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は……言われるまでもねぇ、よ!
[道を創れ、という声>>341、応じて羽ばたく、銀の翼]
この世界の
[言霊が紡がれるに合わせて高まるのは、『想い』の力]
この世界に生きる者の『想い』と願い……
[言霊と共に、剣を高く、差し上げて]
……創れ!
[あらゆる意味での全力を込めて、振り下ろす。
透き通る剣から迸るのは銀色の光の帯。
それは先へ進まんとする者たちの行く手を阻む戦乙女たちを吹き飛ばし、文字通り道を拓いた。**]
[>>347後方から聞こえてきたのは、かみさまの声。
その声が示す通り、黄金の槍が地から伸びる根に絡め捕られていく。
その根が帯びる光は、私が離れたあの地、あの樹の]
タイガ!!!
[鋭く、大きな声で名を呼べば>>355魔獣も先の申し出通り応えてくれた。
投げ飛ばされるに合わせ、ぐ、と足を踏み込めば身に纏う風も向かう先を誘導してくれる。
>>352カーペットのように奔る銀色の光が、私の持つ水の剣に煌き、宿る]
───!!!!
[視線の先、白に身を包む彼女の手に纏う炎が声に応じて黄金の槍を包みこむ。
地から絡みつく根が炎を帯びて、更に燃え盛るそれはより大きな炎となって、私を待ち受けている。
それを見て、に、と笑ったのは狙い通りにいったから。
片手に持っていた水の剣を両手に持つと、炎纏う槍に正面からぶつかるように構え]
──!
[接触の寸前、放った声に応じた剣、水が何倍にも膨れ上がった。
巨大な炎と、大量の水。それらが一気にかち合えば何が起きるかなど分かり切ったもの。
一気に蒸発する水と拡散する熱が引き起こす爆発は、宿した光ともども黄金の槍すら飲み込んで]
ぁ───!!!
[引き起こした私も、当然爆発に飲み込まれる。
想定以上の熱と蒸気は、風の防護すら弾き飛ばしてしまい。
護りを失った私の身体は、たやすく失われてしまう筈──だったのだが]
ぇ………
[何故か、私は無事だった。
防護が外れていなかったのかと思ったが、私の風は外れたまま。
びりびりに裂けて肌を曝している衣服も、私が爆風に飲み込まれたことを証明している。
何故、と思う私の周りを包む光と。
露わになった胸、なだらかなそこに揺れる赤い実が罅割れていることに気付く余裕を得るには、もう少し*]
[光に護られ、未だ残る熱と蒸気にも害されぬままの私はともかく。
私と同じく、間近で爆発を受けた始原の秩序はどうなったか。
自分の身に起きたことよりも、そちらに意識が向くは当然。
足元に落ちたストールに宿した水は既に無く、肩に羽織ると彼女の方へと顔を向け]
……まだ、続けますか?
[問答はしない、と聞いてはいたけれど。
それでも、問いかけてみたくなった*]
[抗うものたちの声、そして、振るわれる力。
そこに宿るものは、『始原の混沌』の存在を揺るがすもの。
故に、高まるのは、滅しなくては──という意識、ただそれのみ。
それは黄金の槍に宿る輝きと、阻まんとする戦乙女の攻勢が端的に物語る、が]
「………………」
[幾重もの防壁に阻まれ、強大な力に晒されてなお、やって来た者たちは抗い続ける。
戦乙女の翼を奪う圧、槍を振るうを妨げる炎、色とりどりに煌めく光、根を伸ばす大樹。
そして、銀の煌きが拓いた道を、疾駆する漆黒と──]
[そうして、『始原の秩序』が消え失せた後。
伝わってくるのは、振動。
主にして力の源である存在を失った事で、天空城が空中崩壊を始めている──とは。
多分、簡単に気付ける事。**]
[>>363あの爆発を間近に受けても、彼女はその姿を保ったまま。
それでも湛える力は、見目にも随分と弱くなっていて。
まだ続けると言われれば、私もそれを拒むつもりは無いけれど]
…私は、人間が嫌いです。
エルフが嫌いです。
自分と異なるものを受け入れられない、世界が嫌いでした。
[沈黙に、今まで胸の内だけに秘めていた思いを語る]
けれど、憎むことはできなかった。
一時は、私を受け入れてくれる人もいたから。
その後裏切られても、追われても、離れるしかなくても。
秩序を反しても、私に温かさをくれる人がいたから。
そして、どんな異質であっても全てを受け入れてくれる居場所を得られたから。
色んな人が、色んな思いを抱いて生きている。
そんな混沌に救われて、私は貴女の前に居るんです。
[私の言葉は、力の塊たる彼女には届かぬもの。
そう思っていたから、一方的に話すだけだったのだけれど。
向けられた視線、ぽつり、ぽつりと落とされた言葉に驚き、その顔を見上げた]
[私の瞳に映ったのは、それまでの能面のようなそれではなく。
>>364穏やかな微笑みは、私の顔をその瞳に映した刹那、黄金の羽に隠された。
蒼穹を上り舞い散るその光は、彼女の姿模っていた全てを奪い、消えていく。
座り込んだ床を揺らすそれに気を払うことも出来ぬまま、光が消えた先を見つめたまま*]
[放った一撃は文字通りの出力全開。
『想い』を託した祈りの閃。
それが道を拓いた果て、生じたのは力と力のぶつかり合い]
って、ちょ、わっ!
