うなら。
そして、相応の理由があるっていうなら……軍人としてのアタシは異を唱えはしない。
それでも……。
「……それでも?」
その、判断の先で、不必要に傷つく者が増える事になるなら。
アタシは、越権と言われようとなんだろうと、アンタの事、ぶん殴ってでも止めるからね。
……そこ、覚悟しときなさい、ジーク。
[低い声で紡がれた宣言に、特務部隊隊長は眼鏡の奥で目を細める。
彼が何か言おうとするより先、女は持参したデータチップをその目の前に向突き付けた]
「これは?」
こないだの侵食データの残滓、解析したヤツ。
……生憎、尻尾はつかめなかったけど、危ないものは取り除いといたから。
使えそうな部分は使えるように手配よろしく。
……アタシの要件はそれだけ。
じゃ、お邪魔様。
[言うだけ言うと、チップを押し付け踵を返す。
その姿が見えなくなると、隊長は一つ、息を吐いて]
「……本当に。
意地張りですね」
[ぽつりと呟く。その口元には、苦笑が滲んでいた。**]
[小首を傾げる様子>>258に、『緋色』やGU開発者と言葉を交わして内心で引っ繰り返っていたことを思い出したが、口で説明するのも難しいのでそのまま触れなかった。
地味に生きてきた人間には、それだけでもかなりびっくりなのである]
[と、はしゃぐローレルを眺めていたら白猫の事を紹介された>>259]
ラヴィ……って、あのうさぎの?
[この子も何者なのやら、とは思ったが、ローレルの体勢に促されるように頭や喉を撫でてみる。
手触りはやはり、普通の猫と変わらぬものだった。
そうしている間に、少し落ち着きを取り戻した彼から質問が来る]
ガルーダの特性は、なんと言っても燃える羽根だね。
それ自体で攻撃も出来るし、プレイヤーのバフや属性付与にも使える。
弓は銃と違って、連射出来なかったりするんだけど――
[しばし、バディや弓の特性を語ることとなった*]
はーい、じゃあ、みんな寄って寄って。
決めポーズとかしちゃってもいいのよ?
[ そんな調子で、集合写真のカメラマンを務めたり、皆の会話に取材という名の茶々を入れたりしていた男は、途中、フレンド申請を約束するメンバーを羨む様子のローレルに気付くと>>261そっと、一枚のメモをその手に握らせた。
そこには、一つのIDが記載されて居る。 ]
GUに登録したら、まずそこにフレンド申請するといい。
『鍛冶屋のカーくん』が装備のご相談に乗るからさ。
[ にこにこと口にされた言葉は、特に小声ではなかったから、突っ込みたい人もいたかもしれない。* ]
[アバターという外装を脱いでもなおゲームの話題で盛り上がる時間は続く。>>246
闇の竜に撃った魔法のことを褒められれば静かに照れていた。
と、同時に、もっと強くならなければ……と思うことしきりだ。
何せ超大盤振る舞いの支援あってのあの出力だ]
ふ、フロストも見てくれるのですか!?
ありがとうございます……フロストもきっと喜ぶと思う……のです。
[電脳世界にしかいないバディの分までぺこりと頭を下げた]
[少女の説明により彼は初めて出会った時のことを思い出すことができたようだ。>>247
謎の通行人、という言い草には思わずちょっと笑ってしまった]
まあびっくりはしましたけど、……変には思ってないから大丈夫なのです。
[眉尻を下げて謝る様子にとんでもない! と言いたげに手を顔の前で振っていたが]
ほ、本当ですか!?
[続く言葉に恥じらってあけた距離を思わず詰めてしまった]
……私も、思うのです。
強くなった私とおねえさん……『翠の流星』さんの連携を見せられればいいなあって。
[その表情は間違いなく憧れを語るように輝いていた。
来て良かった、という言葉には、一も二もなく頷いて同意を示した>>248]
[記念撮影については皆快く承諾してくれた]
あっ、私もネットにデータをあげたりはしないのでご安心くださいなのです!
[『雷鳴』のプレイヤーの言葉に乗っかる形で大事なことを伝えれば、>>251
デジタルカメラ片手に撮影に励む]
(やっぱり慣れてるんでしょうね……)
[と、カルディナールロート少尉の様子を見て思ったり、>>255]
あ、じゃあせっかくだからゴーグルの写真と素顔の写真1枚ずつお願いしますー!
