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─0日目・AM11:15・ラウンジ─
まぁ直らないならそれはそれで構いませんよ、合宿が終わるまでに返して貰えたらいいんでパズル感覚で楽しんじゃってください。
[物欲がないのかさらりと告げる。握り返された手へと視線を落とすと穏やかな微笑みを浮かべて、そのまま古ぼけた懐中時計を彼>>15に託した]
…それじゃあ、また会いましょうね、レトさん。
[ひらりと軽く手を振り、彼>>15の元から離れ、再び地図とにらめっこしながら宿舎内の探索を再会した。
…それにしても士官といっても様々な種類な人間がいるものなのかと感心する。どれだけ自分の見てきた世界が狭かったか、少し話しただけでも理解できる。嘗て兄に言われた『世間知らずな甘ちゃん』だという言葉が嫌という程頭に響く。
──今回の合宿でそういった面も成長していけるように頑張ろう。
心の中で決意したように呟き、意気揚々と目的地とは正反対の場所へと歩き出していくのだった。*]
―0日目・AM11:15・バルコニー―
ほー、魔力が多い奴はすげぇな……
俺も無駄遣いできるほどの魔力が欲しいもんだなー。
喜ぶなって、嫌がらせのつもりで言ってんだから。
[飄々とした様子の相手>>25にわざとらしく肩を竦めて見せ、それでも嫌がってはいなさそうな素振り。
ディークの誘いには一瞬考えてからふっと口元を緩めて肯定的な笑みを浮かべた]
いいね、そろそろ喉が渇いたなと思ってたとこ。
紙飛行機の君さえ良ければ、ご相伴に預からせてもらおうかな。
[ひらりと手を振ってバルコニーを出ていく相手の背中を追い付いて行く。
相手と共に食堂に向かい、和やかなティータイムを楽しむ。
その頃には手元の資料に館内図があることにも気付いたろうか]*
―0日目・AM11:15・中庭―
はは、確かに教官にバレたら怒られそうだな。
……じゃ、また後で。
[誘いをあっさりと断られて>>24気勢をそがれたものの、無理強いすることもできずに見送る。言葉選びを間違えてしまっただろうかと先程の会話を頭の中でなぞっていたところへ、不意に傍らに魔力が凝縮される気配を感じて反射的に身構えた。しかしそこに形造られたのは涼し気な冷気を纏った寝具で]
てっきりさっきの仕返しでもされるのかと思ったぜ。有り難く使わせてもらうよ。
[これは昼寝にぴったりだと、上機嫌に礼を述べた。
相手が去った後、暫くの間心地の良い空間で微睡みに身を任せて過ごしたことだろう**]
―0日目・PM8:00・中庭―
……面白い話かどうかは微妙だが。
[隣へ座るよう誘われて>>33否やを言えるほど図太くはない。こちらを見据える目線に僅かな警戒を見て取れたなら尚更だ。
挙動が見えるようわざとゆっくりと腰かけて視線をまっすぐ相手へと向ける。躊躇でしかない数秒の沈黙の後、浮かべた笑みは悪戯がバレた子供のそれだったろう]
俺の家……スムースコート家は召喚術の適性が一切ない。
けどそれを認められない時期があってな……躍起になって調べてたことがあるんだ。
シェーンベルク家の方々は顔立ちがあまり変わらないから、すぐピンと来た。
こんな話だが……満足できたか?
―0日目・PM7:00・食堂―
[何だかんだ呼ばれた時間には食堂に辿り着き、それなりに腹も減っていたのでオードブルの中からひょいひょいと食べたい料理を皿に浚う。
そんな中、近くでシュークリームを貪っていた男>>28のぼやきが耳に入った]
親睦を深めるのって何すればいいんだろうな。
結構難しくない?
[あまり社交的には見えなさそうな相手だが、話しかけて平気だったろうか。
だが、交流しろと一口に言われても何からしたらいいか分からないのは自分も一緒だ。
顔色を窺ってから、相手の皿に盛られた料理――甘味過多だが――を見て、小さく首を傾げた。]
何か美味いモンあった?
後でデザート食う時の参考にさせてよ。
[時折自分がよそった料理をフォークで口元に運びながら、柔らかい表情で相手を見つめた]
…シュークリームは悪くない。カスタードとホイップだけどどっちも甘さが控えめでちょうどいい。
あとはショコラテリーヌ、しっとりしつつ濃厚なビターチョコがほろほろ口の中でとろけて美味かった。
[視線を感じたら、反射的に目を伏せてしまう。
けれど問いかけを無視することはできなくて、ぶっきらぼうながら素直に答えた。]
―0日目・PM8:00・中庭―
……スムースコート?
