情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[近くの木箱から確認していこうと、一つ一つ順番に中身を漁る。
ホッチキス 、 地球儀 、 携帯食料 、 銃弾×1ダース 、 傘 …
アレも違うコレも違うと、暗闇の中で難航する作業にため息をつく。
次こそは、と6つ目の木箱の中身を確認すると、そこには探し求めていた毛布が。
悴んだ手でそれを取った瞬間に聞こえた自分を呼ぶ声。
目が覚めたのかと安心する前に、焦るようなその声色に驚き振り返る]
ジーク…!?どうした、何かあったのか!?
[暗闇に向かって叫んで、毛布を掴んだまま声のする方へ走った]
[途中で止まったその手を取って、一方的にぶんぶん握手だけして解放した。
彼の顔に一瞬滲んだ感情に気付きはしたが、子供みたいだと微笑ましげに笑っただけで何も言わず]
おや残念。
いい練習相手が来たと思ったんだけどね。
[特に様が無いならこの場を離れる意図を示す様、コートを取って戻ってから、踊る訳でもないのに自分しかいないダンスホールに顔を出した彼に怪訝な顔をして見せる事で、何か話があるならばと、その先の言葉を促してみて]
[奥手から物音と、イェンスの声が聞こえた。
よろめいていた足取りは一歩、また一歩と力強いものとなり
彼の気配を察する方角へ、真っ直ぐに向かい――
彼の身を片腕へと抱き、どん、と壁面へ縫い止める]
――…、イェンス、怪我は…?
[そのまま彼の耳を片手で触れつつ、反対側の耳を毛繕いするよう
ちろちろと舐めていく。
"狼獣人は、兎の耳を齧る"
――…心配だった彼の耳から血香がせぬと気づけば
ほっと肩を撫で下ろし]
良かった、……無事だったか…
[シュテラから話を聞き、このゲームには役職があることを聞き出す。]
「村人」「狼獣人」
それと「特殊な役職」…ね。
[特殊な役職という新たな事実に頭を抱えることになるが、如何せんそれで何かが好転するはずもない。
とりあえずは「狼獣人」を船倉に送ることができれば終わるだろうと、安直に決めつける。]
んー、どう思うと言われてもなぁ。
説明もなしに始められたんじゃあ、わかるものもわからない。
>>#1:0の説明じゃ何も伝えられてないも同じだからね。
ただまあ、このゲームはどうあれ、「狼獣人」をどうにかできれば終わるとは見てはいるよ。
他の役職がどうなるのか知らないけどね。
[と、率直な意見を応えるだろう。]
>>30
[一度止めてしまった手をアイリは掴み、ぶんぶんと振り一方的に放される。
少し笑われたような気がしたが、一瞬だったため気のせいかと思い、とりあえずは無視することにした。
その後、彼女はダンスホールから出ていくのだろう。コートを手に取りそのまま出口に向かうが、こちらに何かあるのかという視線を送られたため、どうしようかと悩む。
ただ、率直に言えば]
(距離感がつかめない子だな)
[子供のように近づいたと思えば、すぐさま離れる。
その行動にこちらもやりにくく、ゲームについて聞こうという欲求がしぼんでいく感じがした。
そして、アイリからの視線に対して「なにもないよ」と教えるために手を振る。
彼女がダンスホールから出て行った後、たばこを手に取り、ただ一言]
面倒くせぇ。
[そう、ぼやいていただろう。]
[近付く気配に、ジークか?と確認する暇もなく抱き寄せられて。
その拍子に落としてしまった毛布へ、あ、と意識を持って行くと同時に壁へ縫い止められて、何事だと目を見開く。視界に映る銀色と、聞こえた声にやっぱりジークだよな、と確信して、一体どうしたんだ?と見上げた]
は?怪我…?別に、…っ!?
[無いけど、と続く筈の言葉は両耳に感じた違和感によって止められた]
おい!止めろ、擽ったいから!ちょ、ホント、ふは、う、ぁ、っ!
[突き飛ばそうとするも、擽ったさに力が抜けてぐったりと]
ぶ、無事だよ……。
普通に聞かれたら答えるぞ!なんで一々そんな確認の仕方したんだ!