[『狙撃手』の提案に乗っかって二種のバージョンの写真を撮ったり。>>266
ちなみに『竜騎士』の写真も二種バージョン撮った。眼鏡なしと眼鏡ありだ。>>260
少女は裸眼の視力が若干よろしくないので眼鏡着用のまま撮られていたが]
─ 後日・GUにて ─
[思っていたよりネット上の有名人となってしまったあの大会から暫く後。
ようやく落ち着きを取り戻したGU内で、久々にリアル友人達とのパーティープレイ中]
「あれ?お前がアクセ付けるなんて珍しいな」
「ほんとだ。てか、そんなアイテムあったっけ?」
お、気が付いたかお前ら。
良いだろーコレ、マハトとお揃いなんだぜー。
[にひひ、と笑いながら右手首に光るブレスレットを見せつける。
彫り込まれた装飾は海・火・闇の竜が模られていて、大会イベントに参加した証という説明文も浮かび上がった所で友人達にも何かは伝わり]
(むむむ決めポーズなんてすぐには思いつかないのです……)
[集合写真のカメラマンを務めてくれた広報担当の人に向けて何やら内心で言いつつ>>273]
え、ええと……ピース。
[少女は現実世界におけるこの日一番の笑みを浮かべたのだった*]
「次は俺達も参加しねーとな!」
「そーだな!緋色も復帰したって話だし、俺達にもチャンスあるよな!」
「そうか、次があるな!今度は俺も天使に支「あ、あっちにボス湧いたぞ!」」
よし、んじゃボス戦入るかー。
俺固定砲台やるんで前衛突入よろしくなー。
[こんな具合に、今日もGUを心行くまで楽しむのだった**]
― 後日 ―
[ 色々な絆と約束と、漠然とした何かを掴んだ、その一日が終わった後 ]
父さん、僕、やっぱり卒業したら、統合宇宙軍に任官したいんだ。
[ 唐突に、というわけでもないが、改めて、そう告げてきた息子に、軍医である父は「何かあったのか?」と、どこか面白そうに問いかけた。 ]
うん、いろんな人に会って、父さんが、軍に籍を置いてる意味が判った気がするから。
僕も、出来たら助けたいし、守りたいって、そう思ったからね。
[ 何をとは、言わなかったけれど、父親はただ「そうか、だが、軍医の試験は厳しいぞ、がんばれ」と、笑っていた。 ]
― 後日 ―
さーて、メイス、今日はちょっと、遠出だぞ。
[ GUの空を、飛竜と竜騎士は飛んでいる。今日から新実装のエリアのテストプレイが始まるらしいというので、とりあえずの見学だ。 ]
いいデータ取れるといいけどなー。ま、とりあえずバグってたら天使殿に報告だな。
[ 楽しげに風を切る、その刀の鍔には、ミサンガのような銀と黒の編み込みの房紐が結ばれている。
同じ配色の紐はメイスの尻尾の先にも揺れていた。** ]
[ついでに、とばかりに変更したのは、武装のカラーリング部分だった。
鈍色に設定していた鎧を、派手すぎない程度に赤味が強い色合いに変える]
やっぱりこういうのの方が、私好みだよ。
[外見チェックモードの画面を見ながら、独り言ちる。
実体を知らぬままに知った『緋色』から、自分を離そうとして。
けれど彼の存在から繋がった縁が、今ここで形になっている]
……感謝、っていうのも変だけど。
あの人たちの前では、一番、私らしい姿でいたいなって。
[この世界が、自分にとっても大事なものだと、アピールするように。
かつて皆の協力を受けながら、闇竜に一矢を放った両手をぎゅっと握る。
傍らのバディが、誇らしげに首を上げてがる、と鳴いた*]
― 後日 ―
[イベントの後。
報告の後、またシンクロテストを何度か繰り返した後、愛機と共に衛星軌道上拠点へ向かうように、という命が下された]
……今度は宙間戦闘のデータ取り、か。
それだと結構長引くなあ。
[上に行くのは嫌じゃない。
蒼い
と、なると。
その前に、覗いといてみるか。
[上に行ったらそれどころじゃないから、とログインして。
申請されていたフレンド登録を返したり、限定アイテムを受け取ったりした後]
また、しばらくお前と会えなくなるからな。
……今の内、走るぞ!
