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― 翌朝・温泉宿 ―
[ その夜、露天風呂殺人事件一歩手前な出来事があったかなかったか、は、ともかく、 客人達には、それなりに楽しい温泉の夜が用意はされていただろう]
ほう、これは?
[ 翌朝の朝食の膳には、茶碗蒸しに甘い味をつけたプリンもどきがついていて、男は首を傾げる。
宿の者に聞くと、領地で売り出した、たまごプリンの評判を聞いて、この宿の料理人が工夫した甘味だとの答え ]
そうか、なかなかの工夫だな。
[ 実際には、カスタードプディングの滑らかでいながら弾力のある食感や、柔らかい甘さが再現されているとは言い難いそれを、男は完食し、同じ席についている、カナンやシメオン、そしてサシャの様子を見る ]
― シュビト・シロウと逢う少し前 ―
200人も死ぬ気で訓練するなんざ、大したことだろ?
[ガートルートの言葉>>724に笑いながらそう答える。
どんな訓練なのだろうと気にはなったが、それは今度またゆっくり聞けばいいだろう]
それにお前のその行動がクロードの助けになるためってんなら、やっぱり大したことだ。
あー……。そうだなぁ。
[訓練の手伝いを引き受けた時に、全くこうなることを予想してなかったわけではないが、
いざそうなってみると、もっと穏便に出来なかったのかと思う気持ちもある。
尤も穏便にするつもりがないのはこちらだけではなく、王府も穏便にする気がないからこそ、兵を突入させたのだと考えると、一概にどちらが悪いという問題ではない]
っても、オレも気軽だったのかもしれねぇが、片棒とはいわずとも棒の先くらいは掴んでるようなもんだからな。
叱るもなにも今さらだろ?
[そして、どう考えてもクロードの願いを聞き届けない過去は選択しない]
― 露天風呂 ―
( かつて主が一生お前は客人に酌をするなと言っていましたが、必要とあれば仕方がありません。)
[ その場は確か酒の席の戯れであったが、暗殺者にしか見えないという周囲のドン引きと共に得た評価であったが、自覚はしていなかった。]
( 練習さえ重ねれば、たかが小瓶を杯に傾けて注ぐ行為なぞ余ゆ――!! 不覚っ!)
[ そこまで考えていろところに、距離を詰められていた不覚に感づきながら、本来短剣のある身体の箇所に手を置いて自身が素裸である事に気付いた。が、同時に]
『酌をしてくれるのかね?ヘイズナイト。』
[ 気配の主であるところの親父が現れた。酔っ払いがぶらんぶらんしていた。]
サ、サシャに酌だと!
す、すすするか莫迦者!!いやするぞ!してやろうじゃないか!!
だがただしその頃には、貴様は八つ裂きになっているだろうけどな!!
