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ディーター・ドゥカス様
お返事いただけて、嬉しかったです。
八領内でも冬支度のため、ジャム作りや燻製など、保存食作りが盛んに行われています。
幸いにも雪が積もるような土地はないとはいえ、やはり冬の海や森での猟は厳しいので、
今回の婚儀の支度と合わせて例年よりも忙しい空気がひしひしと伝わってまいります。
私のことは、どうぞお気軽にベルとお呼びください。
伴侶を身近に、というディーター様のお言葉が大変嬉しく、
浮かれて変な手紙を書いてしまわないか、少し心配です。
手紙の上だけでも呼び方を変えようと試行錯誤してみたのですが、
何だか照れてしまい、上手くいきませんでした。
すぐに砕けたことを、というのは私にはなかなか難しいようです。
手紙でもこれだけ緊張してしまうのですから、
実際に婚儀の席でお会いした時にはどうなってしまうのでしょうか?
今から心配です。
それでも、笑っていてほしいというお気持ちとお言葉を信じて、
お会いできる日を指折り数えて待っています。
いつか、誰よりも貴方の傍で過ごせる日には、
とびきりの笑顔を浮かべることが出来ますように。
鏡の前で練習しなくてはいけませんね。
ベルティルデ・バーデン
……ふふ、ふふ、ふふふ。
[最後の一文を眺め、思わず不審な笑みがこぼれる。
慣れぬアルコールにふわふわとした心地でも、今度はしっかりと宛先を確認して、再びベッドに沈む。
今度は夢も見ないほどぐっすりと眠った。
――そして、翌朝。
霊峰の一部は既に雪化粧を施されて、厳しくそして美しい自然と、その先に住まう者のことを想いながら。
郵便屋の方が確かだが、ここはあえて"友"に託そうと、手紙や包みを鳩の足に括りつけ、空に放つ。]
[次の一通は、読んでいる途中、少し眉が寄ってしまった。]
理想の、夫婦……?
[婚約者からの手紙を取り出して読み返す。
公的文書のような簡素かつ簡潔な文。
いや一点、彼女の思いが書いてある。「誠実」と。]
ううーん、夫婦で誠実、ねえ。
そりゃあ大事だろうけど。
[もっとこう、互いを思いやるとか支え合うとかじゃないんだなあと改めて、宙を見ながら考える。
自分はこの婚約に多少なりとも浮かれていたが、相手はそうじゃないのかもしれない。
温度差は、埋めておきたいな、なんて思いながらも、多少の嫉妬心も交えて返事をつづった。
明日は朝から遠方に視察に行くから、手紙は家の者に託さなきゃな、なんて思いながら封を閉じる。]
[一度羽ペンを擱くと、次の封書を開く。
些か手が震えるのは致し方ない。
しかし、そんな忸怩を、手紙は一行目から粉々に砕き、
男が自然と噴き出してしまうのも道理であった。]
――― は、はっはっ。
第三領とは言語が違うってのか、お転婆め。
[笑気で構えていた心を軽くしたが、
同時に胸に流れ込んできたのは安堵の色。
彼女が婚約を定められてから、
何を想い、如何過ごしてきたのかは分からない。
だが、仮に空元気だとしても、筆を執れるようにはなったのだ。
それが何故か、とても清々しく思えて気が晴れた。]
……分かっているよ、嬢ちゃん。
お前さんだって多感な年頃だ、
悩むこともあろうし、呑み切れないものだってあるだろう。
[身体を弛緩させて椅子に身を任せると、
だらしない姿勢でペンを握り直す。
何を書くべきか、何を書かざるべきか。
恋文すらも書いたことのない朴念仁は、
未来の妻へ宛てた手紙すら、たっぷりと時間を掛けた。]
My Fair Lady !
お望みの通りに綴ってみたが、嬢ちゃんには未だ早くねぇか?
手紙の上だけでも元気そうで何よりだ。
俺は男であるし、年も年だから、政略結婚なんて、
まぁ、別になんとも思っちゃいなかったが、
嬢ちゃんはそうはいかねぇだろう。
嬢ちゃんはさ、昔からお転婆な癖、
結局、領地と親と国の決めた道を歩かされてる。
同情するつもりはないが、結婚まで強いられるなんてな。
―――…本当は、恋、したかったんだろ?
