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[子供がどうの、という発想が出てきたのは、きっとネイバー同士の孕む孕まないの会話が原因だ。
だが、そんなことをタイガに説明する必要はないだろう。
大切なのは、そう。]
───わたしは、あなたに全ての愛を注ぐと決めた。
その心に偽りや揺らぎは、微塵もない。
[息を吐いて、タイガに向き直る。]
あなたの求めに応えることが私の歓び。
そしてこの求めは、私にとって、なによりも得がたいもの。
[右手を差し出す。
誓いの口づけを求めるように。]
私を、あなたの永遠の伴侶としてほしい。
どうか、共に───
[胸が詰まり、それだけ言うのが精いっぱいの唇に代わって、翼は大きく広がり涼やかな音を立て、先ほどにも増して光の花弁を盛んに降らせた。]
― 獣界 ―
[ くあーっとあくびを一つ。
翼人は木の上で寝るのが普通だが、さすがにリサにはつらいだろうと、地上に外套と服で簡単なテントを作ってあげた。 ]
〜〜♪
[ 武器生成で銛を作る。
水面に波紋を残しながら湖を滑空し、どりゃっと突いた。
一度通り過ぎてから、プカッと浮かんできた魚を回収。 ]
[ テントの傍に戻ると、火を起こして、魚をさばき始める。
木の枝に刺した魚を焼く間に、木の実や果物を集める。
リサが目覚める頃には、いい匂いが漂っているだろう。 ]
― 獣界 ―
…ん。
[…いい匂いがする。
うとうとしながら匂いのするほうへ目をやると、
朝の太陽をキラキラと反射している池に出迎えられた。
元から寝起きが悪いのもあり、
二度寝しようと思ったところでお腹がぐーっとなった。
仕方ない。起きるか]
おっはよー。
[ 起きてきたリサを見れば、笑顔で挨拶をして。 ]
飯食べれそうかい?
ナイフとフォークはないけどね。
[ と、白身の魚を差し出す。 ]
目を覚ましてから、頂きます。
[池に軽くジャンプして入ってった。ざぶーん。
数秒後、水から顔を出したリサが悲鳴をあげている。]
つめたっっ!!!!
[数分後、制服を着直したリサが火の前で魚をもぐもぐと食べている。]
さすがに目が覚めたわ……。
良い水だね。
魚もいっぱいいた。逃げてったけど。
― 電脳都市エクス ―
[ネオンまたたく夜の街を背景に、時ならぬ天の煌めきが降りしきる中、ジークムントの手をとって恭しく口づける。]
我が愛を君に捧げ、君を永遠の伴侶と為すことを誓う。
いつまでも共にいよう。
[一部始終を眺めていたアクセサリー屋が手を叩き、祝福の口笛を吹く。
「さあ、その勢いでお買い上げ願うぜ」
タイガはジークムントの腰を抱いて品定めし、選んだ銀の指輪に彫るべき名を伝える。
代価にと差し出すのは、金貨だ。]
貨幣としては通用しないだろうが、地金としての価値はあるだろう。
[アクセサリー屋はコインを齧ってみせ、愛想のいい笑みを浮かべた。
そして、初めて見る文字で二人の名を指輪の内側に刻みこむ。]
[互いの指に指輪をはめる二人を見ていたアクセサリー屋は、煙草をのみながら、
「おまえさんたち、あそこの角の店に行ってみな。いいモノが手に入ること請け合いだ」
と紹介してくれた。
礼を言えば、「なぁに、ご祝儀代わりさ」と屈託なく笑う。
数分後、蛍光色の”玩具”を前にしたタイガは、この世界の住人の親切さ加減に目眩を覚えるのであった。]
ま、そりゃそうか!
リサは召喚師だもんな!
