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少なくとも、今のあなたよりは信頼できると思うけど!
[駆け寄る音が聞こえれば、振り返って対応しようとする。振り下ろされるナイフの軌道を避けようとした、そのとき]
ジェフロイ!?
[腕の落ちる音に、一瞬気を取られる。
気付いた時には、胸元にナイフが刺さっていた]
しまっ、た……。
[横向きになろうとする身体を知覚した時には、すでに全身の感覚が失われていて。それでも、ジェフロイの持つナイフだけは手放さないようにしながら倒れこむ]
[廻る思考は、銃声により断ち切られ。
途切れた言葉の意を問う暇もなく、二階へ向けて階段を駆けあがった]
……っ!?
[駆け上がった先で感じたのは、強い血の臭い。
思わず足を止め、数度、咳き込んだ。*]
そうだな、お前の言う通りだ…っ!
[避けられる、そう思ったがナイフを持つ手に確かな感触。ローレルはジェフロイに気を取られたようだ
彼女の胸を赤く染めたナイフを抜き取り、倒れる音を耳に彼を見れば]
…………そんなにこいつが大切だったのか?
[ジェフロイは、息絶えていた。
撃ったのは彼女の筈なのに、ナイフを譲り受けて、その最期に反応し人狼を討ち損ねるなんて。
二人の間に何があったのか、それは自分が知るべきことではない]
[この男が嫌いだった。
それは性格が合わないということよりもむしろ、ならず者と呼ぶべき生き様やよく漂わせていた酒の臭いに己を襲った狼を思い起こさせられるからで。
ジェフロイからすれば八つ当たりと言ってもいい理不尽なもの、いや…アルビンに対しての思いだって同じだろう。彼らは何も悪くはなかったのだ]
…恨んでいいよ。
[どちらにともなく呟く。
もう二人には何もする気はなかった。ローレルが掴んだままのナイフのことは、意識の外に]
[「知ろうとしなかった」、つまりはそこに行き着くのでした。
わたしは鼻で笑うと、それ以上返事をしませんでした。
わがままなのでしょう。
誰かが知ろうとしてくれるのを待っているだけ、
自分では全て言ったつもりになっているだけ。
お互いにそんなことを分かっているのであれば、それ以上追求をしません。]
[自分を強くないと評価するフランツ。]
自信が無かったんじゃないのかしらん。
「いいこ」なのがあなたなんだと、自分でも決めつけていたのかもね。
[正解はわたしには分かりません。
それはフランツの決めることだわ。
わたしは少しおせっかいね、悪い癖かもしれないわ。]
居場所無くしても外に行こうとするあなたを
受け入れてくれる誰かがいると信じられたら良かったのにね。
[わたしはさて、まるでモノを考えない子どもでしたので、懲りるということを知らずに怒られてばかりいました。
「おにいちゃん」も、オットーも姉さんもそんなわたしと遊んでくれていたので、それは幸せ者ということだったのです。
反してフランツは大人に自立心を徹頭徹尾へし折られた不幸ものだったということです。]
諦めるしかないって状況には、同情するわ。
わたしはあなたをなじっていじめていたし、
相談をもちかけようだなんて、フランツだって思いもしなかったことでしょうし。
[それら過ぎ去った日々のことです。
もうやり直すことは許されません。]
[フランツは、ようやく年頃の青年らしい素直な表情を見せました。
ええ、ええ、わたしには見えております。
魂の扱いにはずいぶん慣れていますからね。]
ばかは死んでもなおらない、ってよく言うけれど
あなたはばかじゃなくて良かったわ。
[自分で言っていてくすくす笑いが止まりません。
やはり、若者と話すということは良いものです。
特に、精神や肉体の成長するさまを見つめるというものは。
さて、何か知っているかと問われれば、たいていのことは知っているのですが。*]
うーん、そうね。
今回のことの発端の、直接の原因は彼よ。
[ラズワルドがわたしを呼んでいます。
「聞こえているさ、見えているとも。」
そんなお返事をしたって彼には聞こえません。
あれら全て彼の人生です。
わたしはそれを見守るのみです。*]
[場所が悪かったのか傷痕からは血が勢いよく流れだし、それと共に急速に意識も遠のいていく。
よく話に聞く"走馬灯"という物も、私には見せてくれないらしい。
それでも、そのわずかな意識を集めて言葉を紡ぐ]
そ、う。大事、な、……
あな、た、には、、人狼には、分か、らない、でしょう、ね。
[そして、こちらから視線をそらす彼の背中を確認すれば。その無防備な所に、銀色のナイフを投げる。
ほとんど力も込められていないから、当たったところで致命傷には成り得ないだろうけれど。少しは――残された者が対抗するのには――意味があると信じて。
……ナイフが当たるかどうかを確認することも叶わず、意識は黒く塗りつぶされた]**
[もし、これがコンスタンツェだったなら
自分はどうしただろう?もう信じられていないことを理解しても同じように出来ただろうか。
