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あんたの相棒も、綺麗な顔して、相当容赦ねえと思ったけど、似た者同士みたいだな。
[ 去り際、ヴィンセントに視線を投げ、口にするのはやはり、恨み節にも似た言葉だが、どこかあっけらかんとした口調に、やはり、相手を責める色はない。 ]
次は、ゆっくりみせてもらうぜ。
『楽しみなことだ』
[ 言い置いて飛び立つ竜は、紅と碧にきらめく鱗を舞台を彩る飾りのように振り撒いていった* ]
― 月の舞台 ―
[主の内面>>11も知らぬまま。
先走ったことへの恥じらいからは全力で目を背けて、差し出されたものへ視線を送る]
メルヒオル様から……ですか?
ありがとうございます。
[主への礼と、騎士の姿が視界の届く範囲にあるなら、そちらへ向け黙礼を一つして。
紅い粒の一つを受け取り、主に倣うように飲み込んだ。
暫しの休息を経て、改めて舞台へ立つことになるだろう*]
─ 月の舞台 観客席 ─
儂と同じ竜たちも、中々面白いしのぅ。
同じ場に喚ばれたのがあの者たちで良かったわ。
あちらで会っていたらまた違う印象となっておったでのぅ。
[座の違いが戦力の差と繋がらぬこの場だからこそ、と。
>>9主に同意を返しながら、舞台の行く末を見守って。
>>7>>8拍手の音が勝者に何を思わせたかまではこちらには分からぬも、自身の経験から拍手がきちんと届いているとは分かっている。
充分な回復と続戦の支度が整うまでどれ程の時間を要するかも]
そうさな。
儂らは充分に休息を得られておるし…
いや、ちと支度をせねばならぬのぅ。
主と話をしながらでも済むことじゃがの。
[しようと思えば今でも出来ることではあるが。
>>10主の言葉に、一旦は個別領域へと戻るが良いか、と首を傾げた。
対戦相手が舞台の上から下りぬままならば、この場で済ませる事となるが]
― しばらく後 ―
[対戦者同士のやり取りを見届けたり、休憩時間をまち、再び彼らが舞台にあがる準備が整う]
征こうか。アデル。
[夜が明ける前に、月明かりのない秘めやかな舞踏へと、既に自然にそうするように手を取ってエスコートした。]
[個別領域に戻ったか、闘いの舞台へと続く道中か。
支度をすると言った通り、竜の身に纏う着物が翠に揺らぐ。
蜃気楼のように重なったシルエットが形を持って、数瞬の間にはっきりとした輪郭をもったのは身体の線がはっきりと見える洋装。
最初からこの衣装であったなら、男に要らぬ怒りを抱かずにも済んだかもしれないが]
この格好はあまり慣れぬ故、出来ればしとうないのじゃが。
見苦しい恰好を見せる訳にはいかぬでのぅ。
[着物と違い、はだけたり着崩れたりする心配が少ない恰好の方が人身であっても存分に戦えるから、という理由]
― 月の舞台 ―
[対戦相手へと歩みより、一定の距離で足を止める]
もう大丈夫のようだな。ヴィンセント。
[その様子を、あるいは意気込みをみてそう断ずるように言う。]
舞踏の相手ともなれば、子洒落た一言でもいえばいいのだろうが、あいにくとそういう言葉は入荷されてないのでな。
[そのむき出しの体や、多少なりとも会話したところから察されてるかもしれないことを口にする。]
俺は……決意をこめて、これに臨む。
[真っ直ぐに、相手を見据える。短く告げるべき言葉を告げ終える。
ヴィンセントからの返事を聞いたりしつつ、戦気が昂っていくのを肌で感じ取る。
そして、戦気が極限まで上り詰めるのが合図というのは互いに察しあえただろうか。]
恨みっこなしだ!
剛健術開祖ヘイハチロウ・D・タチバナ。
征く!