[ 笑って、朝食を食べ終えてしまい、火の始末をする。
今日は、大亀に乗って、獣界を観光する予定。 ]
[タイガの唇が触れた指に、火が付いたように感じた。]
かくあれかし───
[誓いの言葉に常の習慣で応えて、この場合には相応しくなかったかと少し悩む。
けれども、いずれ些末なことだろうと思う。
ふたりに相応しいものは、ふたりで見つけていけばいい。
これから、多くの時間を共に過ごすのだから。]
[タイガの腕に収まって、品定めを見守る。
良いも悪いも、装飾品の知識は無かったからタイガに全て委ねた。
名を彫られた指輪をタイガの手で嵌められると、細い指に吸い付くように嵌った。
売られている場所に似合わず繊細な細工のそれは、白い肌の上で落ち着いた輝きを放つ。
タイガの指にはめた指輪とは対になるデザインで、五指を絡めて手を繋げば隠れていた模様が現れるのだった。]
…大切にする。
[自分の髪と翼以外に、初めて身に着ける装飾品だ。
手のひらで包み込めば、ほんのり温かい気持ちになった。]
[その後、アクセサリー屋に教えられた店に行けば、色とりどりの奇妙な形をしたものが並んでいた。
いったいこれは何だろうと見入る天使の隣で、タイガは何故か立ち尽くしている。
不愛想な店員は声を掛けてもこなかったが、不意に店の奥で見えない誰かと話したかと思うと、いくつか見繕って袋に入れ、押し付けるように渡してきた。
「あっちの店から、釣り分だと」
などと言われたので、元のアクセサリー屋を見れば、店主が手を振っている。]
それなら、遠慮なく。
[包みを受け取って、ちらとタイガを見る。]
さて、今年は全ペア、帰ってくるでしょうか。
ネイバーの世界の方が住みやすいから、と言われると、
教官としては無念なのですが、
それでも、君たちの幸せを一番に願っていますよ。
[ジークムントは恋人繋ぎをしてない方の手で、店の人間が差し出す袋を素直に受け取っていた。
かなりケバケバしい色彩に見えたが、祝儀のつもりだから突き返すのも失礼というものだ。
様子を伺うジークムントに頷いてみせ、店員に礼を言う。
「いいラブホを紹介してやろうか」と再び親切を持ちかけられたが、丁重に断ってその場を離れた。]
最初の場所まで飛べるか。
[ジークムントに手を伸ばして、袋を寄越すよう促す。]
帰って毒がないか調べてから食べよう。
もしかしたら、食用ではないかもしれない。
[ジョーク菓子の類だと勘違いしている模様。]
[あれからカスパルと互いの身を清めた後。
実家に1通の手紙を出した後、2人で教官の元へと赴いた。
呼び出した時と同じように、どうやら俺達が最後らしい。]
さて、準備は整ったしな。
カスパルの故郷がどんなところか、楽しみだよ。
先生、よろしくお願いします。
[あれだけ深い繋がりを持った今、たとえ海中に召喚されても。
溺れることは無いだろう。
繋いだ手をそのままに、教官へ告げて。
――次に気がついた時は、きっと青い世界の中。*]
[タイガにも袋を返すようにとは言われなかったので、しっかり抱えておく。新たな場所を紹介されそうだったが、そろそろ本来の居場所が恋しくなっていた。
あの高い場所から降りてくる最中のタイガの様子を思い出せばなおさらのこと。>>335
早く帰ろう、と繋いだ手を引くまでもなく、タイガは店主の申し出を断っていた。
飛べるか、と問われて笑顔で頷く。]
もちろん。
あなたが望むなら、どこまででも。
[袋をタイガに手渡して、そのタイガを横抱きに抱え上げる。
背の翼を羽ばたかせればふわりと体が浮かび、見えない上昇気流でもあるかのように銀の髪が扇形に靡いた。]
行こう。
つかまっていて。
[声を掛けて、その場から高く高く飛びあがる。
驚く人々の顔はあっという間に遠くなり、色とりどりの光が滝のように下へ飛び去って行った。
摩天楼の間を縫うように螺旋を描いて昇れば、ふと天界を思い出す。
いつもそうしていたように心赴くままに歌えば、歌声は建物の滑らかな壁に幾重にも反射して、複雑な響きを作り上げた。
もっとも高い建物の上まで昇れば、帰るべき場所を見定めて、今度は翼を畳んで身を投げる。
目的の場所に墜落する直前に、翼を開いて柔らかく着地した。]
―故郷へ―
[何故か物凄く歩くのが辛そうな人魚、
メレディスにしがみ付いて、半ば引き摺られるように歩いている。]
こんちはー、俺人魚のカスパル。
ちょっとメレディスと一緒に行って来る。
お土産とかいる?
[その割には元気そうに、メレディスと手を繋いで
移動が始まるのを待っていた。
大丈夫、何が何でも守るからと確り心に決めているから
不安なものは何も無い。]
あ、そうだ。
転送する場所なんだけ
[一つ注文しようと思ったのだが、時既に遅し。
言い切らない内に懐かしい水の気配に包まれていた。
元の姿に戻り、メレディスを支えて無事を確かめる。
呼吸が困難ではないだろうか?水の流れを止める魔法は
必要だろうか、確認する事柄は山程ある。*]
― 異界の海 ―
[カスパルが教官に何かいいかけたが、それも終わらぬうちに
転送は完了していた。
カスパルと共にいるからか、あるいは繋がりを持ったゆえか。
人間の自分にも、はっきりと感じられた海の気配は。
気がつけば青い海そのものとなり、2人を包み込んでいる。]
どうやら、俺は人魚にはならなかったみたいだな。
[カスパルがこちらの世界で、二本の脚を得たように。
こちら側に来た自分も、人魚族と同じような身体になるかと予想していたのだが。
身体の半分が金属故か、呼吸ができる事をのぞいては、
変化が見られない。]
― 電脳都市エクス ―
[ジークムントに身体を預けて、短い飛翔を味わう。
風が髪を嬲る感触以上に、浮き上がる感覚が好きだ。
それは幸福な記憶をたぐり寄せるから。
ジークムントもまた同じことを思い出したようだ。
望みを告げる晴れやかな声が促す。]
愛のままに。
[色の異なる双眸を見上げて、歓喜を共に。
そして、自分たちの世界へと跳んだ。*]
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