…きっと一度は説得を試みた。ローレルのことだって大切だった筈だが、それは情の差、かもしれない。]
(帰れなくて、ごめんなさい。
護れなくて、ごめんなさい。
殺してしまって、ごめんなさい。
最後に頭をよぎるのは、そんな思い――)**
[実際は致命傷にはなりえなく、大したものでも無かったのかもしれない。
しかしそのナイフは“銀で作られていた”、無知なオットーが知る由も無いがそれは人狼に対抗するにはとても効果的な。
狩人の武器だ]
[抑えられない悲鳴が響き焼けるような痛みが身体中を走る、まるであの時のようだ。]
ぃ ……た
…… けて
お に ……
[何とかそれを抜き取り投げ捨てる。
力無くうずくまり、荒く呼吸を繰り返した]
夢を語れる誰かが居れば良かったんだろうけど…。
周りの大人は、皆…
[そこまで言って、あぁ、と一つ思い当たる。
一人だけ、違うことを言ってくれそうな人が居たのに。
諦めて、夢を口にすることすら止めてしまったために伝えることもなかった]
…父と同じ考えをする人ばかりだったから。
否定され続けるのが苦痛で、楽な方に逃げてしまっていたんだと、思う。
[冷静に分析出来るのは、過去となった今だからこそ、なのだろう。
これが生きている間に出来ていたなら、何か変わったのかも知れないが、それもまた単なる推測に過ぎない]
はは……さっぱりした解答ありがとう。
来世…どうなるかな。
また人として生まれることが出来たなら、あるいは。
[人でなければ本能のままに生きるだろうから、それはそれで良いのかもしれない。
先のことは予測し得ない。
ただ、今度こそ、望むままに生きることが出来たら良いとは思う]
[ばかじゃないとの言葉には、少しだけ眉を下げて]
死なないと証明出来ないってのもなんだかな…。
生前の俺はばかだったと思うけど。
[笑うコンスタンツェにつられてフランツも笑った。
こんな風に語らうのが何だか新鮮だ。
もっと前からこんな風に出来れば良かったのに、と思うも詮無きこと。
今こうして話せるだけでも良しとする]
[そんな風に笑っていたのも束の間。
直接の原因と聞いて、フランツの目が瞬く]
詰まりそれって……村人を襲ったのは、ってこと?
[発端の、直接の原因と言えば、それしか思い当たらない。
問うばかりになっているが、それは知りたいが故のこと*]
……これ、は。
[倒れたジェフロイと、ローレル。
傷を受け、蹲るオットー。
何が起きたか、誰が誰を傷つけたのか、一見してわかり難い状況の中。
亜麻色が向かうのは、死者ではなく、生者の方]
オト、しっかり。
今、手当てするから。
[傷の深さはわからないが、まずは止血をするべきか、と。
思いながら、傍らに膝を突く。
先にたどり着いていた猫はやや、惑うような仕種で周囲を見回しつつ、にぃ、と鳴いた。*]
[組み敷かれた床の上、獣の牙が与える焼き付くような痛みと中ぼくは声にならない声で助けを求めた。両親でも、村の大人達でも、ましてや神様でもなく、アルビンに。
今は自分が獣となってしまった。冷静であったなら彼を呼ぼうとなんて決してしなかっただろう。それはとても恥知らずで厚かましいことだから。
それなのに、……「オト」懐かしい声が、聞こえた]
……ぁ
に ちゃ……
[違う、違う。手当てなんてしなくていいんだ。あなたの弟はもう死んで、今ここにいるのは化け物なんだ。
それなのに“やっと助けに来てくれた”そう思えば枯れた筈の涙が溢れ出していた。]
[言葉にならぬ想いは知れない。
自分がいない間にあった出来事、それが齎していたものも。
だから、今の青年を動かしているのは、昔とまるで変わらないもの──『おにいちゃん』と呼ばれていた頃の在り方で]
……今は、喋らなくていいから。
[聞きたい事はそれこそ山ほどあるけれど、今はそれは置いて。
寝台から取ったシーツを裂いて即席の包帯を作り、応急処置を施した]
[ディルドレも共に現れただろうか、もし彼女やアルビンが何かを問い掛けてくるなら答えようとはする、落ち着くまで上手くは喋れないだろうが。
何も言葉を掛けられなくとも、譫言のように「違う」「僕は」そう幾度も繰り返す様子を見せる**]
……まったく。
そりゃ、いる時は泣いていいよ、って昔言ったけど。
[涙が溢れる理由は知らない。
だから、声に宿るのはなんでここで泣くかな、という困惑を込めた響き]
……立てそう?
部屋まで行けるかな。
何があったかは、落ちついたら聞かせてくれればいいから。
まずは、休んで。
[そう、言いはするけれど。
ディルドレが状況を問おうとするのであれば、強く押し止める事もしない。
いずれにせよ、生者の手当てがすんだなら、意識が向かうのは死者たちの方]
……ぼくに弔われても……嬉しくないかも、しれませんが。
[零れる呟きは、ローレルに向けて]
祈る事は……赦してください、ね。
[自分には、それしかできぬから、とは。
口にする事はないけれど。**]
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