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はい。──────はい??
[2つめ、という言葉の続きを、これも殊勝に待っていたが、
唐突な告白に、思わず顎が落ちた。]
嘘、って……
───ああ…。
[決着を付けたかったのだという理屈にしばし呆然と耳を傾け、やがてこれはまいったという顔で苦笑した。]
ええ。たしかに私とあなたは敵同士でした。
決着をつけていなかったのも、その通りです。
……まいったなぁ。
ほんとうになにからなにまで振り回されっぱなしだ。
[まさか、彼女の中でシロウと同列に近い扱いを受けるようになった、などということは思いもよらず、ただ彼女が笑うのには、これは振り回されても仕方ないなと実感する。]
では改めて、───
……と、その前に。
[言いかけて、少しだけ表情を真面目なものに戻した。]
あなたに、ぜひ見ていただきたいのです。
本来のあなたがかつて一統を志し、
今なお果てを目指していく世界を。
[言葉とともにイメージを想起する。
できるはずだ。
意志力を持ってこの世界に干渉し、データを書き換え、望む現象を現出させる。
右手を伸ばし、今は動かぬスクリーンのスイッチに触れる。
ヴン……と微かな駆動音とともに周囲のスクリーンが起動した。]
[瞬間、周囲を圧倒的な星空が包む。
どこまでも続く星の海。
その中を悠々と進む、一隻の船。
それは幻影だったのか。あるいは…]
───ここが、あなたの世界です。
[部屋の風景が元に戻ったあと、少し疲れた顔でそう言った。//]
────…
[疼く。
閉ざされた扉の向こうが、心の奥に仕舞われた何かの感情が疼く。
だから…───反応は遅れた。
リン!と高く響く澄んだ音>>458
論理魔法による探知の呪文──ハッとして顔を上げた。来る]
[ふらりと進む前方に、人影があった。
それを認識した瞬間に、頭の中の声に方向性が生まれる。]
おまえと、たたかって、ころして、うばう―――…
…もっと、力を …
[焦点の合わぬ目で彼を見つめ、ゆら、と二挺の斧を構えた。]
― 温泉 ―
………いやぁ、よ ぅ。
[そう零す声は、先よりも幾らか幼いもの。
魔術の暴走により、彼女の触媒である
元々この世界が、意思に拠るところの大きい場所でもあるからだろう、
精神の不調は、魔女の姿かたちの不調に直結した。
今までの20歳くらいから、16、17の――学舎に通っていた頃の容姿へ。
背も幾分縮まって、胸もやや……控えめになっている]
…… う、ぐ…ッ!
[音が響くとほぼ同時、飛来した光がある>>459
鋭い魔法の刃だと、理解は後からやってきた。
あともう少し回避が遅れたなら、光は正確に胸を貫いただろう。
正確で冷静で狂いのない魔術。
それに脇を貫かれて、苦痛に呻く]
っ、 …──────…
[は。と、大きく息をついた。
傷を掌で押さえれば、じわと濡れる感触がある。
大きく息をつきながらも宙を睨んだ。
術者は来るだろうか?───いや。それを待つ気はない]
[右頬がひりひり痛む。
多少焼け爛れたが、威力は見た目程ではなかったようだ。
髪も少し焦げたようだが、其の程度は切れば良い。
どちらかというと問題なのは――…]
― 温泉 ―
[ぼんやりと"視えて"いる部屋の中で、
蜘蛛を付けた相手と、煉瓦色の髪をした女が話している。
どうやら青年のほうが女を説得しているような気配だが、
女の方からは苦悩が伝わってきた。
詳しい話が聞こえてこないのは残念だが、
否定と拒絶と混乱、それが蜘蛛の糸を揺らす。
その揺れが酷く激しくなったとき、]
おや。
[暴走する魔力の余波が、糸を持つ指まで痺れさせた。]
[爆発が起きたあとの、蜘蛛の糸の先には既に興味が失せていた。
そもそも、爆発に巻き込まれて、蜘蛛そのものも吹き飛んでいる公算が高い。
それよりも気になるのは、あの女の方。
探知の呪文を手繰ろうとして、転移の気配を間近に感じる。]
ああ───
これはこれは。
[水音と声。
それを頼りに水の中を歩み行き、彼女を見つけた。]
会いに行きたいと思っていた。
そちらからわざわざ来てくれるとは。
[相手がこちらを見えていないらしいことには構わず声を掛ける。]
おまえはシンクレアのものだ、と聞いたが、
少しくらい味見しても構わないだろう?
