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─ 薔薇アロマエステ ─
火山灰風呂でお肌しっとりつやつやになったら、次は薔薇アロマエステでうる肌もちもちになって、香る女の魅力で彼をメロメロキュンキュンにさせちゃえ?
ちょっと、ヴィカったら、なんなのよこれー。
[真っ赤になって文句を言うけれども、結局素直にエステに来ちゃう]
あの、薔薇アロマエステってここですか?
チケットはこれで。
120分全身スペシャルフレグランスコースでお願いします。
[薔薇のアロマオイルを全身に塗られて、薔薇スチームにも包まれる。
エステティシャン3人がかりで肌のマッサージはもちろん、髪やネイルの手入れもされて、夢見心地の120分。
だから絶叫タイムは逃しちゃったけど、言っておかなきゃいけない気がした。]
あけましておめでとう!
さっさと迎えに来なさいよ、馬鹿ーーーーー!!!
[どこかの海を走り回ってる人に向けて。]
― サロン ―
[アレクトールを乗せた複葉機が飛び去っていく。
その翼が見えなくなるまで、サロンの窓から見送っていた。
帰り支度を手伝った時に荷物に入れたものには気づいてもらえるだろうか。
先ほど宿のフロントで頼んでおいた、カフェ『アンダー・ザ・ローズ』特製の「薔薇のスイーツコース・お土産付き」のチケットを忍び込ませておいたのだが。
国での厄介な問題を片付けるだろう彼への、ねぎらいのつもりだった。]
さて。
次の迎えの機が到着するのはいつになりますやら。
[待ち人来たりて去ったので、再び待機時間になってしまった。
食事の続きでもしましょうか、と宴会場に向かう。
先ほど、聞き覚えのある鼻歌が聞こえてきて止んだから、宴会場の中が大惨事になっていないとも限らないけれど、乱闘の音は無かったから、きっと誰かが止めたのだろう。]
あー、つまり、あんたもその狼と同類ということでいいのか?
似た者主従というか、何と言うか。
[ 無事に帰るのが普通じゃないらしい様子といい、本気でやりあうのが楽しそうと、本当に楽しそうに言ってのけることといい、と、苦笑して ]
しかし、そうか、だから一緒にいるわけか。
[ 似た者主従は、自分達も良く評される言葉の一つだったな、と思い出し、しみじみとそんな言葉を落とす。そういえば、別の意味での似た者主従も...と、思い出しかけていたところへ、
......気持ちは解らんでもないな。
[ 暫しの沈黙の後、笑み含んだ声でそう漏らした ]
― 宴会場 ―
[宴会場の扉を潜り、中をざっと確かめる。
思った通り、さほどの騒ぎにはなっていないことを確認してから、鼻歌の元凶に一瞬視線を留めた。
やはりというか既知の人物ではあったが、素知らぬ顔で視線を外して料理が並ぶ場所へ向かう。
紅茶とケーキ二切れ、それとフルーツ盛り合わせの皿を手にテーブルに着き、喧騒を眺めながら食べ始めた。]
あら……お世辞を言っても何も出ないわよ?
[>>22と言いつつまんざらでもない顔]
良すぎるのは落ちるばかりだもの。
そうそう、末吉から少しずつ良くなっていくのがいいのよ。
あら、川があるのね。
私も後でお散歩してみようかしら。
そうねえ、占いも村騙りも教えたりするから……。
そう言えば私のお部屋が「統一占いの間」だったわ。
白と黒が基調で、可愛いパンダのクッションが置いてあったの。
みんなそれぞれ違うのかしら。
シルキーのお部屋はどんなだった?
……あら。
いま、女の人の声がしたような。
[>>24遠くで誰かが大声を出していた気がする]
私の他にも女性客がいるのかしら、それとも旅館の人……?
ふふ、温泉で気持ち良くなって歌っちゃってるのかも。
だろうな。
おまえからは、命を的にしてきた人間の覚悟ってやつを感じる。
殴られりゃ殴り返す意地と誇りと、
守るものがあるからの肝の据わりっぷりもだな。
[いろいろな戦をしてきたというタクマに頷いた。>>27
酒に関しては、毎回ああなるならそりゃ飲まない方がいい、と同意しつつ]
おれとあいつが同類?