[前頭姿勢。ゴッと鈍い音を響かせ、一足で最高速に乗り、目指すのは最短であり、右腕を逸らすように振り上げる動作。
そして腕を突き出すのではなく上から振り下ろすに振るう。
ヴィンセントを、あるいはヴィンセントが立っている、その足元を破壊する、そのような破壊的な一撃。
荒々しい舞踏の開幕であった*]
主よ、待たせたな。
支度は済んだぞ。
[唯一変わらぬ形を保つ扇を手に、傍らの主へと顔を傾け。
>>15この場に喚ばれてから何度と差し伸べられた手に、やわりと微笑み返した後]
うむ。
往こうか、
[今までと同じように手を重ね、月の舞台へと足を進めた*]
― 準備中のとき ―
おお……
[服が蔦やウロコ、あるいは翼のようなものととっていたが。
それは和装から洋装へとも変えることができたようだ。
最初に見ていれば、デコを赤くするようなこともなかったのだろうが、その辺りに特に文句などはなく]
そうだな。あちらも真剣に望んでくれるわけだからな。
[意図を汲んでしっかり休むこともしている潮の香がした竜。
それ以前に戦っていた姿は、見た目とは違い弱々しいような意志がないのだしな。と頷いて、舞台>>19へと連れていった]
……うん。
[ありがとう、と言われて>>*16、上手く言葉にならず、ただ頷くだけになり。
粒が無くなった手をゆっくりと下ろす。
ふ、と短く息を吐いていると、近くにツェーザルがやってきていた>>+14]
ツェーザル。
[動くにはまだ辛い身。
メルヒオルを抱き上げようとする彼に手を伸ばし、彼の服の一部を握り締めた。
そうしてメルヒオルはツェーザルの手で舞台の外へと運ばれて行く*]
― 月の舞台 ―
[休息を経て、戻った舞台。
やって来た巨躯の姿>>17に、微か、口の端を上げる]
ああ、お陰様でな。
[断ずる言葉に返す口調は軽いものだが。
揺らがぬ紫苑色の瞳は、そこにある意志を端的に物語るか]
ま、その辺りは好き好きだからいいんじゃないかね。
各自の流儀ってものもある。
[その辺りは、召喚前のやり取りやら何やらで察しもついている所。
故に、軽くそう返すに止め]
そこは
[短く告げられた言葉>>18に、返す宣は静かに響く。
戦意の昂りが示す開幕の刻──それに、先んじたのは巨躯の方。
名乗りの後、繰り出されるのは破壊的な上からの一撃]
……やれやれ……。
[ばさり、と音を立てて翼が羽ばたく。
真珠色の煌き帯びた風がふわり、舞って]
― 月の舞台 ―
[改めての対峙は、一度舞台を降り、十分の準備と休息を経てからのものとなった。
こちらは傷こそ癒えたものの、先と同じ簡素な貫頭衣。
対する翠の竜は、装いを新たにしていた>>16]
それが貴方の"鎧"、なのですか?
[着物よりより動きやすさを重視した服装に、皇玉の本気を思う。
自分はそれに見合うだろうかと、後ろ向きそうになる思考を奮い立たせ]
海蛇のベルティルデ、座は麗玉。
胸をお借りいたします……!
― 月の舞台外 ―
[ヴィンセントへと渡した『薬』は無事、彼の竜>>12にも渡った模様。
こちらに黙礼してくる様子を目に留め、柔らかく口端を持ち上げた]
折角の舞台だもん、全力出せるようにしなきゃ。
[その手助けをすることは、勝ち上がった彼らに出来る唯一のことだったから。
素直に出来ぬ応援の代わり、と言ったところだ]
[もう一組からの拍手の音>>6は届いていたが、身体を動かせぬ故に反応する余裕は無かった。
メルヒオル達と入れ代わるかのように舞台に立つ彼ら。
次の闘いで此度の舞闘会の勝者が決まる。
熾烈な戦いが始まるであろうことは、場の雰囲気が物語っていた*]
─ →月の舞台 ─
[>>20主から見れば、装束の変容も術のように見えようか。
あちらも真剣に望んでくれるという声に、あぁと頷きを返し]
あの海の子も良き主に喚ばれたようじゃからの。
座の違いなどこの場においては些細なこと。
己の心次第でどうとでもなると、身体で分かっておろう。
[笑って男のエスコートのままに進んだ舞台の上には、既に海蛇の竜の姿はあったか。
己より先か後か、>>23舞台上に在るその姿を見止めると同時、ふわり微笑み]
─ 月の舞台 ─
うむ。
主は人の身で闘うが主の型に見えたでの。
儂もこの姿の方が闘いやすかろうと思うてな。
まぁ、鎧というにはちと薄いがの。
[かちりとした洋装に身を包んだ中で、唯一不釣り合いな扇をぱちりと鳴らす。
相手の名乗りに、含まれた想いの強さを感じ取れば、笑みは更に深まって]
そういえば、名乗るを忘れておったな。
儂は雷鳥竜のアデル。
よしなに、の。
[初めて視線を交わした時には告げた座は言わず、名乗りを上げた*]
[ メルヒオルを抱き上げた竜は、ゆっくりと低空飛行で月の舞台の外へと向かう。観戦していたディーターとアデルの側を掠めるように飛んで、ニッと笑みを浮かべたのは、拍手への返礼のようなものだ。
そうして、どちらも傷だらけの身を休めようと、一度個別領域の草原へと向かう。動ける程に傷が癒えたなら、当然、最後の戦いを観戦するつもりだった。* ]
[身体を動かさずにいれば、治癒は徐々に進んで行く。
ツェーザルに抱えられ移動する間も傷は塞がっていっていたが、胸に受けた深い矢傷が塞がるには時間がかかりそうだった]
[個別領域の草原へと着けば、最初にしたように大木の根元に横たえてもらう。
胸の傷に障らぬよう、仰向けに寝転がってしばしの間治癒に専念した**]
─ 回想/準備中 ─
[身支度を整えて、ぱちんと扇を鳴らしたは気持ちの切り替え。
そろそろ月の舞台へと向かおうか、と主からの呼び水に一度うむ、と頷いてから]
のぅ、主や。
儂はずぅっと、この場において座は飾りと言うておったろう。
何故儂がそういうか、主は分かるか?
