情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[自宅につけば、夕食を摂ったり、食料の量を確認したり。
やり残していた雑用を片付けたりしていたが。
色々やってしまえば、一息ついて。
ふと、村長の部屋の棚。
先代からずっと使われている其れが目について。]
……どうせ暇だしな。気晴らしにやるか。
[引き出しの中にしまっておいた古い望遠鏡や六分儀。
それに星図を引っ張りだして、庭へと出る。
星の観察。滅多にやらなくなっていたが、村長の隠されたささやかな趣味である。星の見方は、父親から習ったもの。]
…………。
[星を見ながら、その位置などのメモを取っていた。**]
[調理の最中に足りない調味料を備蓄庫に取りに行ったら、追いかけてきたゲルトに耳打ちされた。]
「オットーは人狼を信じているんだろ?」
[苦笑しつつもそうだよと同意すると、ゲルトがにやりと笑う。]
「実はうちに凄い本あったんだ!どっかで人狼が現れたとき、村人がどうやって危機を脱したかって奴。でも他の奴に話して取り上げられたら嫌だから黙っていた。今朝伝承通り氷漬けの人が二人も出たから、お前には特別に教えてやるよ。」
ふふっ、冗談よ。
[洗いっこは、と言い淀むパメラに笑顔で。]
もちろんパメラがしたいならいいけどね。
じゃあ、ちょっとリーザも探して声掛けてみるわ。
[沈み込みそうだったけれど。
こういう楽しみがあるなら雪崩も悪くないのかな、と。
人狼伝承なんてただの伝承だろうと。
そう思い込んで。
再びリーザを探し始めた。
…結局見つからず、ゲルトにお風呂の用意ができたと呼ばれる方が早いのだけど。]
本当に?!それはすごい。
[ゲルトの家は資産家だが、そんなものまであるとは。思わず感心して身を乗り出すとゲルトはふふんと鼻を高くする。]
「いやー、本当に興味深い内容だったな。これでいつ人狼が出ても全然怖くない。」
[自信満々に告げるゲルトを見て、目の中に暗い光が一瞬宿る。]
ゲルトさん。その本、僕もこっそり読ませてもらえませんか?
[二人きりだけど声を潜めて熱心に頼む。ゲルトは快く「いいよ!」と了解してくれた。ありがとうございます!と答えながらも、頭に浮かぶのは全く別のこと。
人狼の対策について知っているかもしれないゲルトに、この先邪魔をされたら凄くやっかいだ。おまけにゲルトは男性としては細身だし、不意をつけば十分取り押さえることが可能だろう。
パンを良く買ってくれるゲルトには恩義がある。しかし今は、人狼に仕える本能の方が勝っていた。]
― 自室に戻って ―
[借りた部屋に戻ってようやく生きた心地がした。いや、二人の安否を確かめて緊張していた身体の力が抜けたようだった。全身の血が凍るような冷たさを感じていたのは何も寒さだけではなかったのだろう。
リーザから渡された布に濡れた顔を埋める。宿屋に戻って来た頃の血の引いた唇をしていた顔色よりはずっとマシになっていた。
部屋に戻ろうとして談話室を抜ける直前に話しをしているクララとパメラの姿が目に入った。
パメラは怪我をしていなかった様だったが手当が必要だとしても異性の自分よりも女性のクララが適任だろう。パメラのフォローはクララに任せた方が良いと判断した。
非常事態には間違いないけれど後で頼まれたショコラーデを持っていてやろう。息抜きは必要だ。
実はクララにはああ>>219は言ったが彼女の分も忘れずに仕入れていた。それを渡す機会があるかは別だがその時が来たら売りつけてやろうと思っている。あくまでもクララから金は取る気は満々だった。]
[ヨアヒムには声を掛ける言葉は無かった。どうせ「へえ、無事だったのか。」だとか。心にもない言葉が口を突いて出て来てしまうだけだろう。幾ら何でも、ヨアヒムだけは雪崩に巻き込まれてしまえば良い、とは思っていない……筈だ。
だが、自室へ戻ってきてから二人一緒に帰ってきた姿を思い出してはどうしようもない気持ちになってしまう。
確かに宿屋に戻って来たヨアヒムを見て一番に感じたのは安堵だった>>257。それは自分自身で気が付いているのに良く分からなくなる。