[あぁもう一気に疲れた気がする、とため息混じりに呟く]
そういえば、此処寒いだろ。毛布見つけておいた。
ジークのせいで多分その辺りに落ちたけどな。
[ジロリと目の前の男を睨み付ける。一連の流れのせいで思わず赤く染まってしまった頬に、気付かれては無いだろうか]
[両腕の中へ彼の躯を閉じ込めるよう、壁面へ肘ごと委ね
鼻先を鳴らしながらの毛繕い行為。
腕の中の彼が、擽ったいと笑い出して漸く、我に戻る始末で]
……だって、よく見えないし。
絶対痩せ我慢するだろ、齧られてたら。
[かと言って、舐めて傷が治る訳でも無いのだけれど。
ぱたり、そう言えば下方から布の落ちる音がした、気がして
手探りで毛布を手に取り]
……寒いね。……お陰で毛深くなっちゃったし。
風邪引かないようにほら、取り合えずくるまってて。
[ふぁさり、彼の頭部から全身を包み込むよう毛布を掛けてしまおうか。睨む眼差しには気づけていない残念な男。
よく見えない、とずい、と目線を近づける。
視認するよりも早く、彼の頬…どころか顔が温かくて自身の頬でまた、摺り寄せてしまったり]
ね、なんかさ…、とてもいい夢を見てた気がするんだけど
――…あれって、夢だったのかな。
[いきなりの来訪にビクッと反応を示す。
扉の方に目を向けるとそこには先ほどのアイリが顔を覗かせていた。
ぼやきが聞こえたのだろうかという不安があったが、アイリの表情を見て霧散した。]
(ああ、そうか。たぶんこれが……)
[子供っぽくなっているのは嘘ではないだろう。ただ、それがアイリの全てではないことも事実だろうと推測し、ただ溜息をする。
アイリの質問にはすぐに答えず視線を逸らし、煙草を一服し、そのままは吐き出す。
そして、]
俺は誰かの味方にはならないよ。
俺は俺だけの味方さ。
[そう言い放ち、しっしっと手を振る仕草をして追い出そうとするだろう。]
……です、よね。
ありがとうございます。
[「狼獣人をどうにかできれば終わる」「悪趣味だな」――その二つの言葉に頷いて賛同を示す。]
これ、役職の……むー。見えない、です。
[男の差し出したスマホの画面>>33を見るが靄がかかったように役職の部分だけ霞んでいる。目をこらして見ても読み取れない。]
あ、あと投票ですか。
怪しい人は見かけなかったので、隅っこにあったランダムのボタンを押しましたが――ああ、投票先はドロシーちゃんになってますね……。
[スマホを取り出して投票先を確認する。意図しなかったとはいえども、子供に投票したことに若干の罪悪感を感じた。]
ダーフィトさんは、誰に?
[男の欠けた耳を見ながら、投票先を問う。]
やっぱ見えないか。
[物事というのは単純にできてはいないことに嘆息する。
まあ、だからこそのゲームだと思うことにした。]
んー、そっか。ランダムかぁ。
[ランダムを使ったと聞き、情報にならないなと切り捨てる。
嘘を言ってるかもしれないが、確認する方法がないためだ。
ノトカーにいれさせようとも思うが、ドロシーと違い、そう単純にはいかないだろうとも思い、まあいいかと捨て置く。
今の感じだと俺に投票することはなさそうだから。]
じゃあ心苦しいかもしれないが、誰かに投票してみないか。
また、ドロシーちゃんに投票するかもしれないし。
[そして、誰かに投票するように唆す。
ドロシーに投票したことに罪悪感を感じているなら、
ドロシーに投票がいかないようにランダムを使えなくするために。]
ん?俺はノトカーという奴。
会ったことなかったから別にいいかという感じで投票した。
[ここは素直に言うのが得策。
一度嘘を付けば、その嘘を隠すためにまた嘘を付かなければならないことを知っているからだ。]
ま、とりあえずはこのゲームをとっとと終わらせるために動くつもりだよ。
ジークとイェンスもいつまでも2人っきりで船倉の中に居たくはないだろうしね。
[ジークとイェンスが船倉に送還される前に何をしていたかを知らなかったため、
薄暗い船倉に閉じ込められていることは嫌だろうと思っていた。]