[実のところ、相手>>36の供述が嘘でも真実でも、暇が潰せるのならどちらでも良かった。けれど相手の苗字を聞けばひどく懐かしく感じて、その名を繰り返しながら顎に手を当てて考え込む。社交界には滅多に顔を出さない自分の脳裏に刻まれたその名。暫し黙り込んでいたが、その理由に辿り着けばはっとして]
そうか、あの家の。
僕、君のお父上に稽古をつけてもらっていた時期があるよ。
[過去を語りながら表情は次第に曇っていく。ついに盛大な溜息まで吐き出せば横目に相手をちらと見て]
君に……というか、スムースコート家に召喚術なんて要らないでしょ。
僕はこの子と一緒でも、一度も勝てなかったよ。
―0日目・PM7:30・バルコニー―
[貴族同士の繋がりというものは深い。社交場こそ平時の戦場であり、また同盟の場でもあるからだ。それらを次代まで続けていくべく子供同士の交流があったのも今は昔。教官に集められた顔ぶれの中に見覚えのあるそれがあったから早々に消えていった背中>>26を追い駆けた。「貴族」ではない、同じ釜の飯を食う仲間として]
そう思うなら味わえばいい。
まさか舌がないとかそういう訳でもないだろう?
―0日目・PM8:00・中庭―
父上に?
はは……あの人、手加減を知らないから。さぞ酷い目に遭っただろう。
[まさか飛び出すとは思わなかった人物>>41にうっかり苦笑が漏れ出た。自分にとっても第一の師である人の厳しさはよく知っているから、浮かぶのは共感めいた感情だ。控えた召喚獣を見る目にも似たものが混ざる。
重く深い溜息へは肩をすくめて応じる。自分の可能性を知らなかった頃の話とはいえ少しばかりこそばゆい]
必要かどうかじゃあなくて、使いたいか否かが基準だった頃の話だよ。
さすがに今では弁えているさ。俺に必要なのはそっちじゃないってな。
[普段は剣を佩いている腰に触れようとした手が空を切った。空いた手をひらりと翻す]
―0日目・PM2:30・トレーニングルーム―
九、十……千、と。
[中空で木剣を止める。この手の基礎練習は継続に意義があるから、回数は普段と同じでいいだろう。ましてや親善合宿を筋肉痛でリタイアなど以ての外と素早く木剣を元の場所へと返した。さて、浴室の下見をしに行こう──*]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
…味わう余裕が有るほど生易しい世界では無かったでしょう、ヴェルナー。
[集められた時に聞き覚えのある名が幾つか居たが、その中の一人>>42がまさかここに来るとは思いもしなかった。
“舌がない”
その言葉に肯定をしたら彼は驚くのでしょうか。]
相手の声音、表情、そして行動。
それらに神経を集中させてますと、味なんて覚えてませんよ?
だから…いえ、何でもありません。
[―だから一人になって食べてみたかった―
きっと無意識にそんな理由で抜けたのだと彼の言葉で気が付いた。
だが結果としては先の考え通り、味が分からなかったのだ。]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
それすら呑み込んで味わったのだと振る舞う世界だろう、ウェルシュ。
[返答>>45へ応じる言葉はあくまで軽く、深刻さの欠片もないように。相手の事情など噂話で囁かれる程度にしか知らないから深くは掘らない。その代わりに掲げてみせたのは二杯のジョッキ]
だが、『ここ』はそうじゃない。
その方がいいなら席を外すよ。そうじゃないなら……一度、こっちの流儀で乾杯してみないか?
[さかんに泡を立てるビールは、貴族同士の社交場では決して出てこない野蛮なもの。裏を返せば──彼は恐らく味わったことがないだろうアルコールだ。何も考えずに呑むにはきっとそれくらいが丁度いいと差し出した]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
…ビールですか?
[幼い頃はよく見たそれに
彼>>46はそんなつもりは無いのだろう、ただ同じ学ぶ仲間として接していこうと貴族らしからぬ飲み物を選んだだけ。]
あまり強く打ちつけないようにしてくださいね?
ジョッキは案外簡単に壊れてしまうので。
[私は差し出されたジョッキを受け取った。
それが私の答えなのだと何時ものように微笑んでみせて。]
―0日目・PM7:00・食堂―
あっおい、大丈夫かよ……
変なタイミングで声かけたか?
[声をかけた途端噎せてしまった相手>>39にどうしたものかと手を彷徨わせたが、落ち着くまで一旦待ちつつ水を飲む相手を眺めていて]
あー、じゃあ今俺たちは同じ釜の飯食ってるってワケね。
じゃあ折角だし自己紹介くらいしとこうよ、
俺はトール。君は?
