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― 回想 ―
[入学式の後、張り出されるクラス名簿を見に行った時。
自分の名前を探すさなか、ある一点で目が止まった。
『申 炉』、と見覚えのある文字の羅列。
割り当てられたクラスは違う。
まさか、と思いつつ。珍しい並びで同姓同名だとかないだろうと。
それからしばらく、休み時間の合間に移動を装って彼の名前が書かれていた教室の前を行き来する。
しかし、覚えのある姿は見つけられないまま。]
[一ヵ月程経った頃、職員室前で生活指導教師の怒声を拾った。
何事かと近くを歩く生徒に連れられ、職員室を覗きこむ。]
『あれ、ローじゃん』『学校来てるの珍しい』『怒られてんの』
[ロー、と囁かれる男子生徒。
浅黒い肌に金髪と派手な出で立ちに、着崩した制服。
明らかに素行不良を絵に描いたようなそれに、呆れた息をついて目を逸らそうとして。
舌先を出して見せる表情が、記憶の端に引っかかった。]
あいつの名前、なんて書くんです?
[有名らしいので、近くに居た生徒を捕まえて聞く。
教えてもらった名前は、『申 炉』。ハーフという情報のおまけつき。
ガツン、と殴られたような衝撃に顔が強張った。]
未谷さん、丑ヶ谷さん…コンビだ。
[満井はこの高校に来るまでは幽霊や陰陽などは信じていなかったのだが、絵里夫のような生徒や彼女達のような生徒を見ると、不思議なこともあるのではないかと思えてくる。
そんな中で決まった京都・奈良という地は、必然といえば必然だったのかもしれない]
下賀茂神社、干支社見てきたんだね。
[彼女達のレポート>>418>>421を見比べるようにして読む。彼女達の苗字には干支が入っているがその方角は真逆だ。
合わせれば大きな力になるのに、と思うけれど彼女達き距離感はどこか異質]
ふふっ…未谷さん、後半食レポになってる。
[それでも、彼女達のレポートに和まされる。
この二人なら大丈夫かな、と思ってしまうのは楽観的だろうか。]
喜んでもらえて、良かった。
足を伸ばした甲斐があったよ。
[>>741 まるで子供のように喜ぶ様子をみれば、その笑顔に、こちらも嬉しくなる。]
だってお前、甘いのとか可愛いの好きかなと思って…。
だから……――お守りは買ってない。
[子授け・安産・縁結びに縁がある神社に行ったのに、買ったのはこれだけだ。]
別に好きな女子もいないし。
俺はただ、聖前が喜びそうかなって思って……、
なんかあいつ変な感じがするよな……?
[クラスメイトにそう漏らしたりする。
変といえば自分のテンションのほうがよほどおかしなことになっているが、それは置いておく]
[その衝撃から、およそ一年後。
進級に伴う、クラス替えを確認する為。
再び、張り出されたクラス名簿を追って――――固まった。]
………まさか、な。
[昔とは名字が変わった為、入れ替わった席順。
けれど幸か不幸か、読みが近い為に並んだ名前。
時間に余裕を持って登校したので、まだ閑散とした教室の指定された席に座り、本を開くこと数十分。
唐突に響いた、乱暴にドアを開ける音に教室内がざわめく。>>676
近付いてくる足音。
すぐ前の席で止まったそれに、本から顔を上げ。初めて近くで見る金色に、目を細め。]
――……いろり?
