情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
(ここを突破するのが大前提。
名のある将を討ち取れたなら重畳、といったところだけど…。
そう簡単には行かない相手なんだよね)
[擦り抜けて行くのが一番良かったのだが、チャールズのあの様子ならば、その素振りを見せた途端にクロイツを躱してこちらに向かって来そうだ]
(扉は ────)
[工作のために別口で乗り込んでいるはずのガートルードを想う。
チャールズに向けられていた視線は刹那、その後ろの南門へ//]
え ぁ
[無事を聞くのとほぼ同時、上から降ってくる男が一人。
思わず手を差し出すが、大の男を抱える力がある訳もなく。
ドカッという音と同時に下敷きになった。]
ぐぇ…
[カエルが潰れたみたいな声を出しながら、べしべしっとカークをはたく。早くのいて、と表して。]
[変わってないのはお互いさまだと、呟くのは心のうちに留めておく。
大体、子供の頃は剣で勝負していたはずが、いつの間にか取っ組み合いに発展していたものだ。
剣で勝負を付けようというのは、おそらくこれが最初。]
王が必要ない者なら、それでもいい。
[さらりと伝えられた言葉に、頷く。]
俺は、俺の道を行くだけだ。
[そして、その道に立ちふさがるおまえを斬る。
最後の言葉を視線に込め、相手の宣と共に地を蹴った。]
[クレステッドの剣術が一風変わっているように、
ディークの剣技も、正統からは少し外れる。
基礎となるのは城で学び、チャールズに鍛えられた制式のもの。
そこに平原の民、森の民の独特な武術が混ざる。
姿勢を低くし、地面を滑るように駆けた身体から、二刀が繰り出された。
横一閃の太刀を下から掬い上げるよう、刃を滑らせるように右の一刀で軌道を変え、下をくぐるような姿勢で相手の懐へ左の切っ先を伸ばす。
狙うのは、足の付け根。]
― サクソー川/橋の北側 ―
いし、あたま… ッスな……
[2度の頭突きの応酬>>438で、頭の中がぐらぐらする。
今にも倒れそうな上体を支えているのは、皮肉なことに、がしりと己の両肩を掴んでいるマーティンの両手だった。
強い、――――相手だった。
どうしようもなく、強い。
これだけ足掻いても、届かない。
悔しいのに。
でも、きっと、悔しさだけでは… なくて。]
!!!!!
〜〜〜〜〜〜ぐ、ぅッ …
[背負い投げ>>441に抵抗する気力も体力も、もう無かった。]
あがッ !!!
[橋に勢いよく叩きつけられ、全身に打撲の衝撃が響く。]
[マーティンが戦斧を取りに走る姿を、
視界の端に映しながら、
無理やり身体を引き剥がして、
橋の中央に仁王立ちするように、立ち上がる。
両手を、大きく横に開き、
通せんぼをするような格好で――――…]
乗ってすまん! だが助かった!
借りは身体で返す!
[クッション代わりにしてしまったサシャの上から躙って、膝立ちで詫びる声は明瞭なもの。
傷は大きいが深手ではないとアピールするように。]
いかせ ない …ッス ……
だって、……
ま だ あんたの…盟主と、
オクタヴィアスさまは、
会って…す ら いな、い……!
ぐ、っ、 …く、っそ、
[くらりと眩む視界で見れば、正規兵の纏う鎧には辛うじて目視可能な窪みひとつ。鎧を破壊可能なのは高威力の打撃武器か、鎧に混ぜ物が多く粗悪な品であった場合だが、後者はあり得ない。知った上で放った一撃ではあるが、いざ剣を奮ってみるとその実感は手ごたえとして確かに伝わる。]
…っつう… 弱点はそこじゃない、か。
……いつだったか、あなたにも聞いた…
[盾の一撃を貰う直前に発せられた声が蘇る。
ふ、と息吐き出して、頭の側面を伝う赤を手で乱暴に拭う。]
胸がザワザワしやがる。
すまん、サシャ、肩を貸してくれるとありがたい。
[あの女剣士は間違いなく伯父の薫陶を受けた人間だ。
カークにとって姉にも近しい。
だけど、呼びかける名前も知らない。
カークは女が手放した剣を拾って杖代わりにしながら女の後を──血の痕跡を辿る。
自らの血で上書きしながら。]
……首周り、 …頭、
そして鎧の継目―――!