[言葉にいささか危険な色が纏わりついた]
───万能なる
[そして、この世界の
荒く息をつきながら、呪を紡ぎ出す]
我と光の記憶を辿れ。
空に刻まれし道を再び我の前へと示せ。───開け、
[己の力と意思を以って、道を開く。目指す相手の元へ]
― サロン ―
[淡く空間が輝いた。
魔術の嗜みある者には、転移魔法の予兆と知れるだろう。
この世界による扉からの移動ではない。
魔術師の移動を終えて、シェットラントは息をついた。
顔を上げれば、探していた──そう、探していた顔がある。
血に彩られた若い男の姿を見とめれば、淡い笑みが浮かんだ。
───────この男だ。]
……やっと会えたな?
[たたかうべき相手。
力奪い取るべき相手に巡り合えた喜びに、蒼い氷色の瞳が輝いた*]
力を、……
でないと、オレは、
あいつに勝てない───
隣に、立ちたい、から…
[虚ろな心は、奥底にあるものを言葉に変える。
茫洋とした言葉と裏腹、躍りかかるように目の前の人間へ切りかかった。]
ああ、よろしくな。
あ。心配してた、は言わなくていいぞ。
気を付けてな。
[伝言を請け負った男に答え、
もう行くという背に、餞別の言葉を掛ける。
使い込まれた大剣を眺め、目を細めた。
───と。]
あ?
[なぜ、打ち明けたのか。
人払いしてまで、国の一大事になりかねないことを。
理由は、探すまでもない。]
勘だな。
[簡潔に答えてから]
………まあ、
あんたによく似た雰囲気の奴がいたんだ。
だから、信じる気になった、
───とでもしておいてくれ。
[なにかごまかすように、不器用な笑みを浮かべた。]
[リンと、水晶代わりの氷が鳴る。
術者の居場所を突き止めたのだ。]
──来るか。
[反呪は成功したか、どれだけ手ひどくやられたろうと、非情な興味をもって見やる。
転移の光とともに現われたのは、金髪の若者だった。
ゲルトとそっくりのアイスブルーの目をしている。]
斧を置くんだ!
戦う前に、君が死んでしまうよ!!
[ハンスは右足に負傷をおったが、青年は全身出血している。
話ができないなら、気絶させてでも出血は止めておきたいがと思うが、そう簡単にいきそうにもなさそうなのは察しがついた]
つまり……人間は営みを続けながら地と海と空を賭けて戦っていた星から飛び出した。
そして星と星を、宇宙を賭けて戦うようになった――そういう時代に覇を唱えた王であったのだな。
[記憶を失い、知らず知らずこの世界の文明レベルに適合していたから、スクリーンの点灯や映像が映しだされたことに軽いショックを受けた……が、自分がかつてそこに在ったことを認識すれば急速に思考に馴染んでいくのを感じる。
そして、人類の戦の歴史において規模が大きくなりすぎた戦を引き起こし……志半ばで斃れ、そしてやがてこの世界を訪れたということまでは記憶が繋がった。
何かの衝撃で全てを一気に思い出すわけではないのは、女王にとってはもともと2つの世界の住人であったせいもあるだろうか。]
[予想どおり、相手は手傷を負っていた。
だが、そんなことより──]
おまえは──…
[声が続かなかった。
記憶の封印が軋む。
思い出したくないのと、取り戻したいのと。]
そしてこの船に――余と、余の弟が共にあったのだな。
[スクリーンに映った一隻の船。
人類の新しいステージに向かうそれに、自分とその片割れの魂が座しているのが伝わってきた。
歴史を大きく揺り動かして、そして弟と共に自由に空に羽ばたいている――というゲルトの言葉を思い出した。
彼はこのビジョンをずっと伝えたかったのだろう……]
……ふふ、死んだ身で言うのもなんであるが、こんな世界で本当に死ぬわけにもいかぬな。
礼を言うぞ。
[覇道を究め直したあと、帰る場所を心に取り戻して、心からの感謝の念を伝えて。
――それを教えてくれたゲルトの言葉がもういちど頭の中をよぎって……思わず怒鳴り声を挙げることになった]
[言葉は聞こえても、その意味はほとんど理解していなかった。
身体の負傷など知らぬように切りかかり、斬りつけ、
───やがては身体がこえの命令に従いきれず、動きを止めるだろう。
ぐったりとした手から斧が落ち、結果的に彼の言葉に従うことになる。]
船に乗っていたのだから、飛べなかったのは当たり前ではないかーーっ!
この嘘付きめ!嘘付きめ!
[根に持っていたらしい。**]
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