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そんなっ!!
基地がこんな状態なのに!?
私だけひとりで休んでられるようなときじゃ…!
『うるせぇ!ホウレンソウもちゃんとできんヤツに働かせられるか!!
ガキのわがままがそういつもいつも通るかぁっ!!』
なっ…!ガキって、ちょっと!!
[まだ言い返してやろうと思ってたのに。
おじぃのヤツときたら、襟の後ろ捕まえてぶら下げて、部屋まで連れて行きやがったのだ。
ただでさえ疲れてるし筋肉痛みたいに体痛いっていうのに。、身長差のせいで地面に足がつかなかったら抵抗なんかできるわけない。
おのれ卑怯な]
うぐぐ…おじぃのやつめ…
[悪態ついても、外鍵を物理的にかけられるように作られた部屋からは、出ようとすることもままならない。
このまま寝てやろうかともちょっと思ったけど、あんまり腹が立ったから眠気も来ない]
…謎の機体の襲撃…?
[仕方ないから、ニュースサイトを覗いて気を紛らわせることにした。
呉基地の状況はそれでなんとなく分かったけど、まだ情報が新しすぎて詳しいことは分からない。
でも、どこかのロボが襲撃したことは間違いないようだ。
迎撃した機体として、シュテルンさんのビルトラプターと、その相棒らしいビルトファルケンが映し出されている。
機体がかなりの損傷を負ったって書いてあるけど、どうなったのかな…。
せめて、直せる状態ならいいけど…今は、それを確かめることもできない。
もどかしい。
これじゃ気分転換にならない。
次のニュースに移った。エジプトの独立宣言のニュース。
武力衝突の可能性についても触れられていた。
…なんで、人の作ったものが、人を撃たなきゃいけないんだろう。
そうじゃなくても、蟻とか、船とか、向こうだったら天使とか、大変なのに]
『おじぃ。私エジプト行きたい』
[あの戦闘を、なんとかしたいから。内線繋いで、ダメ元で、言ってみた]
《バカ言ってねぇでさっさと寝ろ。こっちゃ日本の国内だけでも大変だってのに》
[分かりきってた返事が返ってきた]
…うー…。
[ぼすん。ベッドに横になる。
もどかしい。納得できない我慢できない。
こんなのいやだってことがはっきりしてるのに、手が出せない。
悔しい。
なんでもっと仲良くできないかな。
例えばウチの組合なんて、みんなそろいもそろって頑固者なのに、がっちり団結してがんばってるのに]
…糸川くん…
[その存在が大きいのは間違いない。
ひとつの目標に向けてがんばってれば、多少の食い違いは呑み込めるみたいだから。
だったら、あっちこっちの軍の人たちも、ひとつの目標に向けてがんばればいいのに。
侵略者退治なんて持ってこいじゃん。
なんでできないかなぁ。
具体的な方法が見えてないから?
みんなが、これならいける!って思えたら、協力できるのかな。
じゃあ、例えば、蟻とか、深海帝国とかやっつけるとしたら?]
…むむむむむむ。
[ぼふぼふぼふ。脚を振って、ベッドのマットを蹴っ飛ばす。出てこいアイディア。
…蟻をやっつける方法は分かってる。女王をやっつければいいのだ。
それは今日…昨日?の戦闘でも分かってたこと。
でも、今回は、巣の移動でちょうど女王が出てきてたからできたこと。
普段だったら、地下深くに潜って出てこないから。
掘り進んでやっつけに行こうとしても、地下は相手のホームだから、掘り進んでる途中にやられてしまう。
例えば、そう。
幼稚園のころ、近所の誰かがやってたみたいに、水でも流し込んでやったら、無理やり巣穴から引っ張り出すことだってできるのかもしれないけど…
…ん?水?]
…深海帝国?
[深海帝国は、水を呼ぶ。
あいつらをうまいこと誘導できたら、水攻めだってできるかもしれない。
でも、あの連中がそんな話の通じるやつらだとも思えないし…]
(――――――光ヲ)
[それが、ヒントかもしれない。
深海帝国をおびき出すためのヒント。
例えばそれが、あの、女王を撃ったあの光のことだとしたら。
あれを使って、深海帝国をおびき出せる…?]
