情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
駄々じゃない…
[脅しになど屈するものかと言い返すけれど、すでに趣旨が滅裂だ。
細身に見えて案外と逞しいフェリクスの身体に見蕩れてる余裕もない。
ほどなく日差しが遮られて空調の効いた場所に到着する。
これが宿舎とやらだろう。
コテージめいたつくりで、荷物よろしく担がれたまま人目のある受付を通らなかったのは良かったけれど、フェリクスの行動を止める者もまたいないということだった。]
− 宿舎 −
[ベッドに下ろされたのは痛めた足を床に下ろして体重をかけさせまいという配慮だったのだろう。
フェリクスの手が伸びて来て手際よくボタンを外してゆく。
侍従に着替えを手伝ってもらった小さい頃を思い出した。けど、]
自分で、 する
[子供扱いするなという反発と、早く休みたい一心で身を捩った。]
― 宿舎 ―
[ミヒャエルの動きを利用しながら服を脱がせた後は、ベッドの上に寝かせて毛布を掛ける。
それからすぐに氷嚢を用意して、痛めた足首に当てた。]
放置すれば悪化するからな。
冷たいが我慢しろ。
[子供扱い、と言われても仕方ないほどに世話を焼きすぎな気もするが、彼の体を損なったら一大事だ。ゆえに彼の言い分などお構いなしに必要な処置を取っていく。
言動を見るにもう少し水分補給が必要かと、飲み物を用意した。]
[上官だか悪戯者の仕業だか知らぬが、
紛れ込ませてくれた“備品”のおかげで昨夜は退屈もしなかった。
肝心の中身はといえば「まぁまぁ上出来」といったところ。
真剣に眺めるほど飢えてもいなければ純でもない。ついでに言えば本の趣味から垣間見える性癖も己の趣味とは違う。しかし、暇潰しの娯楽本としてはなかなかもってこいではあった。
帰還したら持ち主へとGJを送ろう。良い友達になれるかも知れない。]
[火の番を交代してから朝までの短い間は仮眠を取り、
起床から撤収、そして出立まではスムーズで問題もない。
コンパスと地図を頼りに歩き出せば、暫くの後に目的地の宿舎に到着する。]
― 野営地―→宿舎 ―
― 宿舎 ―
ホントだなー。もっと小型かと思ったが。
でも、思ったよりはしっかりとした厚みのある壁じゃね?
正直、隙間風に曝されるくらいを想像してたから、これは僥倖。
[案外大きい、と感想を漏らすベルティルデ>>70に同調するように頷いた。罰則にしちゃあ上出来だ、と付け加えた言葉は聞こえていなくていい。]
っても、流石に、バンガローは一人一つは用意できねェか。
人のモンに手を出す趣味は無い、とはいえ、
俺なんかと一緒にさせていいのかねぇ、上は……
[今更だが、と一人ごちて肩を竦めた。
彼女と良い仲であると風の噂に聞いている同僚は
今回の任務についても特段何も言ってはこなかったが。
信用されているのかいないのか、微妙な心持ちだ。]
ん?ああ。
次の課題は―――ええとな、
「ダッシュor奪取」って書かれて……つまり何だこりゃ?
[言葉遊びのようなミッション名に、片眉が上がる。
紙束を捲り詳細に目を通すと、得心行ったような表情。]
………ははん、要するに
訓練生と教官との追いかけっこみたいなもんだな。
「訓練生は24時間ずっと教官から逃げ切る」もしくは、
「24時間以内に教官が指定する品を奪い取る」だそうだ。
24時間って、やけに長ェような…
………まあ、このミッションは特に必須というわけでもないみたいだから、休息に充ててもいいと思うが。
やるか? で、やるんなら、どっちがいい?
[足首は少し捻っただけだと思うけれど、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるフェリクスに逆らいはしないでおく。
そういえば訓練課題に失敗した気もするけれど、回復しなければ続きもできない。]
シャワーは?
[設備があるなら浴びたい。降り注ぐ水を飲みたい。ゆっくり眠りたい。
そう求めた声がまだ熱っぽかったようで、フェリクスは飲み物を運んでくる。]
― 宿舎 ―
ん?
[>>76なんか今変な言葉を聞いた気がする。罰則とか何とか。
不穏な響きにじとーという目で見つつも、宿舎については同意する。]
ほんとほんと。
結構優遇されてるよね、1対1で、この設備だし…。
要人も使うなら納得だけど、一軍人にはちょっと豪華だね。
流石に一人1つは贅沢すぎるで…ん?