[問いかけて、意識は相手に向けたままにオードブルへ視線をやる。
シュークリームと、それからショコラテリーヌ。
今皿に乗っているものを片付けたらそれらを食べるのも悪くないなとふと考えて]
甘い物はすごい得意ってわけじゃないんだけどさー、
甘さ控えめなら食べても良いかな。
有用な情報をありがとう。
―0日目・PM10:30・ラウンジ―
[特に行き先を決めずに散策した結果、たどり着いたラウンジ。消灯時間も近いためか昼間の賑やかさとは別空間のように周囲に人気はない]
はぁ。なーんか食えない奴ら多いよな。
[ソファーにだらりと腰を降ろしつつ、今日一日の純粋な感想が思わず漏れ出した。貴族同士のお付き合いというものともまた少し違う。軍事の道を目指す者達なのだから、当たり前と考えるべきか]
生ぬるいこと言ってる場合じゃねぇんだろうけど、寂しいっつーか。
[胸元に下げていたペンダントを引き出して中の家族写真を眺めては溜め息を落とす。夜更しするつもりであればこんな目立つ場所を選ばないが、まだ今すぐには部屋に戻る気分ではなかった。
──消灯ギリギリまでは、この場所で過ごすつもりで]
―0日目・PM8:00・中庭―
僕の家、みんな体力が無いからさ。
兄弟揃って素振りで吐いたよ。
[忌々しい記憶を掘り返せば胃酸で喉が焼ける感覚が蘇った。
スムースコート家の子供が受ける教育はあの比ではないと聞く。あの地獄を生き延びたのかと思うと、目の前の相手>>43には親近感どころか敬意すら湧くほどだ。
契約術を使いたいか、否か。赤子の頃から親兄弟が従える魔獣と育った自分には予想もしなかった理由だが、視点を変えてみれば共感は出来る。足元の獣を撫で、教官が聞けば即説教であろう本音を口にする]
……僕も、欲しいかどうかで言えば、君みたいな忍耐力が欲しいな。
この合宿も飽きたら途中で辞めちゃうかも。
……釜の飯は取ってないけどね。
僕はレト。魔科学専攻。
[こんなコミュ力に長けてそうな人間と仲良くできるかと言われるとわからない。
「折角だし」で自己紹介ができるようなやつ>>48とは人種が違う。
とは言え、無視するような真似はできないんだけど。]
有用かどうかは知らないけど…、聞かれたから答えただけ。
別に、デザートに無理にスイーツ食べなくてもいいんじゃない。果物とかもあるみたいだし。
[そう言って、ふっと視線をたくさんの果物類が乗せられた皿の方へ向ける。
僕ならあれをチョコレートフォンデュにして食べるだろうけど、そのまま食べたって美味いはずだ。たぶん。]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
ああ、知ってるよ。
そうしたら片付ければいいだけの話でもある。
[いつもと変わらぬ笑顔>>47───裏を返せば心を動かすに至らなかっただろうと心中肩を落とすも表には出さない。なんせ、時間はまだたくさんある。今回の合宿が終わったあと、入学してからでも]
それじゃ──この夜とこれからの親愛を願って。
乾杯!
[願わくば、どこまでも貴族らしい
―0日目・PM7:00・食堂―
……。
[食堂の片隅に、褐色肌の青年が一人佇んでいる。
ゆっくりと食事を摂ってはいるようだが、どうにもそれ以外に目的がありそうな様子だ。
まるで、会場内の人間を観察しているかのように。
人が疎らになる頃には、人知れず姿を消しているのだけれども*]
―0日目・PM10:30・ラウンジ―
[中庭でのひと時の後、暫く契約獣を供に宿舎周りを散策していたものだからシャワーを浴びるのがすっかり遅くなってしまった。
濡れた髪を乾かすついでにと今度は施設の中をあてもなく彷徨っていれば、不意にそう遠くない位置からの声を捉える。
音の出所を探り進行方向を変えてみれば辿り着いたのはラウンジで、そこに居る男>>49を見つけ、暫し逡巡。もう驚き顔は見飽きた。今回ばかりは素直に近付く]
……こんばんは。
そろそろ消灯のはずだけど、何してるの?
