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さて、このまま立ち去れるとは思うな。
[自分に敵対してきた者を放置するほど甘くもない。]
おまえの血を少し、もらっておこうか。
[必要があれば、居場所を探るためだ。
押さえ込んでいる男の手首に牙を向ける。]
― 廊下 ―
[廊下を歩いていると、隅に気になる白い塊を見つける。ゆっくりと近づいてみると、それは小さい白い兎>>248]
……なんで兎がここに?
白じゃなくてもっと変わった色の兎だったら前に見たけれど……
[とりあえず、こんなところで眠らせるにはちょっとダメだろうと思い、そっと抱き上げて休ませられそうな小部屋へと連れて行こうとするだろう]
[元来た道を辿るのは、さほど難しくはなかった。
けれど、鮮度の落ちた血の匂いに混じって、新たに違う血が流れたと、嗅覚が教えてくれた。
それが呼びかけを逡巡させる。
足音をできるだけ忍ばせ、ひっそりと佇む人影に近付いていった。]
エレオノーレさん。
[彼女に相応しい優美な響きだと思った。
……バルシュミーデの一族名は、本当に聞いたことがあるのかもしれないと思う。
血親は古く強力な吸血鬼だと聞いているから。それがどれほど凄い事なのか、アルビンのような世間知らず(人の世間も、吸血鬼の世間も)にはよく分からないが]
……?
何か思いつきましたか?
[出来ることがあったのだろうかと、少し屈んで顔を寄せたら]
……?!?!?!
[唇に、驚くほど柔らかい感触といい香り。
思考と動きが完全に停止した。
その間に、ぷつりと小さな痛みが下唇に走り、そして次の瞬間すうっと柔らかい物が離れていった]
エ、
エル、レ、エレオノーレさん?!?!
[悲鳴を上げた時にはもう、彼女は悪戯っぽい仕草で離れて行く所だった。
思わず引きとめようと手を伸ばしたが、引きとめて何をするのかというと全く思いつかない。
結局、闇に消えるまでそのポーズで固まっているしかなかった]
― 温泉 ―
[吸血鬼の視力が無ければ見えていなかっただろう。
どちらが幸かは、暫し熟考を要するが。
ともかく、濃い霧と湯気が立ち込めるそこが露天風呂で、
そこで楽しげに湯面を蹴立てて泳いでいるシルエットは
女性らしい丸みを帯びたものである、
……というところまで見て取れた。]
…………………。
[見なかったことにしておくべきだろう。
そっと後ずさろうとした足元に、一本の蔦のようなもの。]
[なぜ蔦が洗濯しているのかとか、
なぜこんなタイミングで足元を横切るのかとか、
数々の疑問と文句を脳裏に浮かべながら、
蔦に足を取られてバランスを崩し、
盛大な音を立てて扉を大きく開け放ちながら
浴室の中へと倒れこんだのだった。]
― 廊下→小部屋 ―
[とりあえず小部屋の中に入り、ウサギをベッドに寝かす。毛布を体にかけておけばいいだろうか]
うーん……まぁ起きるくらいまでは見ておいてもいいかもね
[とりあえず小部屋の中を物色。本棚と燭台があったので、燭台に火をつけて、本でも読んでいようかなと本棚の本を物色することにした]
[ざばざば、とそれでも控えめに泳ぎます。
それっ、壁を蹴ってターン!]
ローレルは、実は泳ぎが得意なのでした。
小さい頃は海や川で、よく泳いだものです。
友達の中でも、特に水泳がじょうずだと思われていました。
[すーいすい。
温泉の楽しさと、泳ぎの楽しさがダブルでお得でした。
ひょっとしたら、ローレルの前世はおさかなかもしれません。
こんなところをお城の持ち主に見付かったら、怒られてしまうでしょうか?]