シュテラにも協力してほしい。
…ただ、まあどうやって協力してもらうかは不明なんだけどね。
[先行きがわからずという状況だったが
その不安を払拭するため笑顔を見せる。
しかし、困ってますというのを隠せてはいなかっただろう。
そして何もなければ、それじゃあ、と一言言って立ち去るだろう]
[痩せ我慢をしないとは言い切れず、うっと言葉を詰まらせる]
で、でも普通に少し触れば分かる。
本当にかじられてたら、舐められると多分滲みるだろうし、ジークも血なんて舐めたくないだろ。
心配なら、せめて触るだけにしておいてくれ…。
[心臓に悪い、という言葉は飲み込んだ。
毛布を拾って、何故か自分を包もうとするジークに慌てて口を開いた]
それは、ジークが寒そうにしてたから持ってきたんだ。今自分で言ってただろ、毛深くなったって。だからこれは危ないと思ってだ、な、
[近付く目線に思わず声が止まった。
一歩後ろに下がろうとして、何処にも逃げ場がないことに気が付く。
近いと口にするより先に、眠っていた時みたいに、甘えるように頬ずりをされて。
忘れた振りをしようと考えていた記憶が、次々と思い出されてしまって、どうしようかと慌てそうになった時に聞かれた問い。
ジークは、良い夢を見ていたらしい。
あれはジークに取って「良い」夢だったのだろうか?
それとも、別の夢のことだろうか?
迷って、口を開く]
…、どんな夢だ?
[少しの期待を込めて、ジークを見つめた]
……。
[また、の部分を強調して言う男の顔を見やる。
罪悪感を感じているシュテラにとって、男の言は一理あった。]
ノトカーさん、ですか。
そういえば私もまだ会ってませんね。
[なるほど、とこくりと頷く。だがまだ招待状を確認出来ていない手前、彼に投票するのは少し気が引けた。]
んー……そう、ですね。
じゃあ、シュナウザーさんはのけて……。
[小声で呟きながら、投票画面に並ぶ名前を見る
誰に投票すればいいのだろう。]
[男の協力して欲しい、という言葉にはこくんと頷き、
特に何もなければ男が立ち去るのを見送る。]
[彼の言う通りだった。
舐めて治る訳でもないし、尋ねて確認するなり、触れるなり
もっとスマートなやり方くらい、心得ていたはずなのに]
……そう、したかったんだ。
"耳を齧られた兎は快楽を覚える" 何処かでそう、聞いて……、
だから……、
[昏い欲求が、脳裏を巡る。
否、彼は無事だったのだし、そんな欲望は抱いて良いものではない。
自分で自分に言い聞かせ]
俺が寒さを感じるくらいなんだから、
君だって寒いだろう?
[そう言って毛布を被った頭部をぽふりと撫でた]
[毛布よりももっと、ずっと温かな温もりが傍に在る。
自分が気を失っていた時、温めていてくれたのは
ローゼンの薔薇の香の魔法ではなく、彼の腕だろう。
理解しながら、顔を持ち上げ… 褐色の眸を真っ直ぐに見つめた]
君に、……好きでいてくれ、って懇願される、夢。
君とたくさん、キスする夢。
――…おかしいよね、
…俺はさ、ローゼンさんの事があんなに好きだったのに。
今は、君のことばかり考えてる。
[自嘲気味に力なく、けれど幸福そうに、笑った]
― 温室 ―
[広い温室の一角、二人が居るかいないか確認もする前。
再確認するようスマホで眺めるのは皆に配られた配役の説明ページ。
わざわざ何とも判り難い場所にリンクを張っている辺り、ローゼンさんらしいなぁ、なんてちょっと笑う]
狼に敵対する配役は、ほんの僅か。
なのに何故ダーフィトは、あんな答えを返したんだろうねぇ?
僕なら、狼に味方すると答えるな。
それが嘘でも真でも。
……――ふふっ、なかなかおもしろいね。
[居なくなったら惜しいなぁと思いながらも、自分一人の投票で如何にかなるとは思い難く、まぁ選ばれた所でパーティ会場へご案内だと思っている気楽な思考の侭に、ひとつの名前を選んだ]
ところでこれ、耳を噛まれたくない人を守る唯一の方法が投票だって、気付いてる人居るのかなぁ?
