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[そして、最終幕のブザーがなる。
テオドールを呼びつけるところまではうまくいったが――
自分たちの3年間と同じように、敵にも3年あったということを思い知った。
あの時は単騎でヤコブを殺そうとしたテオドール。
自分が身に着けたもんが、あくまで武術の腕前なら――テオドールは決め手の多さであっただろう。
決して勝率は高くない――なるほどその通りだアード。
親衛隊は屍兵と、泣き女の退治でせいいっぱい。
動けるのは、魔女の加護を受けた自分だけ――覚悟は決まり、テオドールへと突撃を敢行した。
早く終わらせれば、死ななくてもいいやつが助かる。
仲間が屍兵となっていく現状、時間は何よりも貴重に思えた]
〜〜〜、馬鹿はどっちだ!?
辛いだろうが。つらいさ!!!
でも仕方ないんだろう、それを受け取って行くしかないんだろう。
それも分からないのか、大馬鹿やろうが!!!
[怒鳴り返す>>533
引き抜いた剣を構えた。こちらも最早、引くつもりなそない]
[大上段を軽くよけさせておいたところを仕留めるつもりが、意図を読んでちゃんと返してくる。
これはじいさんの必殺技だったのに、なかなかよく心得ている。
だが、剣を楽しむ余裕などありはしない。ただ、ただ、お互いのことだけを考えて剣を奮う]
“鍵は覚醒したわぁ。
だから、ワタクシもねぇ、果たさなきゃいけないのぅ。
此の命を賭けて。
…、魔女の約束 を。
[夜空に…低く、微笑う]
[しかし奮う都度、確信していく。
今や半島の剣ではなく、大陸幅広く剣をあわせたからこそ]
[何故、お前は騎士団の剣を使う]
[その疑問を口にすることはできない]
[懐から抜いた小刀で、左の手首にざくりと傷をつける。
溢れる血。溢れる命。
彼女が此れまで積み上げた人生触媒を用いて、
闇に紅い魔法陣を描く]
[三年間で確実に変わったのは、今まで理を突き詰めすぎたが故に正確ですばやいだけの剣戟にフェイント、遊び、それらが増えたことだった。
人間との戦いは駆け引きである。試合嫌いを直せば身に付く技術だった]
だから――
[獲ったと確信した。相手も諦めたのが悟れた。
満足感はない。そういうものだからだ]
[ カレンの方角が光を増した気がした。
偶然か。何か、魔軍以上の情報収集能力を隠しているのか。
騎士団は相性のいい自軍を、効果的に配置している。
ベリアンの苦戦を思うと、眉が寄った。 ]
……もっと恐慌を起こし、不和を撒かねばならんな。
ペンホールズ陥落の情報でも流すか。
[ せっかくのコボルド隊だ。うまく使おうと考える。
カレン=ペンホールズ間の陸路を封鎖し、伝令の事ごとくを捕獲すれば、
カレンは陸の孤島となる。
さて、カレン内に騎士を養う物資はどれほどあるだろうか。 ]
こうなると、ますます港を潰すことが喫緊の課題だな。
[その瞬間。
ふわ、と魔女の躯から半分、何かが抜けた。
抜けた方――魔女の影は、先程と同じように聖結界を維持している。
ただ、姿が異なる。
全てを半分にしたので、身体に残っていた魔法触媒も半分になり――…
今はちょうど13歳ほど。娘のキアラがシェットラントたちの学友だった頃と同じもの。
もう片方は、自由の身になった身体を確かめるように動かし、
街を見下ろし…
とん。
塔を飛び降り、走る。戦いの場所へと。ひたむきに。…幼い躯で。]
万能なるマナよ、我が剣に宿れ。
[ごく簡単な詠唱で、剣に威力を乗せる。慣れた動作だ。
猫が軽やかに彼の肩へと飛び乗った>>536
ごう。と、炎の精霊の巻く気配。まずい、とはしる直感]
辛くても、辛くても……
それが生きるってことだろうが!!!!
