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[大天使が命を糧として術を編むのならば、
自分は命を盾として、それを守ろうと覚悟を決めた。
───はずなのに。
視界を覆ったのは、砲火の閃光ではなく、
六翼の、白金に月白の一翼差す、おおきな翼だった。]
[時ならぬ
そこには淡い光の名残に支えられながら、
ただひとり呆然と、天の子が浮かんでいた。*]
/*
これ、どーやってマレンマ生きていくのだろうか?
俺一人じゃどないもならなくね?
というか、多分、俺も近々消えr(
[今までで一番強い、そして一番温かな光を感じる。]
自分にとっては当たり前でも、
傍から見たら、狂気の沙汰ってこと、けっこうあるものよ。
大天使は、主の期待を裏切ったと思う?
[ 放たれた光の射線上に、マレンマが立ち塞がる。それはすでに予感されていた出来事で、コンラートは、顔を歪めながらも、その姿を見据えたまま、トラオムングを、大天使の方へと飛ばし続けた ]
[ 魔導砲が防がれれば、あるいは威力が足りなければ、トラオムング自体を天使にぶつけてでも止める。そうなれば、本当に無事では済まないだろうが、それが最後の手段だとは、おそらく乗員の全てが思っていただろう ]
[ だが ]
[窓の向こうに見えるもの。
真紅は静かなままに、それを見つめて]
……さーあな。
[聞こえた声>>+89に、上げる声は静かなもの]
偉大なる天の主の考えなんぞ俺にはわからんし、正直、どうでもいい。
……俺は、主が、思うままに思い遂げられたのなら……それで、いい。
[散り果てる間際、天上の響きに乗せて紡いだ願い。
それが叶っているならば。
それ以外の事は、影にとっては、詮無い事。*]
[ 光に貫かれるかと見えたマレンマを、包み込む白い翼に、息を飲む ]
庇った…?
[ 審判の術を放棄してまで…何故?
人間の言葉も心も、最後まで塵芥のようにしか認めず、頑迷に力による粛清を推し進めた天の使いが、まるで、人と同じ愛情を知るかのように振る舞う姿の違和に、言葉を失う ]
天使にも、愛はある…人とは違う形なれど
[ すぐ側で、囁く声に、答えを返す暇はなかった ]
[ 嵐のような光と暴風が、世界の全てを巻き込むように吹き荒れる ]
ほんっとーに、最後まで、はた迷惑だなっ!!
[ これ以上、上空にとどまる事はできそうにない。光に包まれたマレンマの姿は視界に移ったが、手出しすることもできず、トラオムングは、ゆっくりと螺旋を描いて下降し始めた** ]
っ、
[ナタリエルの前に立ちはだかるマレンマ>>134。
それを眼前にし、マチスは表情を歪める。
放たれた以上、閃を止めることは出来ないし、粛清を止めると決めた以上、止める選択をすることも出来なかった]
[蒼白き光はマレンマを、ナタリエルを貫かんと奔る。
発射と同時に紡ぎあげられた黄金色の美しき文様。
粛清の発動が先か、根源を貫くのが先か。
一瞬の交錯]
[動いたのは、黄金色の文様ではなく、ナタリエル自身>>140だった]
[ナタリエルがマレンマを庇い、マレンマが構築した護りの陣を蒼白き閃が貫いて]
────……っ!!
[爆発が巻き起こる>>141。
それは黄金色の術式さえも巻き込んで、狂い荒ぶ嵐を呼び込みトラオムングを煽った。
軽量化されているが故に、衝撃波と強風は天敵であり、トラオムングは大きく揺らされることになる。
船体へのダメージも少なからず受けたことだろう]
[しばし後、吹き荒れる嵐が徐々に止む。
後に残っていたのは白金色の光に包まれたマレンマの姿のみ>>145]
………─────
[は、と短く息が零れ落ちる。
静寂の中、強敵たる大天使を打ち破ったと悟るまでにはいくらかの時間を要した*]
[名残響かせるを、
ただのひとつも漏らすまいと息を詰め、心を凝らし
最後の響きの、最後の揺らぎのひとつが消えるまで、
身じろぎのひとつもせずに聞き入っていた。]
[そうして、凪のように凪いだ魂の面に]
……師父。
───わたしも、あなたを、
お慕いしています …。
[波の形をなぞるように、心に刻むように、
そっと声を解き放った。]
[願いは、
彼の者がそれを選択した理由も、心の奥底で理解し始めている]
[それでも、彼我の空間を隔てる透明な窓へ縋るように。
黙示天使は声を上げて泣いていた*]
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