ヨアヒムは忘れてしまったかもしれないけれども。村に来たばかりで村の子供達と馴染めなかったアルビンを初めに遊びに誘ってくれたのはヨアヒムだった。直ぐに他の子供達同様に生意気な悪ガキになってしまったけれども、
――母と一緒に前の村から逃げ出す様にこの村へ越して来たせいか、本当は怖がりの子供だったから。ほんの些細な出来事かもしれないけれども子供のアルビンはとても感謝していた。
だから村を出ると決めた時に一番真っ先にヨアヒムに話したのだ>>0:391。]
[姪の無事を伝えた時に安心した様に見えたヴァルター>>193。余り村に居ないアルビンはヴァルターとパメラが仲が悪い事は知らず疑う事は無かった。
ニコラスやクララと話しをしている最中に扉を開けたのは、ペーターだった>>236。吹き込んで来た冷たい風に思わず顔を顰めてしまった。母親を探していた様だったがヨアヒム達とは一緒に帰って来なかった。無事だといいが。
アルビンが帰って来ると持って来る商品を珍しがって纏わり付いてくるペーター>>278。アルビンは嫌々ながらも仕方ないといった感じで相手をしていただろう。
共に宿屋へ帰ってきたジムゾンは特に変わりないらしい。ジムゾンとシモンと話しをしているのを見て、そういえばディーターを含めた3人が幼馴染みだと聞いた事があったのをぼんやりとだが思い出す。
とはいえ、今でこそディーターとは親しくやってはいるがアルビンと彼等とは歳が離れている。仲が良かった彼等の幼馴染みの時代を知る訳もない。]
[身体を拭き着替えを済ますとニコラスの本を読もうとした。
ベッドに転がりながら『ジュブナイル考察』と表紙に書かれた本の頁を捲る。中身は民話や伝記が書かれていた。途中途中飛ばしつつも最後まで読もうとして……、途中でめげた。
全く頭に入って来なくなった文字の羅列を眺めて、うーんと唸る。
子供の頃から本は余り好きではなかった。どちらかと言えば木登りや追いかけっこ等、体を使って遊んでいた。
木登りになると誰が早く登れるか競争した。オットーよりも早く登ろうとして、先に天辺に登れた時はどうだと言わんばかりの満足げな笑顔を見せて。負けそうになった場合はオットーに負けるのはどうしても嫌だったから途中でやーめたと投げ出した。他の子供に狡いと言われたのを覚えている。多分、オットーにも。ごめんと中々言えなかったがオットーは許してくれたんだっけ。
雪合戦の時もオットーの頭に向けて雪玉を投げていたが、そちらの方はどうだっただろう。
…大分、昔の事だ。一緒に遊んでいた子供達の中にはヨアヒムも居た筈だったが、アルビンは思い出そうとしたが逆に遠のくようだった。]
― お風呂 ―
[みんなで仲良くお風呂に入る。
今日の出来事を忘れて、しばしの和やかな時間。
雑談したり、巫山戯たり。
無理矢理にでも楽しんでみせる。
もしかしたら洗い会ったりもしたかもしれない。
上がる頃には身体はもちろん、心まで洗われたようで。
とても暖かい。]
ふふっ、また明日も一緒に入りましょう?
[明るい声で告げる。
明日にはこの騒ぎが止むのだろうか。
そんなことが頭を過ったけれど。
今は考えたくない、と頭の隅に追いやった。]
[くあっ、とアルビンの口から欠伸が出る。
子供の頃はモーリッツに良く世話になった。人狼だと騒ぐモーリッツを馬鹿にしては叱られてばかりだった。優しいオットーは其れに加わらなかったと思うがそれがまた腹が立ったなあ、なんて。]
大往生だったとは思うけどねー。
色々と面倒な事を終えた後にでも供養に行ってやるか。
……つーか、ニコラスのこれ。名誉挽回の為に読もうと思ったけど無理だ。
頭に入ってこねー……、ふあーっ。
[その後は夕食までぐっすり。
オットーやリーザ達が作った料理を食べたり雑談をしたりして。部屋に戻れば眠りについただろう。**]
― 部屋の隅で ―
[>>227ヴァルターが村長らしく状況説明をする声を流し聞いていたが、春まで出られないとなると少々話は別だ。
もしそうなったならば、どうすべきなのか。
村から出るために雪の中を泳いででもいくべきか?
