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− 首都ローバンスへの途上 −
[うわさ話の中に、「天使は教会を襲わない」というのもあった。]
へえ、
聖印で見分けてんのかね。
[中でも、『天使の翼教会』には、奇跡の御子がいるとか、天使が直接に声を賜ったとか聞く。]
うわ、デマ臭い。 見に行こう。
[こういう時は、直感の赴くままに。*]
― 調整の合間 ―
[ピンバッジが受信を示し、コンラートの声が伝わってくる>>298]
コンラート……そうだな、俺も気になっていたところだ。
だが気を付けて行ってこいよ。
何があるか分からないからな。
[異変と言えるような話は部下を通じていくつか耳に届いている。
マレンマについてもそのひとつ。
マチスが孤児院を訪れることがあると部下が知っていたために、聞いた噂を伝えてくれた]
死をも引き離すコンラートの逃げ足、か?
[軽い調子の声>>299には、こちらも軽口めいた口調で言って笑い]
……あぁ、必ず戻って来い。
待ってるからな。
[コンラートだけを置いて行きはしない。
全員で掴み取るのだと言外に含めて、言葉で彼を送り出した*]
[もろもろ情報飛び交う合間に、マチスらの宇宙船は着々と整備が進んでいるという話も聞こえてくる。無論、極秘情報扱いでだ。
天使に指揮官がいるという話>>291>>295にも、さもありなんと頷く。]
頭の無い蝗共よりは、その点やりやすい相手よな。
最悪、あの空のデカブツ墜とせばどうにかなるだろ。
分かりやすくて結構なことだ。
[くかかか、と大笑する。]
ついでだ。前線の連中に周知徹底させておけ。
敵は空から降ってくるだけじゃなさそうだぞ。
[造船所から引き揚げてきた兵の「地面の影にいきなり襲われた」「黒い矢が降ってきた」という証言を、警戒事項として全軍に伝えさせた。]
― 光の船へ ―
[始まりの日からおよそ一週間が過ぎた頃。
地上の警戒を他の部隊に任せ、白翼の黙示天使は天上の船を目指していた。
しばしの静観を経ての次なる動きを伺うため、そして交戦により損失した下級天使の補充のためである]
[――もっとも、それらだけならば地上に留まったままでもやりようはある。
実際は、何かしら理由をつけてでも、天へ帰還しようとしたのが本音であり]
黙示天使アディリエル、御前に参上しました。
――大天使、ナタリエル様。
[報告と新たなる指令を受けることを名目に、大天使へお目通りを願う。
指揮官たる御方に、どれだけの時間を割いてもらえるかはわからなかったが*]
− 天使の翼教会 −
[予想以上の人出だった。
騎馬のままでは危険なので、ワァズを人型に戻して、もう少し近くまで行ってみる。]
なんだあれ、 船、か?
いかにも素人の作品っぽいんだが ── こう、鬼気迫るというか、な?
[巨大な建造物>>259に、ぞっとするものを感じる。]
― 回想 ―
[それは、始まりの刻から異端と称されていた。
金糸ではなく銀糸の髪。
底知れぬ深みを持つ真紅の瞳。
白ではあるが白ではない、月白色の翼。
光手繰れど応えはなく、その意に応ずるは薄墨色の影。
光り輝く天界においては異端の影翼。
己が強き光に疎まれると知るが故に、影は他者との関わりを持たずに密やかに存在していた。
──そんな、ある種の心地よい静寂は、思わぬ形で破られた]
……は?
[大天使と呼ばれる、輝かしきもの。
それが己を呼んでいる、との報せを受けた時に零れたのは惚けた声だった]
…………何の冗談だ?
[つい、そんな言葉を口にしたら、冗談とは何事だ、と使いに叱責された]
[他者の命に従わぬは、その頃からの常。
けれど、その時は──その時だけは、好奇心が疼いた。
強き光に疎まれるばかりの影を、わざわざ呼び出すとはどういう事か。
そんな思いから対面に臨み]
──……っ!
[こちらの名を呼び、己が名を告げる光。>>218
これまで遠目に眺めていたものたちとは違う、と。
それは直感的な理解であり──影をその傍に留まらせるに十分すぎる理由となった]
……時に。
あなたは、俺を光に染めはせぬのですか。
[ふと、そんな疑問を口にしたのは、他者のいない場所での出来事。
時を置けば、召された理由も耳に届く。
伝え聞いたそれから浮かんだ疑問、それをそのまま投げかけ]
………………。
[返された言の葉>>219と、笑み。
真紅が数度瞬き、そして]
……まったく。
あなたは常に、俺の予測の先を行かれる。
[零れ落ちたのは、どこか呆れたような響きを帯びた声]
だが……俺の在り様を、在るがままにと望まれるならば、その様に。
影故に為せる技にて、あなたの光を輝かせよう。
[雪白の内より開く一華、その名を持つ影が。
己が名を持って宣する務めを受け入れしはその時より。
ただ、その刃は己が在り様を認めし光の心に添うために振るわれて]
― 静観の刻 ―
……。
[ふ、と、真紅が空へと移ろう。
見やる先には、光の船。
己が主と唯一認めるものが座す場所。
そこで零れる呟き>>220は届かぬけれど。
その輝きの気配は確り、感じ取っていた。*]
― 天使の翼教会への途上 ―
[ 天の使いを信奉する人々の集まる場所に、さすがに軍服で突っ込んでいく勇気は持ち合わせず、普段着のラフなジャケットを羽織った姿で教会へと向かう ]
マーレ…
[ 道すがら、思い出すのは、彼と出会った時の事だ。向こうは赤ん坊だったから覚えてはいないだろうけれど ]
― 静観の刻 ―
[地上に天の軍勢が攻め来りてより暫くの時。