…ちょっとまとめてみよっかぁー
[ちょうど今いる場所は呉軍基地。
何かの拍子にでも、作戦として提案できるかもしれない。
そう思って、個人端末を起動した。
ぱたたたたたっ。
一人っきりの部屋に、パネルを叩く音だけが、静かに響いた]
【侵略反攻作戦草案】
・フェーズ1:地底甲殻人類のネストを探索します。
彼らは地下に生息するため、地盤の調査を行ない、不自然な振動や、空間が確認できた場所にネストがある可能性が高いと思います。
・フェーズ2:地底甲殻人類のネストを貫通する穴を掘削します。弊社の掘削ドリルを使えば、黒蟻種の襲撃を受ける前に穴を掘ることだけならば可能だと自負しています。
※ドリルで開けられる穴の直径には限りがあるので、その場での戦闘には向きません。
・フェーズ3:掘削した穴をめがけ、衛星兵器による攻撃を加えます。
ネストに巣食う蟻の大半を、この攻撃で無力化できる可能性があります。しかし、深部に巣食う大型種までは有効な一撃が届きにくい可能性もありますので、その場合に、フェーズ4へ移行します。
フェーズ4:重爆撃機隊による空襲。衛星兵器の攻撃によってあぶりだされた黒蟻種を、空襲により掃討します。
なお、衛星兵器使用時の目撃情報により、このとき、深海帝国の艦船が集結する可能性があります。
深海帝国の海洋災害を利用すれば、さらに黒蟻種を追い込むことが可能になると思いますが、同時に味方への損害の可能性も高くなります。
ネスト周辺の安全を確保し、味方部隊を引き上げた上での作戦決行がいいと思います。
フェーズ5:有人機による掃討、殲滅作戦。深海帝国と地底甲殻人類のうち、爆撃で打倒し切れなかった残党を殲滅します。大規模な戦闘が予想されるので、できるだけこちらも戦力を確保したほうがいいと思います。
戦争してる場合じゃないです。協力してください。←重要!
…うん、できた。
[上出来じゃない?と、徹夜明けのハイテンションで自画自賛。
ほかのヒトが見たら穴だらけかもしれないけれど、でも、実現自体は可能なはずだし、仮に失敗しても被害は少なく、それなりの成果は上げられるような計画にできたはず…だと思う。
協力してもらえさえすれば]
………すこー…
[その計画を実行に移すことができるかどうかは分からないまま。
今はただ、夢の中。
…書き上げたそのまま、デスクに突っ伏して寝ちゃったのはまずかったかもしれない。
ほんの少しの寝返りで、徹夜のテンションで書き込んだ連合軍統括局のアドレスに、メールを送付してしまっていたから**]
─ 深夜 呉基地・司令部 ─
「被害状況は」
「迎撃にでた特装12機、整備中が28機、パイロットは死者11名、負傷者8名です。他、整備班を中心に100名近い負傷者が出ています。」
「3割程度か……それだけか?」
「他の機はほぼ全て地下ハンガーに格納されていましたので。ストーンズも結局は交戦せず待機のままでした」
「そうか……極東軍と名乗ったのだな?」
「はい、確かに」
「一番近い極東軍の基地はどこだ」
「北九州基地です」
「夜明けと共に北九州を焼き払え」
「え?」
「聞こえただろ、焼き払えと言った」
「し、しかし」
「報復は必要なのだよ……お互いの為にもな」
[早朝、陽が昇らぬうちに数機の爆撃機が呉基地を飛び立った]
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「首尾は?」
「指示通り、設備や装甲車を中心にできるだけ人的被害のないように」
「極東軍から何か言ってきたか?」
「いいえ、こちらの仕業だと気づいてはいるはずですが」
「身に覚えでもあるのだろう」
「はあ……」
「クラウズがアンノウンにやられた時から極東軍機との話は出ていた」
「そういうことですか……では今後は対極東軍を進めるということですか?」
「こんな時代に戦争をしている中東の馬鹿共とは違う、言っただろ?お互いの為だと。恐らくは両軍ともに事故で処理されることになる。」
「そういうものですか」
「そういうものだ」
「政治ですね」
「戦争は政治だよ」