[ 混乱の挙句、意味不明且つ支離滅裂な怒鳴り声が続いた。露天風呂殺人事件一歩手前には至らなかったが、湯船を出て彼女がした事は土下座だった事だけは確かだった。*]
…恵み…恵みか、悪くない表現だ。
そうだ。格言にはこうある、『情けは己が為に』。
いつか風の水の様に巡り還る恵みの為に、他者を助けるのは決して悪い事ではない。
尤も、私と君の思想がどこまで繋がるかは果たして知れん。
違えた時は違えた時。そう割り切るしかないのもまた摂理。
だが、私達の関係は、やがてその足を揃えられる物だとは考えるのだ。
[若い。男と対照的な、青年の邪気の無い瞳を眺めてそう感じる。
静けさの中で紡がれる声は柔らかく、悪意を持てば容易く手折れそうにも]
[楽しげで無垢そうな笑みと合わせられた微かな間を男は感じるが]
…それで構わん。
私の描く未来図の先に、君の望む新たな風を見出せる事を期待しよう。
ウェントス族のルディ、その名は覚えた。
次に会う時を、私は楽しみにしていよう。
[無垢な幼さと、良き変革を望む思慮が混在して、何処か王国の民衆とは異なる不思議な風を青年に感じていた。
これがうつろわぬ民。その面差しを確かに意識に刻み付けて、男はやがて私兵の者達を連れて、青年と別れていく*]
― 翌朝・温泉宿 ―
この辺りでは、乳牛を飼うのは難しいから、牛乳がまず手に入らない。そして砂糖も上質のものは希少で値段も高い。
[ だから作る事の出来るプリンもどきはこれが限度だろう、と説明して、カナンの顔を見る ]
リリ大使。
君は、外の世界の文明が、この国の生活を向上させると言った。
だが、新しいものを作るためには基本的な資源が要る。
君たちが子供の菓子に使う砂糖が、この国では高嶺の花であるように。
それらをこの国に、売りつければ、暴利をむさぼることもできる...そう考える者もいるだろう。
[ 男の語るのは商人の倫理 ]
それを国単位で、行おうとする国が入り込めば、ナミュールは戦争とは別の意味で破壊される。
[ 外敵とは、武力をもって攻め寄せるものだけではないのだ、と、そう言って ]
― シュビト市街 港付近 ―
[青年、ルディと別れた後、男は私兵達の招集を掛け出した。既に市街の喧騒が収まっている。予想以上に迅速に、騒乱が収束していたのだ]
…血の臭いもなければ、想像以上の怪我人もいないときた。
これは、言葉を以って王府軍の先遣を制しでもしたのかな。
面白い。
だが今は彼らも私と会う余裕は無い事だろうな。
… … …。
全隊に告ぐ! これより我々はアレイゼル領へ帰還する!
際し、五十人は此処シュビトにて引き続き任務を続行。
薄汚い蝙蝠臭い動きを晒していた、スルジエの動きを綿密に洗い出せ。
他百人は、港に用意した船で先にアレイゼルへと渡る。
[民衆の避難誘導、学徒の中核人物、放棄した武装の管理。それらの任務を実行していた私兵達が、更新された任務に、港へと集まる。
五十人はこの街に留まり、スルジエが何をしていたかを調べだす事になる]
然し、本当に面白い拾い物をした。
兼ねてよりスルジエ卿は目障りな存在。
暴徒共に良い顔をしながらも、王国に媚び諂う。
貴族とは恵みに動く風見鶏の様な物だ。風見鶏結構。
だが、薄汚い蝙蝠となると私は嫌いなのだ。
[事実、古の民ルディへ告げた言葉に、偽りは一切無かった。
唯、元々スルジエ領主をこの騒乱の機会に叩く事は、男の規定路線であり。
そこに、王府に反旗を翻す公算の高いウェントス族に対して、ここで恩義を売れる上、上手くいけば今後にも影響が期待できるかも知れない、という、幸運な『拾い物』により、ますますスルジエ領主を追い詰める意志を固めてしまった。というだけで]
― 翌朝・温泉宿 ―
それを防ぐ方策を、今、君達に提示しろとは言わん。完全に防ぐ方策など無いだろうからな。
だが、大使殿の言う闇を照らす光が、この国を焼き払う光となることもある。
その事をどうか、忘れないでくれ給え。
[ 彼等ならば理解出来るだろう、男がまだ早いと、言ったその理由が武力の不足だけではないのだという事が。