[擦り寄ってくる蒼の翼の相棒を撫でながら、軽く身体を伸ばす。
容姿は少し現在に近づいたけれど、銀の髪は変わらず長いまま。
その長い髪を括る緋色の紐は以前の物とは違うもの。
同じものは、相棒の足にも結わえられていた]
さあて……しばらく来てなかったから、まだ行ってないとこあるし。
そこ、順に回ってくか。
[呑気な口調に、相棒はきゅい、と甲高い声で鳴く。
6年も離れていれば、新規エリアも大分追加されている。
今だ未踏のそこを駆ける『緋色』の姿は、以前とはどこか、違う奔放さを身に帯びて。**]
― 後日 ―
これで、報告書は全部です。あと、俺の方でゲーム内で集積したデータはこっちのチップに。
[ 自分をイベントに派遣した隊長に報告義務を果たした男は、それを受け取った相手を、じーっと見つめた。 ]
隊長、俺にメレディスの任務の話漏らしたのがわざとだってのは、まあ判ってましたけど......あの人に会わせるのまで、もしかして計算に入ってましたか?
[ 上官は肯定したかとぼけてみせたか、いずれにしても、男は溜息をついて。 ]
まあ、いいですけどね。
[ 結局、この相手にはまだ敵わない、と、肩を竦めた** ]
― 後日 ―
登録情報はこれでよし、と。
[目の前には登録完了のボタン。
ゴクリと唾を飲み込んで、そっと触れる]
待っててね……!
[これから始まる新たな冒険に胸踊らせて。
気合い十分な声を世界に*響かせた*]
―後日談―
【『翠の流星』がログインしました】
[向こうの仕事の都合なんかがあり、
義姉とようやくゲーム上でまともに顔を合わせたのは、
あのイベントからすでに数日後となってしまった。
(なお兄夫婦は少女の暮らす実家を離れて集合住宅の一室で二人暮らしをしている)
リアルでの通信を介し義姉にはイベントでの出来事はある程度話したのだが、
ここではないと見せられないものがあり、ゆえにそわそわと少女は義姉が来るのを待っていた。
その頃にはイベントの余韻もある程度落ち着いてはおり、
待ち合わせ場所に指定したタウンの一角もいつも通りの賑わいを見せている]
― しばらく後 ―
[公式大会が終わってすぐに取り掛かった監視・防衛プログラムの組み立ては、軍から回ってきたデータのお陰もあり、何とか稼動するに至った]
これでしばらくは持つと思うのだけど。
[システムは完成を見たが、これは始まりでしか無い。
いらぬちょっかいをかけてくる相手とは、ここからが戦いとなるのだ]
あっ来ましたね!
ではこれを見てくださいなのです!
[やってきた義姉に見せつけるように左腕を伸ばす。
見せたいのは手首につけたブレスレットだ。
中央には薄氷色と薄桃色の二つの飾り石がはめ込まれている]
運営さんからイベント参加記念アイテムをもらったのです!
なんとこれ、フロストとおそろいなのです!
[言いつつ今度はフロストを抱き上げ、
ブレスレットというよりは尻尾飾りとして取り付けたそのアイテムを見せた]
安心して遊んで、って言っちゃったものねぇ。
[その言葉に偽りはない。
そのためにやれることはやる。
携わったものに対する姿勢は、今も昔も変わらなかった]
さて、たまにはゲームに入っておこうかしらね。
[一仕事終えての休息をゲーム内で得ようと。
誰かがいることをしているのを期待しながら、シェットラントはGUにログインするのだった**]
[一方、義姉は沈黙を貫いている。
怪訝そうに首を傾げたその時、義姉のアバターの頭上に笑顔のアイコンが浮かぶ]
「…………驚いたね。
イベント前はあれだけ不安そうにしてたのに。
いやはや、義妹ちゃんが楽しそうで何よりですわ」
[今度は少女の方がフリーズじみて固まった]
い、イベント前のあれそれは忘れてください……!
「わかったわかった。
それじゃあ、今日も元気に冒険しましょうかー」
ええ、れっつごー冒険冒険♪ なのです!
[肩の上でフロストも元気よく鳴く。
……なおこの後、『緋色の神拳』が来てるとの噂を耳にしたせいで、
冒険の趣旨が若干変わってしまった、というのは全くの余談である**]
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