[立ち上がり、胸に手を添え、微睡む贄姫に一礼。
羽撃きの音とともに黒羽根散らせ――床に舞い落ちた羽根が雪のように溶け去る頃には、漆黒の姿はない。
玄室の外、遥か離れた仄暗い通路を大股で、
楽隊引き連れた指揮者の如く闊歩する。
晴れやかに愉悦のリズム刻んで杖を上下させ、
口遊む旋律は交響曲の一節。]
…………?
[ローレルが楽しいひとときを過ごしていたとき、不意に人の気配がしたように感じました。
誰でしょう?
まさか、ここのご主人様?
それは大変です!
早くお風呂から上がって、謝らなくてはいけません。]
― 廊下 ―
[互いの姿が見えぬほど離れれば、女は緩慢な動きで振り返る。
その先は闇しか広がらねど、瞳には先程の男の姿が薄らと焼き付いていた]
罪人…という感じではなさそうね。
どちらにせよ、とても危ういバランスを維持しているみたい。
……彼を仕上げた親は一体誰なのかしら。
とても"いい趣味"をお持ちでいらっしゃるわ。ふふふ。
[闇に溶けて消える、微かな笑い声。
それを聞けたものはいただろうか。
もしいたのだとしたら、今は姿の見えぬ者だけだろうが*]
― 廊下→小部屋 ―
[持ち上げられてもうんともすんとも言わなかった兎は、
ベッドに転がされるとヒスヒスと鼻を鳴らし]
…
[灯された蝋燭の匂いをしばらく嗅いで、薄く眼を開いた]
― 廊下 ―
[結果として、アルビンを不意打ちすることになっただろうか。]
……ちぃっと、そこのお人。
[控えめな呼びかけは、固まった姿勢で佇むアルビンのすぐ後ろから発せられた。]
……ど、どうも。
[思考停止の後、挨拶されたので思わず挨拶し返した。
それから一拍置いて]
わあ!
[一歩を下がった。
挨拶と驚くのの順番が逆になったのはまあ、混乱していたのだろう]
……あ、の。
どうかなさいましたか?
― 温泉 ―
[転んだ勢いのまま受け身を取って一回転。
結果、頭を打つことは避けたけれども、浴槽との距離は縮んだ。
顔を上げれば思ったより近くに若い女性の姿があって、
しかもこちらへ近寄ってきていた。
湯が押しのけられる円やかな波の下に肌の色が揺らぐ。
まじまじと見つめそうになる視線を、横へ逸らした。
片手だけで謝罪のしぐさをして、
そのまま背を向けて立ち去ろうとする。]
[本を物色しながら時間をつぶしているとどうやら兎の目が覚め始めた様子>>266]
起きたのかな?
まぁ、なんであんなところで寝てたのか知らないけど
この古城結構物騒みたいだし、用心しときなよー
[目の前の兎が、多分物騒な方に分類されるとは知らずにそう声をかける。猫かぶりは人相手じゃないのでしていない]
[白の波がさざ寄せて、紅との輪郭を蒙昧とする]
直に確かめたいか
…それは賭けの代として?
それとも──お願いなのかな
[愉悦含む唇は、言葉に導かれるまま
狐と交わした熱を思い返して、あかく艶を増す]
貴様は、おれに負けた。
[リエヴルの信条は簡潔だ。
飢えに惑い叫ぶ男の肌に牙を埋める。
男がかすかに甘い吐息を洩らすのを耳にして、わずかに眼底に金を漂わせた。
時間はかけない。
吸血に没頭してしまえば、自分の背中が無防備になるゆえ。
いうなれば、逢瀬の証に
その程度の失血でも、男がどうにかなってしまうかは与り知らぬところ。]
― →小部屋 ―
[ゆるりと歩を進める中、芳しい香りが鼻を掠める。
否応なく刺激され、咥内は唾液に溢れた。
鼻を頼りに元を探せば、一つの部屋に辿り着く。
戸を開ければ、中は自分が閉じ込められていた部屋によく似た内装。
ベッドの配置も、ティーテーブルの場所も、何処も一緒だった。
けれどそれらは目的のものに掠らない。
女の足は迷い無く香りの元へと歩き出す。
そして――――]
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