[なんか更に変な言葉を聞いた気がする。人の物とか何とか。
私って誰の物だっけ、などと一瞬間抜けな事を考えたが、言葉の意図する所を把握して。]
オズワルド、私が誰かと付き合ってるって―――
[と言いかけて。]
あっ、ううん、何でもない。
何でもないよあっと教官。
で、課題、課題、えっとどうしようか。
奪取、ダッシュね。
夜から、でもいいんだけど…
[何となく視線を逸らしながら早口で言って、どうしようかと悩むように首を傾げた。]
― 宿舎 ―
[聞き咎められた『罰則』には、
顔の前で両掌をひらぁりさせて、なんでもないですよのジェスチャー。
バレるのも時間の問題と思えたが、一応話題は逸らしておく。]
要人がこんな島で訓練、なー…
有り得る話ではあるな、こんなモンが用意されてるなら。
さっきの森の雰囲気からして、他に俺らみたいな訓練生と教官みたいな立場の人間がいくらか送り込まれてはいるんだろうとは思うが――まだ会えてねェな。
[軽く耳を欹ててみるが、今のところ喧騒は聞こえなかった。
付近には居ないのか、それとも防音性に優れた壁に隔てられているがゆえか]
まぁな。旅行やキャンプならまだしも。
恐らく、一緒に過ごさせることも含めて訓練なんだろうし。
[天井と四方の壁を見回し、同意を示す。
一人で過ごすには少々広いバンガローは、防音のためか声が少々響いて届く]
……ん?
[言いかけて途切れた言葉に、微かに首を傾ける。]
エーヴァルトといい仲だってずっと噂になってんぞ。
確か……もう3年くらい経つだろ、長いよな。
[なんでもない、と打ち切られ、隠したい話題だったかとも思うが
さらりと表面をなぞるように触れておくのは微妙な心持ちの表れ。
その前に己が一時でも噂に関わったがゆえか、多少気まずく、
話題は早急に当面の問題、課題をどうするかに移るのだが]
や、おい、ちょい待て待て。
夜からってお前、夜から24時間森で追いかけっこする気なか!?
やる気と気概は買うが、狼さんとランデブーする羽目になるぜ、絶対。
[夜からでもいいなどと言い出すとは思わずに
思わず声色には笑いが滲んだが、
実際にそんなことになれば笑い事では済まない。]
………まァ、今夜はゆっくりしとくか。
野営の後だし。
調査目的とはいえ、多少サボっても罰は当たらねえよ。
[予定変更を告げて、小さく笑った。*]
― 宿舎 ―
うん、宿舎もいくつかあったしね。
訓練次第では会えるかも。
[まさか兄が来ているとは、こちらは知らないままなのだが。
外への興味も隠そうとしないまま、自然ソファー代わりにベッドに腰かけて。]
一緒に過ごすのも訓練なら、上の人の思惑次第じゃ
反目してる相手と強制的に、ってのもあるのかなぁ。
[あるいは仲を深めたい相手と来るなら、それも効果的かもしれない。とは口には出さずにそろっと視線を彷徨わせた。]
[>>82その視線がまたオズワルドへと戻ってから。己にとっては寝耳に水な噂話に目を丸くする。]
いっ え、エーヴァルトと!?
何でまた――
[とそこまで言って、むぐぐと口を手を抑え、その格好のまま目だけがちらとオズワルドを伺った。
その格好のままで、何で3年も前からそんな事になってるのかとぐるんぐるん考える。正直数える程しか会ったことの無い相手で、友人より意識が低い間柄だと思っていたので余計にだ。気質的には真面目が似たところもあるので、訓練を一緒した際には息が合ったのも確かだが…。]
に、24時間やるなら、
どこから始めたって同じだよ!
[さぁやろう今すぐやろう的な素振りは見せたものの、狼への懸念は御尤もであるし今は教官の指示は絶対だ。
むぐむぐしながらも、大人しくその提案に従う事になるか。]
なんでってなぁ……
俺の知る限りでは、顔に出る方だし。
[この辺に、と、人差し指で自分の顔の周りに
ぐるりと円を書くように指し示してみて――]
お前の場合はこの辺にだな。
[窓に寄りかかっていた身体を少々ベッドに寄せ、
指をベルティルデの目元、頬の高骨の辺りに近づけた。
見れば分かる程度には浅からぬ付き合いだ。]
何で何でって、なぜなぜ坊やか。
[二度続いた問いに、そんな突っ込みを入れておいて。
意外な反応を得て、暫し沈黙が落ちた。]
や、俺はそう聞いたんだけど……?
それがあったから、過去の俺とお前との―――……
……あー、その、なんだ。
[多少気まずそうに後ろ髪を掻いて、窓の外に視線彷徨わせ]
妙なハナシも薄れて行ったんだと思ってたが?
勇ましいこって。
そんなに追いかけっこしたいなら、
帰ったら幾らでも付き合ってやるよ。
[勢い込んだ台詞の一方で「上官」の指示に従おうとするベルティルデをやはり楽しげに見やりつつ―――
彼女の持ち物の中から適当なものを借りて、或いは奪って
そんな形での鬼ごっこも愉しかったかもしれぬ、とは頭の片隅で。]
……
[適当な椅子を引き寄せて、脚組んで座った。
距離を保つべき相手との、適度な距離感は、
これまでの関わりの中で見極めたものだ。
……休息となると却って間が持たぬかもしれぬこと、計算外だった。*]
[>>87顔に出る発言に、そんな事ないと睨みつつ、突き付けられた指を掴むとぐぎぎと折りかねない勢いで向う側に曲げて。]
聞きたくもなるよ、だって無いよ!
