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─ ヴァチカン市国 ─
[ ラプターで近くまで行ったが、かつては外国人でもパスポートなしで自由に出入りできたサン・ピエトロ広場にさえ、立ち入り出来なかった。
城壁は高く固く、解放されているはずの入口には、非武装の祝福聖装ロボが隙間なく並んでいる。 ]
……無計画じゃだめか。
[ 僕は途方に暮れる。
それはそうだろう。勢いでここまで来たものの、当ても何もない。
世界中から救いを求める人が集まっても門戸を開かなかったヴァチカンが、
今更僕の為に開いてくれるわけもなかった。 ]
「ほら、普段蟻相手に一番撃墜稼いでるの機銃座組じゃないですか。」
「なんで、今回は俺達が撃墜トップ狙ってやろうって話になりまして。」
…で、なんでベースがローバー。
確かあれ、重作業用のやつしか無かったと思うけど。
「むしろ、重作業用じゃ無いと取り回せませんよ。
所詮重機ですから、馬力にも限界ありますし。
…それに、安定性かなり高いですから多少揺れても問題ないのが大きいです。」
…そりゃそうだけどさぁ…
[不満は色々有るけれど、スイッチ入っちゃってるし多分言っても止まらないだろう。
仕方が無いので止めるのは諦め(実際、戦力としては地味に役に立ってしまうだろうから止めにくいし)、
甲板上から降りないようにと念を押す。
…ソニックブーム発生器のような飛び道具なら安全だろう。一応。]
[ なにかとっかかりがないかと、ラプターを路上駐ロボして、ヘルメットを脱いで、パイロットスーツのままでうろうろする。
……城壁の周りは、災禍を逃れてきただろう人でいっぱいだった。
皆、一様に疲れた顔をして、希望のない目をしている。
たとえば……。
僕らの利用価値が認められ、
ビルトシリーズが量産体制に入れば、彼らを救う事が出来るだろうか?
ジンロボを越える、時代の先を行く合体ロボ。
それが世界基準になれば……。 ]
[敵機はミサイルで回避機動を限定しながら偏差射撃での撃墜を意図するように見えたが基本的な攻撃で落とされてしまう程女は素人では無い。大出力ブースターの強引な機動で敵の回避機動予測を覆しつつ、ビームガンを打ち返しゆく。
双方ともに射撃が命中する気配は無く空を滑り舞うような機動の合間に、二人を繋ぐように光が走ってゆく。]
[ 僕は首を振る。
ビルドシリーズは確かに、
パイロットとして未熟な者にでもある程度扱え、
成熟した者にはより高度に扱えるという事を目指して作られた機体だ。
……しかし、パイロット2人の意思がひとつにならなければ、
粗大ごみになってしまう脆さも合わせもっている。
きっとまだ、量産には時間がかかる……。 ]
―整備の終わった白騎士―
「はい、説明行くわよ。
まず、白騎士側の追加装備だったホーミングミサイル。
アレの数を50から80に増やしました。
その分バックパックが少し後ろに大きく出ちゃったけど、
重心が傾く程でもないから大丈夫。」
[何分、集団で動く蟻が相手だ。
1回しか使えなくとも、その際当てられる数が多くなるので
あれば、多少の重さは苦になるまい。
バルは大人しく頷き、続きを促す。]
「頭部と右腕の損傷はクレモトさんちの手があったので
ありがたい事に完全修理完了。
ほんとは90%くらいの修理率のままになるかと
思ってたんだけど、本当に有難かったわ。」
[ そんな僕に、ひとりの老人が話しかけてきた。
腰が曲がって、髪も髭もまっ白なしわくしゃのおじいちゃんだ。 ]
『 貴方が出てきたロボは、随分痛んでいるようですが、
どうしたのですか? 』
こんにちは。
……先ほど地中海で「天使」と戦ってきました。
でも、うまく戦えなくて、かなり苦戦しました。
[ ファルケンは隣町に置いてある。
この近辺は、避難してきた外国人たちで宿が取れないと聞いたので、
宿は隣町に取った。 ]
[剥がれた装甲も、断線していた部位もすっかり元通りだ。]
「主な連絡事項はそれだけ。
フォームアップ後のエネルギー消費率は相変わらずだけど、
ここ一番という所で使えば問題ないはずよ。」
[コクピット内から見下ろす整備班、そして油まみれの社長。
休み無しで整備に当たっていたのだろう、疲れ切った
表情を大きく映し出している。]
ありがと、メカ長。
後は任せて。
[さあ、ここからはバルの番だ。]
[ グローセンハンク国を出る時に、
燃料補給と整備はすませてきたけれど、やはり本社に居る時同様とはいかなかった。
ビルトシリーズはまだ出回っていない機体なのだ。
損傷は出来るだけしないように戦いたかったけれど。 ]
『 あれは「天使」ではありません。 』
[ 老人は別な場所に引っ掛かったらしく、
そう訂正した。 ]
「天使」でなければ何なのでしょうか?