[慌てて高さを稼ぎ、爆風に巻き込まれるのを避ける。
渦中のイースに護りの術を──と思いはすれど、先の一撃に思いっきり力を入れていたからすぐには使えず]
って、あれ……。
[さすがにこれは、という嫌な予想は、温かな光が覆してくれた。
『始原の秩序』も相当なダメージを受けたよう。
イースとのやり取りは、ここまでは届かないが、先ほどまでとは違う空気は状況の変化を伝えてきた]
……
[やがて、黄金の羽が舞い散る。
それと同時に、聖魔剣が歌うような音を立てた。
先ほどまでの、警戒音とは違う。
舞い散る羽を送るような──とても、穏やかな響きで]
……かえった……のか?
[呟きに応えるように、歌い終えた剣がりん、と鳴る]
そっか……。
[呟いて、空を見上げる。
『始原の秩序』が消えた事で、各地への攻撃も止まったのか、そらは、あらゆる意味で静かだった。
とはいえそれは、嵐の前の静けさ、ではあるのだけれど。*]
[蒼穹の下を黒の獣が駆けていく。
その背を離れて小さな黒い影が跳ぶのが見え、すぐに爆発と、もうもうと上がる蒸気で見えなくなった。]
……。
[動けないまま見つめる前で、蒸気は薄れ、舞い散る金の羽根が見えた。]
やったのじゃな。
[安堵の声を零すのと前後して、床が小刻みに揺れ始める。
崩れるのだな、と、どこか他人事のようにぼんやりと考えていた。*]
[ 「秩序の王」との対戦が終わったのだと、自覚した後、アルフレッドが最初に駆け寄ったのは、カヤの元 ]
お前は、ほんっとーに!毎度、毎度、どこまで無茶をすれば...
[ イースに礼を言っておけ、とか、言い募りたい事は山のようにあったのだが、直後、足元に伝わる振動が、その言葉を途切らせる ]
まずい、崩れるぞ!
[ 対処は魔王一行の方が早かったかもしれない。
アルフレッドも地上からここまで飛んできたのと同じ手を使おうと、聖竜を顕現させ...た、つもりだったが ]
...いや、これ、聖竜じゃない、よな?
[ 現れたのは、竜の卵に眠る聖竜ではなく、紫炎の翼持つ影の竜 ]
...なんで、実体化してる?
[ 影から竜を型作ったあの術は、カヤの魔力あってのもので、実際、発動してみるまで、どんなものが影から生み出されるかもアルフレッドは知らなかったほどだ。
それなのに、当然のようにそこに存在し続ける竜の姿に軽く混乱したものの、今はそこを追求している場合でもなかった ]
とにかく...帰ろう。
[ ため息交じりの言葉は、人も魔もエルフも、そこに在る全ての者に向けて ]
俺たちの、大地に。**
[その振動に気付いた頃には、刻む間隔はどれ程になっていたか。
崩れる予兆、とすぐに察するまではできずとも、此処に居ては危ないとは悟れるもの。
立ち上がってすぐにも駆け出そうとした私は、身体がほとんど布に覆われていないのに気付き]
……どうしたものか。
[目のやり場に困らせるような身体ではないが、見苦しくはあるだろうと。
悩んだところで、肩に羽織っているストールに気が付いた。
大判のもので良かったと、身体を隠すように羽織り直すとようやく足を動かした]
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