そしていま、それを告げることの意味が ]
― 翌朝・温泉宿 ―
サシャは同席しても宜しいのでしょうか…。
[ 一足早く早朝に起きて身体を動かした後、もう一風呂を頂いていてまだ微かにホクホクしていたが、昨夜のやらかしからの影響の方が色濃く尾を引いていた。末席で大きな身体を小さく竦めながら、膳を貰う。]
正使様は甘い物が大層お好きだとか。
これが御気に召したならば、サシャの分も宜しければ如何ですか。
[ クレメンスが舌鼓を打つ様子>>735を窺いつつも、カナンに自分の分のプリンモドキを進呈する動きを見せた。]
( ……。)
[ その後の経済や物流に関して熱弁をふるうクレメンス達の会話に対しては務めて身を引いて無関心を装う。実際、関心を抱く理由もなかった。*]
[ アレクシス・ユレの率いる船団が、オプティモの港に入り、示威行動とも取れる陣を張ったこと、そしてアレクシスに、彼等の居場所が伝わった事が、鳩によって知らされたのは、それから暫しの後のこと ]
船を手配しろ。
[男はその知らせを受けると、海路をとって領地へと向かうことを決める。
船の手配が整い、彼等が出発する前に、アレクシスは動いたかどうか。
間に合わなければ、戦力らしい戦力は持たぬまま、彼等は王府の軍を迎えることになる**]
― シュビト ―
そうか?基礎訓練、ってか体力づくりは全員一緒だし。
まぁ剣の使い方とかは差があるから手入れが必要だけど。
[子供の頃からやらされていた事をちょっと強化した特訓を受けさせただけ、なので自分としては大したことはしていないつもりだった。内容は聞かれれば語るだろうが。]
…あんがと。
[>>736褒められた事は少しだけ照れくさそうに受け取った。]
っはは、そうだよな。
じゃ今更ついでに、先生もその棒担いでくれると嬉しいなー。
先生ついてくれると皆安心するだろうし。
[褒められついでに遠慮なく、恩師も大騒動に巻き込もうとする。
遠慮のなさといえばいいか、そういう所には昔の面影がまだ残っていた。]
その気があるなら学館に来てくれよ。
じゃあ俺、そろそろ行かなきゃ。
先生、またな!
[遠く離れた所から、一端学館へ集まるように>>693と声が聞こえる。
その声に呼応するように、呼び止められなければそのまま学館のほうへ走るつもりで**]
― ベルサリス学館 ―
シュビトを出て、各地の町や村に散ってくれ。
そして、俺たちの意思に賛同する人間を集めるんだ。
[精力的に村々を回った手ごたえは感じていた。
自分が立てば、ついて来てくれるものたちはいる。
それだけのことをしてきた、という自負がある。]
南島中から同志を集めて力を糾合すれば、
十分に王府軍に対抗できる。
いいな。
[しばらく時間は掛かったが、皆の賛同を得て頷く。]
船を使って港から出れば、捕まる可能性は少ないだろう。
土地勘のある奴は近くの森や山に向かうんだ。
なるべく見つからないようにな。
王府軍の本隊が街に到着するまで、多少の猶予はあるはずだ。
シュビトから脱出するまでの時間は俺が稼ぐ。
軍がこの街を包囲する気になる前に、急いでくれ。
[巫女姫のところに単独で会いに行くつもりだと言えば、
幾人もからの猛反対を受けた。
それをひとつひとつ説き伏せ、納得させていく。]
それと、街のみなにも連絡を。
俺たちの志に賛同し、共に歩んでくれるのなら、
一緒に街を出て外で合流してくれと。
もし、巫女姫親征を聞いて躊躇う人間がいたら、
「俺たちが戦うのは巫女姫様じゃない。
巫女姫様までも操り危険な場所へ送り出して、
国をいいように牛耳っている官僚貴族共と、
側で悪しきことを吹き込んでいる連中だ」
と言ってやってくれ。
[それは一種の詭弁ではあった。
だが、一定の効果は見込めるだろう。
君側の奸を討つとの主張は、昔からよく使われてきたものだ。
指示は、協力関係にある商人・職人組合へと伝えられ、
じわじわと街の人々に浸透していくことになろう。]