連合軍でも、大きさや危険度を、天使階級になぞらえて分類しているようですが。
―クライナー・テラー、ブリッジ―
「で、止めれずに帰ってきたと。」
…戦力としちゃ十分だし良いかな、と…
「…参戦宣言してる余所の傭兵団に何言われる事か…
何処のオデッサ戦車ですか。作業機械に砲持たせるとか。」
最初テクニカルで戦ってたアタシ達が言えた義理じゃないと思う。 あの頃の武器は、残骸から剥いだ動作保証も無い火器だったし。
「…そういう意味じゃ、今更ですね。」
そうそう。だからそんなに怒らなくても…
「それとこれとは別問題です。」
[…そう。こちらから声をかける>>51までも無く、
幾つかの傭兵団は作戦を知ると協力を持ち掛けてきた。
最も、義だのなんだのじゃなく純粋に『稼げる仕事』と見なして集まって来たらしいけれど。]
――カシム。何故裏切った。
AIUの庇護がなくなれば、我々は連合の二等市民として生きざるをえなくなる。そんな事がお前の望みなのか。
『んな王族のプロパガンダをマトモに信じているんですかい?
彼らは――連合は旧世紀の二の舞いは冒しませんよ。
むしろAIU首脳部の無能さがイスラムコミュニティには害悪だ。
そして、そんな王族に迎合し、私怨を晴らすことしか頭にない貴女も――。』
『どちらにしてもAEDRとAIUではまともな戦争になりはしない。
貴様はどうしようもないクズ札に己の運命を託す程に馬鹿だとは思っていなかったがな。』
[双方の距離は1km未満となり、至近距離といっても良い距離でのハイリスクの撃ち合いになるかと思われた。
しかし、敵機の腕先が紅く煌き始める。
それが、自機にない近接武器と理解した時には既に遅く――]
/*
俺の設定では連合の中枢は大英帝国に侵されています。
つまり、この場合ウルズの主張のほうが本質的には正しい。
だが、AIU王族のプロバガンダであることもまた正しく、そしてカシムはカシムで連合=大英帝国のプロバガンダに侵されてしまっていると言える。
悲劇だね。
『 「何」かまでは分かりません。
でも、戦い倒せるならば、「天使」ではありません。
なぜなら、人間には「天使」を倒せないからです。 』
[ なるほど、明快だ。
しかし、「で?」と言いたくなるような答えである。
それが顔に出ていたのか、老人は続けた。 ]
『 かといって自然現象でもないし、何かの動物とも思えません。
それらだとおかしい事があります。
彼らは、出現が確認された頃に、欧州のいくつかの都市を壊滅させましたね。 』
[ 僕は頷く。
その戦闘史は頭に入っていた。 ]
『 その「主要都市」の選択は、けして人口の多い順ではありませんでした。
では何かと言うと……人類の「防衛拠点」、すなわち、「戦略上の主要都市」だったのです。 』
[ 僕はハッとする。
天使の出現は、他の侵略者たちの中で、後の方だったかろうか、
先の方だっただろうか……。
どちらであれ、天使がそれら「戦略上の主要都市」を焼き払わなければ、
欧州戦線も、立て直しにここまで時間はかからなかっただろう。
そして、そんな選択をするものが、自然現象であるわけがない。 ]
『 私はあれらが「人間」だと思います。 』
支援屋 アリーセが「時間を進める」を取り消しました。
[ 僕は「天使」との戦いを思い出し、慎重に答える。 ]
大枠には同意します。
……正確には、人間が操っている何かか、
人間が指示を与えているオーバーテクノロジー
……と言う方が正しいかもしれませんね。
[ 侵略者たちの正体なんて深く考えて来なかった。
僕の当面の敵は流星獣で、
彼らの倒し方、攻撃の避け方、負傷の手当ての仕方を考えるのが精一杯だった。
でも確かに、侵略者たちにはおかしな点があるのだ。
ほぼ同時代に出現したこと、
いくつか被る地域はあるものの、おおまかには住み分けがなされていること、
人類側が誘導して、うまくかち合わせた場合を除き、
ほとんど彼ら同士では戦わないことなど。 ]
[出撃前、火山の根元にて。>>57
大小さまざまな機体が並び、極東全国から集まった傭兵達が
出撃の合図を今か今かと待っている。
その中で。]
あーあー、聞こえる?