[自分だけの味方の筈のダーフィトが、自分に票を入れてくれと言わない事への違和感がそこだ。けれどまぁゲームに積極的ではないだけかもしれないので、それ自体は深くは考えない。
噛む、といってもお遊びの範疇だと思っている危機感の薄い能天気だが、出向前に男にキスされて云々のやりとりを見ていただけに、ダーフィトが、自分は男に耳を噛まれることは無いと知っているみたいに見えた、例えば彼自身が――…**]
[ジークがなんだか、とても悲しそうな顔をしているように、見えて。
──そんなに 齧りたいなら、齧って、みるか?
気が付いたら口にしていた。自分が言った言葉にハッとして、慌てて誤魔化すように、なんてな、と付け足した]
寒いは寒いけど、これはジークの為に持ってきたんだ。後で同じ箱の中を探せばきっとあるから、先にそれはジークが使えばいい。
[納得が行かない、そしてまた撫でるのかと、むすりとした表情でジークを見た]
[無言で、ジークを見つめながら夢の内容を聞いた。
それは、自分が見た夢と同じで]
…それは、きっと夢じゃない。
俺も、同じモノを見ているから。
なぁ、ジーク、それは本当の気持ちだろうか?
ローゼンさんを好きだったジークの気持ちを、俺が薬で変えてしまったからでは、ないだろうか?
[幸せそうに笑って此方を見つめるジークの目を両手で覆い隠して]
──なぁ、ジーク、後悔、しないか?
[出来る限り声が震えないように、泣いてる自分に気付かれないように、ゆっくりと言葉を紡いだ]
好きだ、ジーク。
卑怯な手を使っても、俺を見て欲しいと、思うくらい。
[言い濁すよう後付けされた、打消しの言葉に小さく笑う。
戯れの中に彼の本音があるのなら、それはとても幸福な事だと、
……自分にはもったいない事だと馳せながら瞼を瞑り、左右へと首を振る]
君が本当に齧られていたら、そうしてたかもね。
誰かにつけられた傷ごと、俺が喰らうんだ。
……あ、俺は普通の兎だよ?
[誤解されては困るとばかり付け足し、朗らかに笑った。
何やらおこぷんな彼が可愛くて「ではお先に頂きます」とか
仰々しい言葉で毛布を受け取り、肩へと羽織った。
彼の温もりの移った毛布がとても、暖かい]
[夢じゃない、その言葉に双眸を瞠らせる。
そうだ、己は確かにあの、桜色の世界で、彼を――…
それらが薬の効果の所為、だった事も]
あの時は、わからないけど…、
今はもう、薬の効果は切れてるよ。
だってもう、桜色の世界はないだろ?
[彼の掌が、己の視界を遮る。
少しばかり震えているように聞こえる彼の言葉が、
直ぐ傍に感じる、熱い雫の気配が。
その囁きが――… 胸の奥を、熱くさせた]
なんでそんなに、……、
泣き虫なんだよ。
普段はあんなにしっかりしてるのに、
生真面目な癖に…
[己の為に、涙を見せる。
己を欲して、"卑怯な手"を使う。
まるで彼らしくない行動の発端が自分にあること、
……それが何とも言えずに嬉しくて]
――俺も、…すきだよ。イェンスのこと。
だからそんなに、泣かないで。
[ね?と、彼の瞼をキスを落とし
あの時と同じように睫毛を舐めた]
[微かに薔薇の香が伝う。
また誰かが、此処へと"強制送還"されてくるのだろうか]
毛布と、灯りと、食い物と……
木箱の中を一緒に、探そうか。
そういえば此処は君の古巣なんじゃないの?
[確か、船倉の木箱で眠っていたとか何とか言っていたような…
そろそろゲームが終わればいいんだけどね、
そう呟いて彼の肩を抱き、とん、と背を叩く。
幸福な感傷にずっと浸っていたかったのに
状況がそれを赦してくれない事に、溜息を零しながら**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新