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「で?アンノウン自体はどうした」
「行方知れずですね」
「通信は傍受できたのだろう?」
「強力な暗号化がされておりに解析には相当な時間がかかりそうです」
「アンノウンと交戦していた機体は?」
「例の件でXA923を基地まで運んできた民間機ですね。基地内での勝手な戦闘行為ってことで引っ張れますがどうします?」
「勝手、なのか?」
「さあ?」
「政治だな」
「勉強しましたから」
「いい、そこまでする必要はない、今回の件とXA923で2度助られていることになるしな」
「わかりました」
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「ところで司令、サシャ・クレモトという者から奇怪な電文が届いておりますが」
「誰だ?見せろ…………
………………なんだこれは?」
「作戦立案書……ですかね?」
「聞いているのは私だ」
「クレモトという出入り業者の娘のようですが」
「それがなぜ作戦立案……いや提案か、なんでもいいがそんなことをする?」
「なぜでしょうか?」
「聞いているのは私だ」
「悪くない案とは思いますが」
「だが要のSOLが使えん。あれを撃つためのXA923は今頃欧州だ」
「ですね」
「バンカーバスターで代用できそうか?」
「4、5発も打ち込めば……協力するのですか?」
「……さて、どうするか」
― 大阪 財団ビル前 ―
「財団はAIUの犬!」
「地底甲殻人類・深海帝国はAIUが生み出した自立兵器群!」
「イスラムとAIUは地球の癌!」
「ムスリムをぶっ殺せ―!!」
[プラカードを掲げたデモ隊が財団ビルの前で声を上げる。
不思議な事に周囲に警官の姿は無く、ヒートアップしたデモ隊は財団ビルへの投石を開始する。
財団ビル前に立ちふさがる3人のアラブ人警備員はライオットシールドを構え投石を防ぎながら空への発砲でデモ隊を散らし始める。
デモ隊が散った後、ようやく現れた1個中隊のSWATはアサルトライフルを警備員に向け「銃火器の不当使用」で3人を連れ去ってゆく。]
― 連合軍極東新報 ―
ニュース速報です。
AIUに本拠をおく事実上のAIU科学研究機関、アル・マアリーシュ財団ビル前で警備員による発砲事件が発生。
NGO『中東和平への平和行進運動』のデモ隊に向け財団警備員が発砲。
SWATによる即応態勢が整う間に30名の死傷者が発生する惨事になりました。
[画面には視聴者投稿動画として
水平射撃でデモ隊を狙う警備員の姿が映っている]
また、連合軍呉基地では財団職員の基地所属整備員への暴行疑惑、命令系統を無視した不当な作戦行動への介入疑惑が浮上しています。
アラブ・エジプト共和国への進攻をはじめ、世界秩序への挑戦ともととれる暴挙に国内世論の沸騰は必死とみられ―――……。
[8年前のカタール戦役の映像がバックに流れるなか
AIUへのプロパガンダキャンペーンが進んで行く。]
― 財団保有ビル高層階/保育園 ―
やられたな……。
『真実9に1の嘘って奴ですか。効果的ですね。
戦時防諜法が公布されメディア・ネット管制も強化済み。
おまけに、AIU側の報道社は世界規模で見ても極少数派ですから。
やっぱり曹長のせいでウチラの首が締まってるじゃないですか』
極東の景気刺激策もうまくはいっていない。
若年失業者へのガス抜きも兼ねて、スケープゴートにされたな。
……すまない。
『保育園の位置情報がリークされていないのは
最後の良心って事なんですかねぇ』
さぁな。
敵の善意に期待するのもナンセンスだが
財団の資産凍結、私以外の財団職員への国外退去命令。
または私を含めた拘束命令が出るのも時間の問題だ。
準備を進めよう。
[特製の小型携帯通信機を閉じればため息を漏らす。]
アル・イスラ―は諦めるしかないか。
この情勢で火中の栗を拾う依頼の達成を期待はできないな……。
[リントナー傭兵団へ送信するメールを手早く書き始める。]
リントナー傭兵団 アリーセ・リントナー殿
