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男の膝枕なんか何が楽しいんだか分かんねえなって自分で言ってたくせに、そのまますやすや寝付きやがった。
あれから俺は、膝の上にあたたかい何かを乗せておきたくて仕方ない。
「猫ってすごいんだぜ」
「何が」
「人間の不安な気持ちを察して、和らげようとしてそばによってくるんだぜ」
「へえ」
「何かねえの、身に覚えは」
80:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
82:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
しつけえ
85:1
ぶっちゃけAの反応に似てて
ちょっとトキメキを感じてる
88:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
おい>>1よ、似てるってどういうことだ
まさか告白してきたのか
98:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
詳細
200:1
買い出し行ってる間に進みすぎwwwwwwww
あとまだ告白してないorz
普通に会話してるときの反応が似てた
…と思ってたけどよく思い返したら似てないか
そこの猫、俺は今すごく悲しいから慰めてくれないか。
代わりにと言ったらなんだけど、すごくすごくかわいがってやる。
もうお前しか必要ないよと、他の誰もいらないんだと。
俺に体をなすりつけ、しっぽを這わせて、その前足で俺の胸を踏んづけてくれないか。
あいつのことを思って過ごすことが俺の人生だったのに、猫の爪研ぎのことや餌のことで考える必要が出てきた。
一人の人生は一匹のために否応無しに奪われていく。
猫の夢を見る。
あんなに思い詰めてた気持ちはいつのまにか凪いできて、ひどい喪失感、それを埋めてしまう傍らのぬくもり。
言うべきか、言わざるべきか、迷う。
言ってしまえば言ってしまったという事実が残ってしまう。言わずにおいて無かったことにすれば、このまま毎日変わらず暮らしていって、就職して、結婚して、年をとって……いくのだろうか。それは抜け殻のように?
205:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
親友はお前に騙されてきたのか死ね
親に最悪感を感じないのか死ね
きもい死ね
206:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
死ねって言う奴ほど死にたがり
207:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
>>1、どっか行っちゃったかな?
実は俺も友人のことがずっと気になってるから
人ごとに思えなくて見てた
関係が壊れることを恐れるなら無理しなくていいよ
209:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
>>205
>親に最悪感
罪悪感?www
210:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
新しいwwwwwwwwwwww
220:1
いるよ!
で、やっぱりAに告発しようと思います
スレ残ってたら報告するな、それじゃ!
223:以下、名無しにかわりましてPLがお送りします
1までwww告発すんなwww
思い出したかい?
あの日、彼女は真っ白な服を着ていたんだ。
その服装の意味に気づいたのは全てが終わった後だったよ。
空の色を映した水面は空そのものだった。
純白の生地が風に翻って、天使の羽のようだった。いや、天使だった。
天使のようだった彼女は、あの時本当に天使になったんだ。
天使が消えた空は、もう何処にもないんだよ。
君が探していたのはあの空だろ?
そこが空だったのはあの時間だけなんだ。
天使と一緒に空も消えてしまったね…
けれど、もう分かっているんだろ?
『こちら、ご注文の****でございます』
今夜の客へ数杯目の酒精を差し出す。
カウンターの端、先日とは違う椅子に、違う服で、
先日と同じ男がグラスを煽った。
バーテンダーは品のない飲み方に眉を上げるでもなく、
その手の中のグラスをまた磨き続けている。。
日も暮れ、
人工的な暖色灯が店内を照らしている。
窓の外の、濃紺の空気は、このbarには入り込まない。
先日とは違い雨音はない。
客とバーテンとの間にも、会話は無い。
一息にグラスの半分以上を空けた客は、
酔いも十分に回りきっているのか、体をふらつかせ、
そして、机端へ下ろした――そう思われたグラスを、そのまま、床へ落とした
『失礼、お客様
お怪我はございませんか』
低く空気を震わすBGMを掻き消す音が響き、
数瞬遅れてバーテンがハンカチを差し出した。
グラスを割った客はそれを、すぐには受け取らなかった。
店員は、逡巡をわずかに見せ、
それからやおらに客の手に白いハンカチを押し付けた。
受け取ったことを確認すると
カウンターを越え、床に散らばるガラス片を拾い集めだす。
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