一見して、天の攻勢は凪いだかのように思われる。
だが天上に光の巨船は依然としてあり、
敵対すると見えた者、
天に歯向かう者への刃が鈍ることはなかった。
それでも地上の民にとっては一時の凪であり、
その中には、天使に従い救いを求める姿のないではなかった。]
『天に歯向かうというのか。
天使様に逆らう者に───死を!』
[ぽつぽつと、このような者が現れた。
ありふれた刃を手に握り、それを同胞へ振るわんというのだ。
総じて、そうした者は天への信仰を口にした。
信仰を───…、いや。狂信を。
天使を見た、との証言がある。
光に触れた者が、その性格を一変させたとの声も。
そうした話は救世主の齎す奇跡の話とは別に、
染みのように静かに、じわりじわりと広がり始めていた。]
― 天使の翼教会 ―
[教会の門は───本来の教え通り───常に開かれている。
このところは入信希望の者、あるいは単に避難してきたものをも受け入れるために、それこそ一日中開かれていた。
ただ、教会を天使の走狗とみなして石を投げてくる者も少なくはなかったので、門を守る者達はぴりぴりとしてもいた。
なので、"箱舟"を見上げているその男の、一般の民衆とはどこか違う雰囲気に警戒したのも無理はない。>>310]
そこの。
入信希望なら向こう、炊き出しだけならあっちだ。
用がないならさっさと帰れ。
[多少、居丈高になってしまったのも無理もないといえば、ない。]
― 天使の翼教会 ―
[ 実際は、そのあと数年でコンラートは軍に入隊して教会を離れ、マレンマと一緒に暮らしたのは、彼が物心つくまでの間程でしかない。
勉強や聖句を覚える事より体を動かすことが得意だった自分と違い、幼い頃から非凡な才と信仰心を現していた「弟」は、将来は聖職者になるのかもしれないな、と、考えてもいたけれど ]
……まさか聖人になるとは、思ってなかったんだけど、なあ。
[ 群がるように集まった人々と、大きな『箱舟』が目に入ると、思わず嘆息が漏れる ]
― 光の船 ―
[黙示天使の訪れが知らされたのは、
天の軍勢の降臨より一週間ほども後のことだ。>>309
未だ天の船に留まりし大天使は、すぐに彼の謁見を許した。]
来たか、アディリエル。
[名を与えし天使を迎えれば、大天使の顔にも笑みが浮かぶ。
振り返る背景には一面の大きく透明な壁面があり、
そこから地上の様子を確かめていたのだとは知れるだろう。
黙示天使を見返せば、三対六枚の羽根が背に揺れた。]
人の子らは、一先ずは沈黙をしたか。
[これだけでは済ませるまい。その予感はある。
とはいえ粛清の刃振るうにも相手は見極めねばならず、
それだけの猶予を、天の軍も置いていた。]
どうだ?地上は。
……さて。
そろそろ、動きそうな頃合いか。
[降臨より日は過ぎて。
地上の者も、何もしていない、というわけではないようだが、容易く動きを掴ませる事もない]
コレも叩き返してやりたい所なのだが、中々どうして隠れるのが上手い。
[ちらり、足元に蟠る影に視線を向ける。
薄墨色の影の内、浮かぶのはいつかそれを縫い留めた刃。
それ自体は、特別な力を持つわけでもないように思えるのだが]
……告死の一華の件を抜きにしても。
アレとはまた、見えておきたい所なのだがな。
[微かに感じた気配、羽を用いて放ってきた術。
それを想えば只人と見るのは楽観に過ぎよう]
……ま、取りあえずは。
一度は、導き手の様子を見ておくべきだろうかね。
[迷うものを数名向かわせたが、その後はどうなっているか。
気にならぬという事はない]
……つまらない横槍を入れられても、困るしな。
[そんな呟きを漏らしつつ、影はゆらり、動き出す。*]
− 天使の翼教会 −
[教会の門を守る男に警戒されたようだ。>>320
飯、と言われて腹が鳴る。]
ああ、どうも。
あんたも大変だね。
[私見だが、天使は、こういう人間に目を向けることはないような気がする。]
[信心深い老若男女をここで押しのける気もなかったので、流れから外れてみたところ、
先日、マチスと同じ車に乗っていた赤毛の青年を見つけた。>>322]
やあ、あっちで炊き出しがあるってさ。
だが、君の方が、よっぽど美味そうだよ。
[満面の笑みで近づいてゆき、手を伸ばした。*]
― 調整の合間 ―
おっかしーな、何でそんなに信用ねぇんだ?
[ダーフィトに言われたことと似た言葉>>308を向けられて、納得の行かない声を返す。
だが事実、コンラートの言う通りなのだから仕方のないことでもあった。
今回は部下達もいるため、完全に忘れるということはなさそうではある*]
村の設定が変更されました。
― 臨時元帥府 ―
[要注意事項の棚に放り込んでいた件とは別の方向から、厄介ごとの報告が舞い込んでくる。
人間同士の刃傷沙汰。
とち狂っておかしな方向に突っ走るのは、なにも組織単位に限らないとわかっていたが。]
馬鹿者どもが。厄介ごとを増やしおって。
[警備を増やして済む問題でもない。そもそも、警備に回す手が足りない。
それに、どうも単純な狂信者の暴走とは言い難いような事例も、いくつか報告されていた。>>319]
人外の仕業となれば、頭の痛い問題だがな。
[ぶつくさ、と呟きながら目を細める。]
雌伏もそろそろ限界だぞ。
人間に気骨ありと示して、迷ってる連中を叩き起こさねばならん。
大言に見合うだけのもの、見せてくれるな?小僧。
[ぼそりと低い声は、誰に聞かれることも無く消えた。]
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