こちら白騎士SILHOUETTE、ひとつだけ言っておかなくちゃ
ならない事があるんで、通信繋がせてもらった。
[その声はクライナー・テラーとS・糸川くんへ。
今回の作戦に於いて、ひとつ重要な事に繋がる可能性のある
話をしておこうと]
えーっと、今回の作戦で大量の水が発生する場合。
その時に白騎士の動作が鈍っても、構わず作戦を進めてくれ。
機体自体には何の影響もないから、助けは不要だ。
[水が苦手なのは白騎士ではないと、遠回しに告げる。
それがパイロット本人に関わるものだと気付く者は
気付くだろう。
しかし改めて問われる事があるならば、きちんと
水が苦手なのは自分自身であると告げるだろう。]
でも……。
もし、彼らを操っているのが人間だとしたら、
それは「誰」なんでしょう?
[ 一番怪しいのは、まさにこのヴァチカンやローマ法王だけど。
……とは、さすがに口に出せず。
しかし、これまた顔に出てしまっていたようで。 ]
『 ヴァチカンは無関係ですよ。 』
[ 言われてしまった。
僕は肩をすくめる。 ]
『 知る力はあっても、
戦う力のない、無力な存在です。 』
[ おや?と僕は思った。
老人は、信仰心から無関係だと言ったのだと思ったら、どうやらそうでもないようだ。 ]
そんなはずはない!
俺はストーンズのエース"アンデッド"だぞ!
ギアを動かすのが俺の役目だ、その俺がこいつを止めているだと?
馬鹿なことを言うな。
《そうね……貴方がそういうのならきっとシステムにエラーがあるのね。少し調べてみるわ》
[フレイヤはそういうとシステムのチェックに入ったのか黙ったままになった。
結局基地に戻って機体をメンテナンスに掛けた結果、BMIに僅かなエラーが見つかった。
しかしその原因は掴めず、その後三日間で2度の出撃の機会を俺はただハンガーの中で過ごした]
少し考えてことも出来たし、一度ラプターに戻って検索してみよう。
老人に向け、つい頭を下げてしまうのは、日本での生活が長かったせいだ。 ]
お話、どうもありがとうございました。
お名前を窺ってもいいですか?
あ、僕は……、
『 グローセンハンク社の、シュテルン・ディーツゲン君ですね? 』
どうしてそれを?
『 私は、ルートヴィヒです。 』
[ どこかで聞いたことがある気がする。
しかし、思い出す前に携帯端末が鳴り始めた。 ]
失礼。
[ 出てみると、ファルケンが大音量で叫び始めたのでとりあえず切る。 ]
相棒でした。あとでかけ直しま……、
[ 顔を上げたら、老人はもう居なかった。
僕は手品でも見せられたような気分で左右を見回した。 ]
……あ……、
ルートヴィヒって……大司祭の……?
/*
えええええと、えええと、延長ってどうなったんだろう…
むしろ更新表示が変わってないから後10分でエピ?
と、とにかく出撃まで、はよ。
─ 少し前、グローセンハンク ─
[フリューゲルがプリンシパルを撃破したあと"妹から"通信が入った。]
《<オリジナル>が死んじゃったよ》
[そんな声が聞こえてくる。だけど私は声を発しない。そんな必要はないからだ。
声など使わなくても私たちはデータ通信んだけで済むのだから。
必要なのは"人"に伝える時だけ。
でも"彼女"は違う、きっとはそう作られたのだろう。データにある私の親の一人、つい先ほど亡くなったと伝えられたシュテラ・ディーツゲン、彼女に似せて人の振りをするようにと。
それは私には必要のないこと。
必要なのは"彼"の為にどうあるべきかということだけ。
"彼"とこのオーディンがその力を発揮するために私はここにいる]
あ。
あいつら、来てる。
[友人達と再会した時に聞いていた機体名、
集まった中からそれを見つけ出し、槍を振り上げて
挨拶とした。]
「サッちゃんがケガする事があったら承知しないからね。
……ついでに、あんたも。」
はいはい、有難く胸に刻んでおきますよぉ。
それじゃ、地球防衛組合…行って来る!
[出撃の合図が高らかに宣言され、>>58
そのネーミングの彼女らしさに、笑顔を浮かべて
移動を開始する。
サシャを守り、彼女が知る者を守り、
彼女が守りたいものを守る。その為に。]
─ 数日後 ─
フレイヤ、またシステムのチェックか?
《ええ、そうよ》
嘘が下手だな……本当なのか?
《ええ、そうよ》
そうか……俺は……戦えなくなったのか。
[フレイヤからの返答は無かった]
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