あー、そうかもなぁ。
[似た者主従と言われれば>>28、いくらか納得した。]
おれは誰かと本気のやりあいをしたときに、そいつのことが一番理解できるんだよ。
あいつは、そういうんでなくて、戦そのものが好きらしいんだが…
体張って自分の力全部出し切っているときに、生きてるって感じるあたりは同じだろうなぁ。
[自分のことを振りかえりつつそんなことを言う。
話がアレクトールに及んだ時の相手の反応には、お、と口を開いて、知り合いか?と聞いてみた。]
占師に、過去を読まれてでもいるようだな。
[ オズワルドの言葉を聞いて>>33目を細める様子は、その評が当たらずとも遠からずであると、告げている。
そうして、黒い獣と彼との間に存在する絆の一端を聞かされると、なるほど、と頷いた ]
ああうん、そうか...確かに、あんたは、戦に飢えるタイプには見えない。
[ 強者とのぶつかり合いに楽しみを見出すことはあっても、それだけのために生きる人ではないだろう。彼は戦の先の、もっと大きなものをその背に背負ってもいるように見える ]
だが、あの黒いのには、戦は生きるために必要なものなんだってことか。
[ それも血に飢えるというのとは、多分違う、戦いそのものを、求めて止まない荒ぶる魂...或いは戦神の化身と、呼ばれる事もあるのか...ふと、そんな考えまでも浮かぶ ]
なんだろうな、おかしな話だ。
俺にも、戦を好む癖は無い筈なんだが...あんた達が戦場に立った所を、見てみたいと、何故かそう思う。
[ それは恐らく、とても恐ろしく、そして美しい光景なのではないかと、そんな風に思える。これも酔いの齎す幻影の一種か...男には計り兼ねたが、今この瞬間に感じた紛れも無い本心だった ]
知り合い...だな。実は以前、戦争したことがある。
[ アレクトールについて問われれば、くす、と笑って、ごく正直に答えを返した ]
あの人は太陽だ。手を伸ばしても、その光に灼かれる覚悟が無ければ、触れることさえ難しい。
だが、それでも挑んでみたいと思わせる...なかなか勝てそうにないがな。
[ 言って、つまみ代わりにならべられていた重箱の中の伊達巻きを摘んで、ぱくりと口に放り込んだ ]
そう言うおまえも相当な占い師だな。
[タクマの評に笑って答えたのは、読まれているなと思ったからこそ。
これだけの短い会話でそこまで見抜かれるとは、ますます面白い奴だと感心する。さすがに、戦神の化身とまで聞かされていたら笑い飛ばしただろうけれども。]
戦が見てみたいんなら、おれのところに来いよ。
一緒に来れば、いくらでも見せてやるぞ。
おまえみたいな使える奴は、いくらでも歓迎だ。
[気づけば本気8割くらいの力加減で
[表敬訪問を兼ねて○居のお堀に着水したかはさておき、件のカフェ店へ向わんと、手荷物を改めたとき、扶翼の心遣いを発見した。>>25]
どこまでも、おれのことをわかっている。
ああ、おまえは今も"ここ"にいるとも。
[カフェのマスターに、紅茶をふたつ、と頼んで、彼の視線に重ねて、ガラスに映る影にカップを掲げた。]
そいつは羨ましい。
[アレクトールと戦争したという打ち明け話には、素直にうらやましがる。
その後に続く人物評にも、幾度か頷いた。]
だな。あいつは自分で光るやつだ。
あの光を目指して一緒になって引っ張られていく連中が大勢いるんだろうなあ。
くっそう。やり合いてぇ。
並んで戦うんでもいい。
絶対、面白いだろうなぁぁ。
[こちらは本気10割の声だ。]
[>>2:72狼と酔っ払い客はじゃれ合いで済んだようだ。
それに胸を撫で下ろしつつ、ワインを進めていく。
軽いものばかりだったし、新年らしくチキンでも食べようか。
日本のおせち料理も皿に取りつつ、席に戻る。
新年といえば、ガレット・デ・ロワだ。
弟が陶器人形を齧って大騒ぎしたのを思い出す。
――随分と昔の話だ。]
あぁ。
――電気ウナギ湯に挑戦するのを忘れていたな。
[飲酒後は危険だし、もう日付を越えてしまったからやらないが。
アナウンスによれば、臨時便が出たらしい。
此処はカフェもやっているのか、などとぼんやりと考える。]
[デザートを楽しみながら宴会場の声に耳を傾ける。
シルキーと話している彼女が占い師らしい(勘違い)ことや、どこからか届く叫び声なども聞いていたが、どうも先ほどから、あまり近づきたくない場所から、気になる単語がいくつも聞こえてきた。
太陽とか、戦争したとか、挑んでみたいとか。]
…………。
[しっかりケーキふた切れとフルーツ盛り合わせを平らげてから、話をしている二人の方へと歩み寄った。]
お久しぶりですね、タクマ・ナギ。
盛り上がっていらっしゃるようですが、なんの話をされているんです?