[呼びかけるように。ただの呟きのように。
問うように。確認するように。
気づくだろうか。気づいてくれるだろうか。]
[振り向いた顔は、ありありと怪訝な空気を隠さず。
けれど期待を込めて、もう一度その音を口に乗せる。]
いろり、だろ。
[驚愕に動きが止まり。そして負感情に歪む表情。
伸びてきた手に胸倉を掴まれ引きずられるように立ち上がれば、ガタンッ、と机と椅子のぶつかる騒がしい音が響き渡った。
けれど、教室内の騒然とした声は遠い。
記憶の中の低かった目線は、今は同じ。
肌の色は少し焼けたか。それとも髪の色合いも乗じて濃く見えるだけか。
引き寄せられ、近くで見れば確かにそこに面影はあって。]
すみません。なんでもありませんから。
[さらりと教師にはそう告げ、席についたものの。
授業の内容は上の空。
再び会えた喜びと、変わってしまった関係。
離れてしまった距離。
今更、昔の既知であることは誰にも伝えないまま。
周囲から見れば、優等生と素行不良の問題児。
用事がなければ会話を交わすことも稀な仲。
何故か二年生から授業に出てくるようになったその姿を、気づけばいつも目で追いながら――現在に至る。*]
次は…穂積さんだね。
ここも伏見稲荷だったんだ。
[人気だなぁ、と独りごつ。
初めての授業の日、名前呼びで「穂積…すき、は、さん?」と言ってから三日ほど疲れが取れなかったのを思い出した。
C組の担任から、彼女は神社の娘だということを聞かされていて、このフランクなレポートは総本宮に対する親近感から生まれているのか、と問いたくなる文に笑みが溢れる]
ハイキング…なのかなぁ?
[同じ場所でもらしさが出るなぁ、と、少し勉強になった気分だ]
ぷはぁ。
お風呂上りのコーヒー牛乳さいこー!
[甘いものを飲めば、さっきまでの不機嫌はどこへやら。]
ビン返してくるから、飲み終わったらちょうだいね。
[下でしゃがんでる駒王に、ちょいちょいと手を差し出した。]
実は俺も同じもの買ったから。
その、うさぎ。お揃いなんだ。
[>>744 ホテルでお留守番してる、と付け足して。
聖前から「双葉葵」のお守りを受け取れば。
若草色のハートに目を幾度か瞬きし、]
良い縁て……、
[やけに恋愛から遠い縁を強調する、聖前を少し寂しく臣ながらも。丁寧に受けとって。]
ありがとう……、大事にするな。
[友人としての笑顔を向けたつもりだったが。
うまく笑えたかどうか、わからない。]
[と、硬い文字のレポート>>412に目が止まる。
図書委員として、旅のしおり作成に力を入れていたのを思い出す。
事前知識無しで行く旅もいいが、知識を入れてから旅をすると場所の色はかなり違って見える。
彼のレポートは、そんな様子が伝わってくるようだった]
あぁ、カップル多かったのかな…。
[一番下の文に苦笑を交え、レポートをクラスの所へ送る。
それくらい気軽に行けたら楽なのかな。焼きつく感情には、色をつけずに蓋をして。]
さて…、風呂にも入りたいし。
残りもちゃっちゃか観て、戻ろうか。
[もっと、幻想的な灯りに照らし出される聖前を見ていたかったが、時間は有限だ。
門限を破れば、後輩達の自由時間が奪われかねない。
気を取り直すと聖前にいつもの余裕を向けて、再び境内を歩き出した。*]
― 男子部屋 ―
多すぎ。というか、美少女研究会って何…。
[>>663半目になりながら怪しい部活を出してきたマリエッタをじとり。]
少し減らした方がいいんじゃないの?