いや、無理だろ。
悶々と考え事をしていると、天気は次第に回復していたようだ。>>287
ヴァルターが出て行く姿を見て、男も宿から自宅へと戻った。**]
[――先ほどまで吹雪いていた空は、いつの間にか回復したようだ。
が、こうした土地柄であれば、いつまた吹雪いても可笑しくはないと思えた。
宿に部屋を取るものもいたようだが、ただ、自宅に戻りたいとする意思も理解できないではない。
なので止められはしなかった。何より、その吹雪は推測でしかなく、ここの村人の実体験には遠く及ばないものだったから、判断は彼らの経験に委ねた。]
――……。
[自室そのものがこの宿である。ある意味では他に行く場所もないな、と小さく息をつきながら、村長らしき男の言葉>>227を思い返す。
パメラと話していたことが、まさか本当に現実になるとは思わなかった。
雪解けまでいる、だなどと言ったが、今は胸のうちに言いようもない不安が淀むのを、止められなかった。]
[紅茶のカップを返して、ありがとうと一声告げると、自分も部屋に戻ることにした。
階段を軋ませ、上へ向かう。そろそろ開け慣れた部屋の扉に、鍵を差し込む。
自分の荷物がいくつか置かれた部屋は、この騒ぎの中でも平常を思わせた。
一息つけば、自分が想像以上に緊張していたことを思い知らされる。
そういえば、騒ぎもあって朝食を忘れてしまっていた。
昼食が出るなら、喜んで向かおう。
それまでは集中と鎮静も兼ねて、いつかまた本に載せようと、新雪に洗われた、村の姿を窓から黙々とスケッチしていた。
どこかの部屋ではその本が、アルビンの子守唄――いや、睡眠薬になっているだとかは、知らない**]
[ペーター(とゲルト)と共にオットーの食事作りを手伝い…一度オットーの後をゲルトが追って行ったのが気にはなったものの、些細な問題だろうとさて置くことにした。]
はははっ、どうだ!ウマいだろ!?
[そうして食事の時間となれば、料理の出来映え(殆どオットーのおかげ)を自慢したりと…人によっては必要以上に明るく振舞っているようにも見えたかも知れない。]
[夜も更けた頃、割り当てられた部屋へ入りベッドに寝転がる。]
……。
[一人になった途端、脳裏を過ぎるのは。アルビン、パメラ…昔の様には行かないとわかってるとはいえ……ペーター…皆無事だと……ゲルト…悪い奴ではないが……モーリッツ爺さん…結局殆ど返せ……伝承…。]
…あんなの、迷信に決まってるさ。
[モーリッツもカタリナと同じように亡くなっていた、という話と最期にモーリッツが話していたという伝承の話…人狼の話。そこで考えるのを止めて、目を閉じた。**]
[備蓄庫でふと考え事をしていると、後ろから聞き慣れたジムゾンの声がした。
慌てて運び出すものを取り出して机に並べ始める。
ザワーグラウトの瓶を持ち上げようとすれば、「ほらチビ貸せよ」なんて言いながら手伝ってくれた。
芋と野菜と干し肉とチーズ。
箱にまとめたらすっかり重くなった。]
[言葉少なに黙々と作業するリーザにジムゾンが「………人狼が怖いか?」と問われれば]
人狼は怖くない…といったら嘘だけど、私は大丈夫。
それよりも私は………ううん、何でもないよ?
これ、運んでもらっていいですか?
[食料を厨房まで運ぶ。
――運んだのはジムゾンで、リーザは後ろからついて戻っただけなのだが]
― 自室 ―
[夜はゲルトに頼んで用意してもらった部屋に引き上げた。
窓から見上げる空はすっかり晴れている。明日は絶対に出かけようと決心して、昼間の服装のまま、仮眠を取るためにベッドに横になった。早寝早起きだからずっと起きていられない。]
・・・。
[夜半過ぎに目を覚ますと、周囲の部屋の気配を慎重に探りながら、猫のように足音を忍ばせて、昼間雪を拭うためにリーザが用意した布をエプロンの後ろに隠して、ゲルトが眠る従業員部屋に向かった。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新