[相手方に、失礼、とひとこと断りを入れてから、タクマに視線を向けた。]
[そんな時、携帯端末の通知が鳴った。
メールだ。
俺は画面に指を滑らせる。]
……フェリクスか。
『新年あけましておめでとう。
今年も宜しく。
楽しんでるか?』
[部下からはまだ連絡は来ていないから、やっていたとしても内輪のパーティーでのサプライズくらいなのだろう。
正月を共に過ごさなくなって十年以上になるが、こうして態々メールを寄越すのは変わらない。]
『新年あけましておめでとう。
今年も宜しく。
まぁな。久々に賑やかな正月だ。
風邪をひくなよ。』
[いつもよりも幾分か穏やかな気分でメールを送信する。]
[タクマとの話に興じているところへ、割り込んできた人物に視線を走らせる。
と、一点で目が止まった。]
あ。
なんだおまえは。
[I LOVE 貴族などと掛かれている団扇を目にした瞬間、思わず剣呑な声が出る。
この男を知るものなら誰もが知っているのだが、この男、筋金入りの貴族嫌いだった。]
はい?
私が何者か、ですか?
[ごく穏やかに話に入っていったつもりだったのだが、もう一人の男に睨まれた。>>45
なにか機嫌を損ねるようなことをしたのか、と考えるより先にいわれのない敵意への反発を返しかける。
だがよくよく相手を観察すれば、どうやら帯に刺してある団扇を向いていた。]
……ああ、これ、ですか?
フロントで配られていたものをもらってきただけですが、要りますか?
[まさか相手が貴族嫌いなどとは想像もつかず、未だ疑問符を頭の中に飛ばしながら団扇を勧めてみる。]
[熱燗とワインをちゃんぽんした所為か、強い眠気が襲ってくる。
布団で寝たいものだが、足は動いてくれそうにない。]
…少し寝るか。
[寝たら酔いも醒めるだろう、と酒で回っていない頭で判断。
皿を机の隅に寄せると、机の上に腕を乗せ、その上に頭を乗せる形で目を閉じる。
4(10x1)分後には寝息を立てていた。**]
いらねぇ。
[団扇をお勧めされて即答を返す。
ついでにぶん殴ってやろうかとちょっと思ったが、相手がたまたまあれを手渡されただけ、という可能性に思い至って自制した。]
いや、何でもねえよ。悪い。
貴族ってやつに嫌な思い出しか無くてな。
[溜息つきつつ、謝罪する。
よく自制するようになった、とこの男を知るものなら思うだろうし、現に黒もふはそういう目でこちらを見ているっぽかったけれど、たぶん相手が「実は貴族です」と言おうものならやっぱり殴る、かも。]
はは、魅力的なお誘いだが、俺には帰るべき場所があるからな。
[ 本気八割の誘いには、笑ってそう答える。帰るべき場所、と口にした男の表情から、それが譲れぬ場所であることも伝わったか ]
...並んで来られたら怖いことになりそうだな。俺の所には攻め込んでくれるなよ?
[ 続いた本気10割に、肩を竦めたところで、ルートヴィヒが近付いて来る ]
ああ、久しぶりだ。ヘ...あの方は一緒では?
[ 挨拶に返して真っ先に尋ねたのは、気になっていた事柄だったが、なんだか、別の問題が発生した雰囲気に、おや?と首を傾げた ]
はあ…。そうですか。
[些か芸のない返答になってしまった。
けれども、そうとしか答えようもないだろう。
幸いというべきか、別に自分は貴族ではないが、目の前の男が放つ気配はどことなく危険だった。
こんな男をトールに近づけたら、なにが起きるかわかったものではない。
気を付けよう、と心に留める。]
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