[ぐっと踏み込み地を蹴った。
間髪入れず剣が突き出されるなら、それを盾で防ぐ動き、
間に合わぬだろうか、それであれば甘んじて受けて。
腰の僅かな継目を狙い剣を横薙ぎに振り切った。
懐かしい、などと感傷に浸る暇はないが、
確かに彼に教え請うたときの通りに、狙う//]
―回想・15年前―
[戦いの喧騒が、どこか遠くに聞こえる。]
…街が…燃えてる…
[瞳に映る赤は、鮮血か、それとも…
過ぎ日の炎であったか。]
[先程ちらりと見えた、彼の盟主の姿>>365。
かつては、…いずれ主君と仰ぐのだと、思っていたひと。
…親父が夢想した未来のことは、
死の間際に、少しだけ聞いた。
その時は正直……よく、分からなかった。
こうして再び乱が起きて。
大勢の人間が死んで。
この先、どうなるのか、
親父は正しかったのか、
本当のところは、よく、分からないけれど。]
[街が燃えていた。
父一人、娘一人、慎ましやかな暮らしを送っていた街は、
炎と夕日が溶け合い、世界そのものが紅に包まれる。
鬨の声、怒号、鋼鉄の軋み合う音。]
[「隠れていろ」
そう言われていたのに。
恐怖に追い立てられ、飛び出した街は、まるで巨大な炎そのもののように、少女の目には映った。
おとう、さん――
一度なのか、何度も叫んだのか、わからない。
一瞬なのか、長い間さ迷った末か、思い出せない。
ようやく辿り着いた時。
ホッとして、足が震えた。
目を見開いた父が駆け寄って来る。
鍛冶で鍛えたたくましい腕が、自分に向かって伸びてくる。
そこで、世界は暗転した。]
[目覚めたのは、やわらかいベッドの上だった。
誰かが、何か話しかけてくれている。
でも、体が熱く、痛かった。
だから、何を聞いたのかも、何を叫んだのかも覚えていない。
叫び疲れて、眠り、痛みに起きる。
それを繰り返した。
時折、誰かが傍にいた気もする。
火傷が冷たい何かで包まれるたび、少し楽になった。
何度も繰り返し触れてくれたあの小さな手は、いったい誰だったのだろう。]
[戦火の中、助けてくれた男は、ギデオンという役人だった。
傷の癒えるのを待って、彼は一度、燃え落ちた街へ連れていってくれた。
そして、自分は瓦礫の下で、半分炭になった父親の体に護られていたのだと知った。
一生分の涙は、そこで使い果たした。]
それ でも… おい ら…は、
信じたい。
オクタヴィア スさま …と、
( 親父が信じた )
…………も う ひとり…を、
[ギデオンは物静かで優しい男だった。
時折、彼のもとを訪れていた親族たちも、皆温かい人たちだったと思う。多分。
優しいおばさん、騒がしいハゲ、そして小さな男の子。
ただ、心を閉ざしてしまっていた当時の自分には、
家族、というものが、自身が失ったものを目の当たりしているようで、いたたまれなかった。]
[心を支えてくれたのは、ギデオンの教えてくれた剣だった。
力無い自分は、全てを失った。
力があったなら、何が出来たのか―?
それが知りたくて、剣を振った。
そしてずっと…振り続けている。]
[カッと目を見開き、絶叫を残して、
ツェーザルは自らの命を奪う戦斧>>442を受けた。
一文字に裂かれた腹から、盛大な血飛沫が溢れ出る。
心臓が、その鼓動を止めても。
彼は、通さぬという意志を貫かんとするように、
死して尚、―――― 其の場に仁王立ちして*いた*]
感謝する。フォスター殿。
[チャールズの名乗りに礼を述べた。
前方へ突き付けていた剣を持つ右腕を引いて、自身の右肩へとと引き寄せて構えをとる。
オクタヴィアスもチャールズの問いには答えなかったが、自身の意図は十分にわかっているだろう。
つまりこの作戦とも言えない作戦は、自身がどれだけチャールズを引きつけられるか。
それだけではない。ガートルードが潜入を成功させて門を開けられたか。
その二つが揃って初めて成功なのだ]
何が出来る、か…
命一つ護れたら。
扉一つ開けられたら。
それでいいのかな…
父さん…おじ様…
[やがて、南の扉は、ゆっくりと開き始めた。]**
― ・・・ ―
[昔、州都で会った物売りに、
王国の美味しい菓子を今度買ってきてほしいとねだったことがある。
自分は、軍隊に属していて、あまり外を知らないから、
いろいろなところを巡っているのだという物売りの話は珍しく楽しかった。
だからまた今度会えたら――…
何か、外のものを味わってみたいと、依頼したのだ。
そういえば、あれは、どうなったのだっけ。
……確か、食べ損ねたんだっけかな。そうッスかな。
もったいない*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新