[未だ濡れたままの髪で挨拶をしてみる。曲がりなりにも貴族なら身なりを整えてから話しかけるべきだが、自分にはどうでもいいことだ。
相手の許可も取らずに隣へと腰を下ろせばひとまず微笑んで見せた]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
乾杯。
[ガチンッとジョッキ同士をぶつけては、昔見た飲み方を真似ようと一気に体内へ流し込んだ。
これが正しい飲み方なのだろう、そう疑わずすぐにジョッキを空にしてみせた。
みせたのだが…]
………美味しくないですね。
[味は分からないのは変わらないが、鼻に抜ける風味と独特な何かが不快に感じた。
うん、きっとこれが美味くないと言うやつです。
笑顔を崩さないように意識していたが、きっと今の私は可笑しな顔をしてるであろう…そんな気がしていた。]
―0日目・PM7:00・食堂―
レト、ね。よろしく。
へぇー、魔科学。
俺は技術面てんでからっきしだから明るくねえけど、専攻しようって思えるのがすげぇ。
[魔科学、と聞いて具体的に何をしているかの想像がつかないが、所謂インテリ方面の選考であることは分かる。
自分も“作る”ことはできるが、設計や開発はまるで未知の領域だ。
相手が言ったこと>>51で意識を改めてデザートのコーナーへ。
メロンにぶどう、ライチとパイナップル……確かに果物も美味しそうだ]
いやほら、折角だから普段食べないようなモンに挑戦したいじゃん。
だったら、詳しそうなヤツに話を聞いとくのが一番かなーって?
あ、このイカのマリネ? みたいなの美味かったよ。
甘いモン飽きたらオススメ。
[自分の皿に乗っているイカの残りを指し示して口角を緩く持ち上げた]
―0日目・PM8:00・中庭―
大方、「体力の限界を確かめろ」とかいう理由で倒れるまでやらされたんだろ?
いや本当に加減を知らない父上ですまない……。分かっててやってるから始末に負えないんだが……。
[相手の語る思い出>>50が記憶の中の父親像と一切ぶれないせいで頭を抱えた。というか自分もやらされた覚えがある。体中の水分がなくなって干からびる感覚はあまり思い出したいものではない。
視線がなんとなしに相手の指から寝そべる魔獣へと向く。シェーンベルク家の者達が召喚を得手とするのはそうした性質にも理由があるのだろうか。ひとつ笑みを落として、真っ直ぐな視線を相手へと向けた]
はは。「忍耐力」といえば聞こえはいいが……やっていることは「辞めない」だけだ。
それを鍛える一歩目として、合宿だけでも一緒に続けないか?
むしろその為にここに来たからね。グランツ士官学校は魔科学技術に関しては最先端と言っていいから。
キミ…トールはなんでここに入学したのさ?
軍人の家系とか?
[皿の上に乗ったままだったエクレアにかじりつきつつ、ちらりと相手を見る。
くそ、よく見たらムカつくくらい背が高いな。トールだけに背丈もトールサイズかよ、なんて一瞬よぎった思考はすぐに切り捨てた。
…世の中は随分と不公平だ。]
…詳しいってほどでもない。
たしかに甘いものばっかり皿に取ってたけど……
イカは…あんまり食べたことないけど…
内陸の方だったから、魚介類はあまり食卓に出なかったんだ。
そんなに美味いんなら、後でちょっと食べてみてもいいかな……
[それから視線は相手の皿の上へと移る。
滅多に食べたことのないイカは、鮮やかな野菜類と共に彩られてたしかに美味しそうに見える。
食欲が刺激されて、少しだけ表情が緩んだ。]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
[こちらはジョッキの半分ほどを干して一息。……ついたところで、対面の相手が妙な顔>>55をしていたものだから思わず吹き出してしまった。零れ落ちた感想もどこか子供じみた憮然さがあって、貴族らしからぬ大口を開けて笑ってみせる]
はは! よかったじゃないか、舌があって。
美味しくない……いや、「不味い」が分かれば、「美味しい」ものもきっと見つかるだろうよ。
なんなら会場戻って探してみるか?
[ビールに合うなら味の濃い揚げ物だろうか。とはいえアルコールだけでもワインがありウィスキーがありカクテルがある。主食系は言うまでもないし、なんならデザートもたくさん並んでいたはず。それだけあればきっと、好きも見つけられるだろうと]
―0日目・PM7:30・バルコニー―
しっ、仕方ないじゃないですか!
私の知る限りでは何樽も飲み干す程、皆さんは飲んでいたのですから!
とても美味しい物と思うじゃないですか!
[大きな口を開け、笑っている彼>>60に思わず噛み付いてしまった。
当然と思ってた事が全く予想出来ず、いつもの事が出来なかった恥ずかしさにだ。
そして、今だってらしくない行動を取ってる…ここまで来てしまっては繕えないだろう。
ならばいっそ]
…ヴェルナーが選んで頂けるならば戻ります。
[最初で最後かもしれない我儘を言ってみましょう。
貴方がからかったのが悪いのです。]
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