そもそもエーヴァルトってたしかお兄…
[と大声でしていい話じゃないことまで言いかけたので、慌てて首を振って先を散らしつつ。>>88逆にオズワルドが言い澱んだ言葉には一瞬、何の事かと瞬いてから――思い当たる昔の噂話に極微妙な顔をし気まずそうに視線を逸らした。]
ちょっと、追いかけっこがしたいわけじゃないよ。
報告書のためでしょ!
…まぁでも訓練の一環って意味で、
本気でやるのは悪くないけど…。
[どちらが上か、というわけではないが。
久しくやってなかったそういう訓練も悪くない、などと思うのは真面目故か。
話し合い、休憩の選択肢を選んだものの、先ほどまでのうるささは急になりを潜めて、何となく沈黙し座ったまま頬杖をついて、何となし床の隅っこを見つめていた*]
[辺りが暗くなり始めたら己の本領発揮だろうか。
体力温存をしておいたおかげで元気すぎる位身体は元気だ。
彼方はきっと逃げ切っていて多少体力も削られている頃だろう。]
さ、てと。
―――そろそろ行動に移るか。
[背伸びをし身体を解して、顔を引き締めながら肩を鳴らす。
何処から行こうか、考える。
己がカレルだったら何処へ行くか。
何処に隠れ、どのルートを選び、何処を拠点とするか。
数十分思考を重ね、地を蹴り駈け出した。*]
― 夜 ―
[都会的な光がない、美しい夕暮れに目を奪われているような余裕はなかった。
日が暮れる前に、周辺の地理をできるだけ頭に叩き込みいざという時の逃走経路もいくつも用意している。
川から草原、草原から森林の中に入り木立に紛れ。
木の上に逃げれば獣からは身を守れるが、それではイザ見つかった時に逃げ切れない]
夜目が利く相手なら……スタングレネード使ってもいいかな…。
[手製の削ったマグネシウムをゴムホースに突っ込んだだけで作った閃光弾もどきを握り締める。
これを使えば相手が目を痛めるかもしれない、という危惧はある。
しかし、自分の持てる力を使い、全力で課題に取り組んでいるほうが彼は喜んでくれる気がして。
もし彼が来たら、これで時間を稼いで逃げ切ろう。
彼にとって自分はあまり出来のいい訓練兵ではないかもしれない。
少しでも彼に認めてもらいたい。そして、彼が所属する空挺部隊の一員に迎え入れてほしい。
そう思いながら、緊張の一瞬を少しずつ、少しずつ、感覚を研ぎ澄ませながら過ごしていた*]
[水分を得て彼がいくらか落ち着いたようならば、一旦看護の手を止める。]
到着地点から宿舎までの行軍訓練はひとまず終了だ。
問題点は後ほどブリーフィングしよう。
本来ならばすぐにも次の訓練を行うのだが…
その体調では無理だな。
今日は休むといい。
その次の訓練は、少々体に負担がかかるものになる。
[二つ目の訓練の放棄を告げて、次に備えるよう促す。]
暫くはそのまま寝ていろ。
気分が回復したら少し自由に過ごしてもいい。
なにか他にして欲しいことはあるか?
[必要なことを伝えたあとは、看護人の顔に戻った。]
[ミヒャエルの容体に問題はないと納得したのか、フェリクスは実務的な話を振る。>>94
そんな姿は有能な軍人らしさが際立ち、充分に大人っぽい。
実際、自分といくつ年齢差があるのだろう?
なんとなく気まずい空気が流れて、ミヒャエルは見かけ程には落ちついていない内心を押さえつけつつ、フェリクスの端正な面差しを見上げた。]
手法には遺憾ながら、助けてくれたことには礼を言う。
[予想の範疇だったが、まだ訓練は続くらしい。
名誉挽回できるか。
軍事の技量じゃなく、彼に自分を認めさせたい気もするけれど、うまく言葉にできない。]
教官の成績に傷がつかないよう努力はする。
[ミヒャエルから向けられた視線に流し目をひとつくれる。
内心のさざ波が目にも表情にも現れているようで、言葉よりもよほど雄弁だった。]
礼には及ばない。
だが、その言葉は受け取っておこう。
期待している。
[努力するという宣言に頷く。]
そうだ。シャワーもいいが、宿舎の近くに湯が自噴している場所があるぞ。
興味があれば覗くといい。
[シャワーに行きたいと言っていたことをふと思い出し、付け加えた。]
[宿舎の近くに湯が自噴している場所があるという。>>98
そう聞けば汗を流しにゆきたくなった。
湯に浸かるのはシャワーよりも足に負担なさそうだし。]
見ておくのも悪くないな。
[好奇心を丸出しにするのも子供っぽいかと、あえて恬淡と応えたが、浮き足立った気配は隠し切れていなかったかもしれない。
期待してると言われた、せいで。]
一緒に行こう。
[立ち上がったミヒャエルの後を追って歩き出す。]
場所を知らないだろう?
温泉と言っても湯がただ湧き出しているだけだ。
入るのにもコツがあるんだ。
[嫌がられても、教えるとの名目でついていく気だった。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新