まともに活動出来てないでしょそれ。
[>>664手広く広げるだけ広げた従妹の交友関係には目を見張る物があるものの、幽霊しすぎだろうとも思って言う。メジャー所が無いのは疑問には思わないというか、メジャーが無いからこそこんなに兼部してられるんだろうとは思ったとか。]
む…わかった。
[>>665どうやら修学旅行中には出されるらしい罰ゲームには眉根を寄せたが、上機嫌な従妹に今更撤回をごねるのも気が引けて、しぶしぶ承諾するように頷いておいた。
傍に来ての小声には、一度神妙な顔でこちらも小声で返した。]
― 男子部屋 ―
[>>723こくこくキャラ的に辛いです、とは織江に頷いて。]
織江君も2、4番は合わないと思うけど。
マリーは…どれが来ても嬉々としてやれそうな気がするのが。
[そうしみじみムードメーカーな従妹を見て言うのだった。]
[レポートも少なくなってきた頃、まだD組のものが残っていたのを見つける>>419。
彼も歴史が好きなのだろう、紙にびっしりと書かれた情報は明日香も知らないものがあって]
情景が浮かぶなぁ…。
[歴史を教えている身としては嬉しくなるようなレポート。同じ図書委員だ。聖前と歴史話に花を咲かせるのだろうか、などと考えながら、レポートを置く]
マリーはやたらと雑学多いよね…。
[>>724織江とお御籤談義を始めた従妹を見て感想を述べていたが、勝負が始まって負けるとがっかりした様子で、やる側に回った事に少し拗ねていた。]
…マリーの罰ゲームは人前でない事を祈るよ。
あ、うん、スリーサイズ言えとかなんとか。
先生たちが盛り上がってた。
僕聞けなかったけど。
[>>725何となく興味深いような声に、だが内心何考えてるかは知らない為、さっきの話の知ってる事だけはどんと落としておいた。]
―浴場―
[脱衣所でシャツを脱ぐと、ちらりと自分の裸に目を落として]
(もうちょっと筋肉あったほうがいいかもなぁ……)
[なんで思う。
このまま音楽は続けていきたいし、だったらギターの腕をあげるとともに、多少は見栄えもいいほうがいいんだろうな、と思っていた。
そんなことを考えながら衣服を全部脱ぐと、広い浴場へと入る]
おおー!でかい!
気持ちよさそう!
[入るなり口にした言葉が浴場に反響した。
まずは、洗い場で男子にしては長い髪や、体を丁寧に洗う。
洗い流した後、タオルで髪をまとめると、湯船に飛び込んだ]
……あ。
[レポートの最後の方。重ねられたレポートを見つける。優等生らしく揃えられた文字>>442と、二枚重ねてホッチキスで止められたレポート>>417>>458]
申君、溶けこむようになったよねぇ。
[一年の頃から素行が悪く、織江と並んで叱っていたことを思い出す。一時は二人で喧嘩をし、職員間で退学の話まで上がっていたのではなかったか。
彼が丸くなったのはいつからだろう、とペンを片手に考える]
保護者が出来た…から?
[修学旅行も皇君がいるから安心ですねぇ、と笑っていた同僚達。一因にはなっているのだろうが、単にそれだけでは無い気がして]
深くは、考えられないかな。
[おたべの案内を見ていたらお腹が空いてしまった。申君ズルいです、と呟き梅のおにぎりを囓る]
[レポートも残り数枚というところ、一目で分かる文字に視線が吸い込まれる。
きゅう、と締め付けられるような感覚がして、それでも引き込まれるように視線は文字を追う。
やがて読み終わるとゆっくりとレポートを置き]
―――…いい縁にめぐり合えるといいな。
[告げる言葉は最早それだけ。
伝えたいものはまた、明日にでも。そう思いながら
灯りに照らされる境内を二人で歩いて行く。*]
[半歩後ろを歩く亜梨沙に、黙っていなきゃと呑み込んでいた筈の感情が、気づけばぽつぽつと言葉になって落ちていた。
本当の願望は、叶ってしまったらきっと元には戻れないと思い、呑み込む事にしたのだが。
それでもひっそりと落とした言葉に──想いに、後悔はなかった]
1人じゃなくて良かったって、そう思ってるよ。
[上手く伝えられないけれど、それでも。
1人になりたかったのかと謝罪を受ければ>>719、ゆるく、けれど確かに首を横に振った]
― 現在・ホテルの一室 ―
筋肉ないとか言うな。
俺だって普通に体重はあるぞ。
[元空手部とは比べるべくもないが。
貧弱な体と言われたような気分になり、顔を顰める。
文句を言う炉の隙をつき、ひとしきり仕返しを仕掛けた後。]
……風呂、先に行ってくる。
[荷物から適当に着替えを掴み、振り返らず部屋を後にした。*]
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