・契約を破棄し、成功報酬の50%を指定口座へ振り込む事。
・輸送を依頼したコンテナを投棄する事。
[簡素な内容でこの二件を伝え、財団名義のメールを送信した]
─ 晴れたある日 ─
……ついこないだは、
僕の頭がおかしくなったみたいな言い方をしてたのに、
みんな現金だよね。
[ ビルトファルケンのAIは、サポートAIとして認められ、
基礎としてファルケンシリーズに組み込まれることになり、飛躍的に機体操作を容易にした。
……あの喋り方と性格は、一般人向けじゃないだろうと思ったら、
なぜか企業説明会では、かえってそこがイイと大ウケして、予想以上の予約注文が入った。
「あの声で罵られるのが堪らない」というのだから、なんか、戦闘機乗りってみんな頭がどうかしている。
更には、Ver.2,26以降では、「兄貴」じゃなくて、「おにいちゃん」って呼びかけてくるファルケンもいるとか。
……ほんと、どうにかしている。 ]
『 あたしが可愛すぎるから仕方ないわよね。 』
はいはい。
……呉基地からは、やっぱり何も言って来ないか。
[ 未確認機体から名指しされたことで、何か問い合わせが来るのではないかと思ったけれど、
特にそういうこともなく。
疑問はあったが、下手につついて藪蛇を出す事もない。
ただ……、ローレルたちはどうなったのか、どうするのかは気になった。
『軍上層部に対抗する力と権威のある団体』>>181
何故かふっと、呉基地でこちらの肩を叩いて笑った、日焼けした肌の女性の顔が浮かんだ。
……しかし、相手の連絡先を、僕は知らなかった。 ]
……まさか、向こうから連絡取ってくることがあるとは思えないけど……。
一応、置手紙して行こうか。
[ 会社には3日の有給届を出した。
欧州にある祖国グローセンハンクに帰り、両親に挨拶をして、
シュテラの葬式に参列して帰る予定だ。
どうせ、僕ら以外には動かせないから、
とラプターとファルケンに乗って行く許可を貰った。
ファルケンは日本を出るのは初めてだから、
随分張り切っている。 ]
すぐに戻ってくるからね。
[ ……規格外流星獣ジャコビニキングは、数日後に、大阪上空を通過する予測だ。
グローセンハンク社は、呼びかけられるだけの企業と軍に呼びかけ、
かき集められるだけの航空戦力を集め、今まで社が流星獣と戦ったデータを惜しげもなく放出し、
今度こそ撃墜する気合い十分だ。
僕ももちろん、そこに居たい。 ]
─ 欧州司令部・グラーツ基地 ─
[深夜、オーストリア・グラーツにある欧州司令部へとブラックバードは降り立つ。]
ここが欧州司令部か。
連合の基地はどこもさほど変わり映えはしないな。
[多数のハンガー、恐らくギアの物だろう。
確かここには数機のジンロボがあったはずだが流石に野ざらしで目につくようにはしていない]
「リエヴル・アールシーだな、ご苦労」
アールシー大尉です。10時間前より欧州司令部第7特務小隊に転属となりました。
─ 欧州司令部・グラーツ基地 ─
「話は聞いている」
[出迎えてくれたのは大柄な白人で階級章は中佐を示していた。恐らく直接の上官になるのだろう]
「テオドールだ、あれは君のガルムか?」
はい、つい最近渡された物ですがね。
「そうか、ガルムは扱いは難しいがいい機体だ。
欧州ではジンロボが主役となりサポート機扱いされることも多いが。
………では基地を案内しよう。」
アル・マアーリジュから、女性が訪ねて来たら、
このチップを渡してほしい。
[ 随分昔のことの様な気がする海戦で、
上空から砲撃した航空機の所属を思い出して、
僕は企業の事務の女の子に頼んだ。
彼女はローレルたちの味方になるかもしれないが、
もしすると最大の敵になるかもしれない。
僕には判別つかなかったが、何もしないでもいられずに。
彼女が僕を訪ねてくることなんて、
万が一にもなさそうだったけれど、そこは賭けのようなものだった。
チップには、あの日僕が聞いた白英との会話が焼きつけられていた。 ]**
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