[方針を伝えたあと、何人かには別の指示を出す。]
君と、君は、近くに潜んで戦えるものをまとめてくれ。
ただ単に逃げ散ったと思われてはまずい。
王府軍の偵察兵、輜重兵、離れて行動している小隊、
そういう相手に襲撃を掛けてくれ。
必ず地理に詳しい奴を連れていけ。
正面から戦おうとするな。
深追いもするな。
不意打ちと即座の撤収を心がけるんだ。
[いわゆるゲリラ戦術を指示したうえで
襲撃の開始は自分かガートルートの指示を待つこととする。]
[200の精兵については、ガートルートに預けることとしておく。
彼らと一緒に訓練されてきた馬たちを動かす手配もして、
全てを任せられるだけの用意を整え、
友に釘を刺されたことを思い出して、小さく笑った。]
忘れちゃいないさ。
ちゃんと帰る。
預けておくだけだからな。
[思念に乗せることもなく、
目の前にいない相手に向かって呟いた。]
[こうして、王府の返答を待つ間に港から、あるいは街の裏側の門から、三々五々、学生たちや街の人間が散っていくこととなる。
それは、街の騒乱を避けた避難民の動きにも似ていたが、
街の中で探るものがあれば、
あるいは注意深く偵察しているものがいるならば、
違和感を感じるものでもあっただろう**]
流石にクロードの集めた兵や王府の軍が、
そんなことを許してるとはとても思えないんだけれどな。
興奮してるのか、何なのか。
騒動に紛れて好き勝手やってるんだろう。
これだけの大規模な騒動なら相手を傷つけようが、
抵抗のできない無抵抗な人間から金を強奪しようが、
表立ってそれが露呈することはないからな。
[胸糞悪そうにするマーティンにそう言いつつ、
子供がびくっと身体を震わせたような気がすれば、
よしよしと頭を撫で、早くマーティンの部屋へと行き、
落ち着かせようと思う。]
[―――外の世界へ。
そんな夢さえ思わなければ、今までと同じく、
今日もこの街は商人の声や、職人の作業音で、
活気に満ち溢れていただろうに。
確かにこの島にはない目新しいものは、
魅力的に映るかもしれない。
島に時々流れ着く人や物資を見れば、
それは理解できる。
が、一部の者達によって、内乱が起これば、
真っ先に被害を被るのは、軍よりも
こういった無関係な人間達なのだ。
変わらぬ平和を望んでいたのに。
何かを変えるということは、必ずしも何かを犠牲にする。]
邪魔するぜ。歩けるか?
[マーティンの部屋へと招き入れられれば>>732、
子供を立たせ、そう訊ねる。
すれば、子供は大丈夫か?と聞こえる声に呼応するかのように、
こくりと首を縦に頷かせ、とてとてと寝台の方へと歩いていく。]
思ったよりも大丈夫そうだな。
冷やすものと消毒するものはあるか?
強く身体を打っていたみたいだし、早めに手当した方がいい。
[マーティンにそう訊ねればなんと答えただろうか。
辺りを見渡せば一人暮らしであまり他人が出入りした形跡がない。
あれからどれくらい経っただろうか。
彼の妻が失くなった時は確か自分も葬式に参加したのを覚えてる。]
[手当する道具があればそれを借り、
なければ適当に学館内等の他から見繕ってきただろうか。
落ち着いた頃に子供から事情を聞けば、
大量の兵が雪崩こんで、潜んでた兵が立ち向かっていった際に、
人の波に流されて、母親と逸れてしまったらしかった。]
早く見つかるといいな。
[他にもこの騒ぎでそういった状況に追い込まれてしまった子供、
またはそんな子供を探している親も、少なくはないだろう。]
[やがて手当も終わり、ようやく少しは安心したのか、
子供が寝台ですやすやと安定した寝息をたてた頃。]
君は今後どうする?
……俺は軍の戦闘部隊の方へ戻ろうと思う。
[大切な物を守るには、それが一番なんだろう。
が、それが本当に正しいことなのか。
他にもっとやり方があるのではないかと思う部分はある。
そんな思いから、ふとマーティンに訊ねてみた。*]
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