[思いのたけ吼え、正面へと踏み出す。
チッと炎の粉が衣服を焼いた。構わず、剣をつき出す]
[ ……テオドールはどこまでも「王」である。
テオドールが見ているのは、この戦場ではない。
はるか遠く、大陸さえ視野にある。
この戦場の勝敗すら、手札にすぎない。
テオドールが戦っているのは、「カレン防衛部隊」ではない。
「人間」なのだ。
それが一介の「騎士」や「兵士」との違いであった。 ]
―開戦後―
[カレンの街を覆った聖結界>>518。
それの影響を受けない鷹の眼から、それを知る。]
べリアンに!
――標的は、『怠惰の魔女』。
煉瓦色の髪をした、若い女魔術師よ!
急いで!
[さて、連絡は届くか。
伝令を走らせ、夜鷹を飛ばす。
どちらかでも間に合えば良いのだが――]
[自らの血に沈む。
暖かくも何とも感じないほどに、致命症だった]
[星は、見えていた]
……だいじょうぶ。
[瞼は、閉じられていた]
[長い一日は、終わった**]
― 魔女のものがたり ―
[人は寿命を超えられない―――。
其れは魔法の限界であり、世界の理。
故に…寿命を自らの力で操作する魔女は。
もはや人間というよりも、
魔に近い存在であるのだろう。
望まなかったとは言わない。
この強大な魔力を。
でも此れが望んだ形だったかというと、
肯定も否定も似合わない。
…と、ガートルードは昔を振り返る。]
それで、そんなことで、
奪われた方が納得できるわけねぇだろうが!!!
[片手で、短剣を抜いて構える。
けれど間合いが違う、練度が違う。
戦う事を主として生きる騎士の剣は、容易く胸を貫いた。]
[魔術の体系を学び。
各地を飛び回り。
経験と知識を積んで。
…、いつしか身体は老いた。
皺の増えた両手を翳す。
染み付いた純香水の匂い。
刻んできた己の歴史。
…、でも。そんな姿になっても――… 足掻いていた]
流し込めるか、 逆呪文──
[地面に膝をついて、擦りむいた指先でそのままに簡易魔法陣を描く。]
刹那の刹那、歎く血の歓楽にこそ、
痛ましき封蝋色の汝が胸も、
焦げつつ聴かめ…
[低い位置から見上げた空に──それを見た。>>548]
[まだ、先を。見ぬ
愚かな人間。
愚かな老婆。
それは執念だったのか。
それとも妄執だったのか。
彼女は伝説に息づく魔術を求めて、大いなる天の山脈を越えた。
グラムワーグ大陸の南東――セッペルト半島。
其の最大都市、ペンホールズ。
伝説の名残と…物語が遺る地に。]
[ 別な光が増した。
カレルの町を包む神聖なる白と、魔軍に注ぐ不気味な青白い光に、
鮮烈な炎の赤が加わる。>>540
昼のように照らされる地上の光の中、空だけは夜と煙でくろぐろと深く沈んだ。 ]
火計か。
やってくれる。
[ は、と笑った。
縦列は行進は早いが、立ち止りにくい欠点がある。
魔軍は次々と火の中に押し出され、立ち往生するうちに騎士の槍にかかる>>546 ]
屍鬼隊はどれだけ残っている?
ああ、ベリアンが居ない今、細かい命令は出来んだろう。
それでも構わん。
……燃えた体のまま、そのまま騎士団本隊へ進ませろ。
[ そう指示した。 ]
[そうしてガートルードは出会った。
先代の魔女と。
伝説を忘れず、物語を続けていた、あの人に。
彼女から託されたのは、
ロケットペンダントと魔女の使命。
…――――その日から、彼女は“魔女”になった。*]
― そうして、商人が死んだ後。 ―
[ファミル、本来の名をファミリアと名乗るハーフエルフは、多少の情はあれども基本的に薄情で、守銭奴で、イヤミで狭量な男であった。
誰かの預言>>0:293通り、「誰にも悼まれずに死ぬ」のである。
だから、猫が看取った。
精霊が看取った。
最後まで傍を離れなかった猫は、商人の、最後まで離さなかった形見の宝石と、短剣を、そのちまっとした両手で持って、シェットラントへ向けて、頭を下げた。]
『 ウチのダンナさんが、ごめいわくをおかけしたにゃー 』
『 わるいけど、これはもってくにゃ 』
『 ボクらケット・シーは、森にいくにゃ。
キシダンにトーコーしてセンソーホーキだにゃー。 』
[突然二足歩行で喋った猫に、驚いたかもしれない。*]
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