[ふと、男に向けて切り出したのはそれまで交わした言葉とは脈絡のないもの。
主がどのような顔をみせるか、竜はそれには構わずに言葉を続ける]
この舞台が何故に用意されておるか、それは儂にもあずかり知らぬこと。
じゃがの、幾度と呼ばれた故にこの舞台の在りようは推し量れる。
この月の舞台は、言うなれば一つの『せき』じゃ。
主らの世界と儂らの世界を隔てる関であり、
この場に流れ込むだけの力を持ち、
この場が耐え切れるまでの力しか持たぬ者を通す堰。
本来の力がどれ程であろうと、この場に喚ばれた時点で力の差など有って無いようなものとなる。
それこそ、どれ程川幅が違おうと堰が通すを許す幅しか水が流れぬと同じ様にの。
主は魔術を上手く使えぬと言うておったが、主の身に宿る力は膨大じゃ。
それを使えばいくらでも魔術など使えるだろうに上手く使えぬ、ということは。
おそらくは主の身の内、もしくは主自身が堰となっておるのじゃろう。
[そういうと、男の胸に当てたままだった扇を己の手に戻して]
これを言うて何がどう変わるとは思うておらぬ。
じゃが、ほんの少しだけ頭の片隅に置いておいても邪魔にはなるまい。
…まぁこれは建前じゃがの。
主は儀式の折、儂の力を利用したであろう。
それなのに主自身の力は上手く使えぬなどと言われるが納得いっておらぬだけじゃしのぅ。
[そんな風に笑って言う竜の声音、隠す気もない気位の高さも男はもう馴染んだものか**]
― 個別領域 ―
[草原に聳え立つ大木。
その下で寝転がり、休息を取ることしばし。
傷の治癒は進み、重症だった胸の矢傷も内と外の両方から塞がっていく。
完治にはまだ時間がかかるが、動くには支障がない程には傷は治癒していた]
ツェーザル、傷の具合は?
[魔力やメルヒオルの血が必要であれば分け与えようと問いかける。
既に流れた血では治癒の効果はない。
ヴィンセントに渡した時のように凝縮したものならば話は別だが、治癒効果があるのは鮮血の時だけだった。
血を求められるなら、最初に与えた時のように小型化したランスで指先を突く心算*]
[新月の空のした。
月の舞台に力が踊る]
『さてさて』
『此度はどちらに傾くかな?』
[楽し気な声の後、しゃらん、と鳴るのは微かな鈴の音。*]
― 回想/準備中 ―
ん?そりゃ、偉ぶる気もないため、あるいは召喚者を調子に乗らせじゃないのか?
[舞台に向かう直前のこと。
アデル>>26からの問いに、首を傾げこたえる。
舞踏会初参加者として、さほど考えていなかったことであり、推察>>27を聞いていく]
ほう、言われてみれば強い竜を呼べば、それだけ優位になるというのは意味を考えるならば、ルールとしての公平さは損なわれていると見えるか。
[舞台を整えているものがどのような意図をもっているかまでは知らぬが、制限をかけられて尚。立ち上がれる強者ともいえるものが選ばれた。
篩いにかけられ、そして篩いをかける。そういう仕組みであるともとれば、合点がいく面もあったが――あくまでそれは竜に関してのみと思っていたところで、扇>>28で胸を軽くたたかれる]
ああ、力だけあって使えないな。
声帯はあっても発声するための口がない。のと同じだ。と言われていた。
[生活魔術――その延長の錬金術の一部だけ、というものであったが、アデル>>29からは違う評をもらう。といってもだ。]
…むしろ、堰がかけられたのはアデルのほうではないか?
[一応ああいうように、術を利用する―――というよりも解除して扱う。ということだけはしてきたが、あそこまで上手くいけたのが作用したようなとは思ったが、次の言葉>>30は納得がいくものがあった。主にそのいいように]
では、やはりそういうことで……とはいえそうだな。できぬできぬというのも誇りを穢すということは覚えておこう。
[その辺り、相手を選べ。そういう認識のように思いながら、気位の高い言葉にも慣れたもの、むしろらしいな。と口元を緩めて頷き答えた*]
― 個別領域 ―
[ 体の方は元気に見える竜だったが、剥がれ落ちた鱗が、ほとんど再生しないのは、やはりそれだけ、力を使ったということだろう ]
大丈夫だよ。
[ それでも傷を案じるメルヒオルに>>+21竜はそう答えて笑う ]
あー、でもお前の血は魅力的だな。
いや刺すなよ?
[ 自分に血を与えようとメルヒオルがランスの切っ先を指に向けると、慌てて止める ]
時間はあるんだから、今はいい。
それより、舞闘会のフィナーレ、見に行こうぜ。
[ ある程度回復すると、決戦の様子を見に行こうとメルヒオルを誘った* ]
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