もしも、の話をするほど俺は夢想家じゃないが、
嬢ちゃんが治めるようになってから、第三領は活気づいてる。
嬢ちゃんが民を想い、頑張ってる証拠だ。
自慢じゃないが、第三領については十領一詳しい自負がある。
……ただ、嬢ちゃんについては知らないことの方が多い。
察していることと云えば、恋に恋してそうだということ。
北方一のお転婆娘だってことくらいだ。
……………、……音楽会と仮面舞踏会だな。覚えておく。
あとは、なんだ。一応、俺の愛馬は葦毛の白馬だ。
剣は、まぁ使えるぞ。詩文は分からんが。
身長も嬢ちゃんよりはある。リュートも数曲なら。
嬢ちゃんが夢見るような王子様なんてのには、
逆立ちしたってなれないが―――、花くらいは贈れる。
――― 嬢ちゃんよ、お前さんの好みの男ってぇのは
[羽ペンで何度も螺旋を描き、後半の文字は潰れて読めない。]
……花は、どんな花だ。贈ってやるよ。
オズワルド
/*
ラートリーの中の人は、少々山篭りをしており……
というのは嘘で、だらだらしてました。
すみませんすみません。
どこから手を付けようか……
とりあえず表で発言しよう。
〜 私の大切な方 ギレーヌ様へ 〜
お手紙また入違ったようですわね。
無事に私の贈り物は届いたでしょうか?
どんな表情をされたのか傍で拝見したいと思った私は
意地悪でしょうか?
ギレーヌ様があなたのお心を語るとおっしゃるのでしたら
私も失礼な言葉を使わせていただきます。
ギレーヌ様は落胆はしていない、構わない、気が楽だと
書いておりますがそれは私だけではなく、
ご自分に言い聞かせているようにも聞こえます。
脱力した跡を埋めた感情は何でしょうか?
私はそのお心を知りたいと思っております。
差し出がましいと思われるのでしたら幾らでもお叱りは受けますわ。
ただ、私だったら今まで頑張ったものが不要だと言われてしまったら
それはとても切なく、心残りになってしまいます。
もしギレーヌ様にもその様な心残りがあるのでしたら
どうぞ花嫁修業を続けてはくださいませんか?
私に対してではなく、ご自分に対して何をしたいのか。
まずそれを考えてください。
私はきっとそんなギレーヌ様を愛おしく思うでしょう。
だってギレーヌ様は私の妻になる方ですもの。
私も直接お会いしたいです。
会って色んなお話をしてみたいです。
でもそれは後のお楽しみにしましょう。
領民は愛し愛されて家庭を持つけれど、
私たちはその逆を辿るでしょう。
手探りで、でもお互いを思い考え続けて続く家庭なんて
素敵ではないでしょうか。
お互いを思い続けていくことで、領民も同じく慈しんで
いけると思っています。
女同士、子を成すことはさすがに出来ませんが、
その分領民全てが平等に私たちの子になるでしょう。
どうかご自分の心の声を聞いてください。
それでも同じ答えが出たなら、私はギレーヌ様の妻として
仕えていきます。
お返事と共に花嫁衣裳をお返しください。
ご無礼な言葉の数々失礼致しました。
婚約者 アプサラスより
[薄く梳いた白い紙は掌が見えるほど透けていて、貝殻を砕いた
粉が混じっているせいでキラキラと輝き、文字を際立たせる。
黒で書かれた文字は意志を感じさせるように力強く浮かぶ。]
[最後に紛れていた封書には、送り主に似合わぬ乱れた文字列。
光に透かして見ても、裏は見えてこない。]
―――…運命、か。
俺は生まれながらに領主たらんと育てられたが、
別に山脈を越えて、国どころか世界を見に行っても良かった。
だが、結局腰を落ち着けたのはこの河川領だ。
命を運ぶ道くらい、自分で選びたいものだよな。
[ふ、と淡く笑う吐息を吐いて、レターボックスに紙切れを仕舞う。
貞淑を善とするオベルジーヌでは、成婚後しばらくは、
独身者と信書を送り合ってはならないとされている。
見解は、そう、例えば祝いの席で聞けば良いのだ。]
[この日受け取った手紙は三通。
そのうち一通の差出人は弟の親友だが、
先日と違うのは、ラートリー宛のものだということだ。]
これは――私も失礼なことを、言ってしまったな。
悪い人物ではない。むしろユーモアのある人物か。
そも、うちの愚弟かて、悪い付き合いをしているわけがないな。
[手紙に綴られた必死の弁明の文字から、
差出人がどんな顔をしているか想像がつくようで、
くすりと笑みを浮かべる。
―――が、次の瞬間、はっとしたように
先週出した手紙を思い出した。
それは、この弟の親友の、婚約者に宛てたもので。]
ああぁ……老婆心が過ぎてしまった……
[先週出したのは年若いシルキーを心配しての手紙。だが、今受け取った真摯な手紙――そして手紙の問いかけを読めば、シルキーの婚約者の懐の深さが、見えて来るではないか。]
/*
読み返して、アデルの表情見たらちょっとふらっとする。
可愛い少年扱いはしていたわけではないのだが、ええと
イケメンめ!!!
お姉さんはもうだめだ。
ラブは屋上のバードに及ぶ。
そういえば名無しは帰ってきたのだろうか……!
[手紙を出して再び屋敷へと戻ると、玄関先になにやらシベリアオオヤマネコのような、愛らしい動物が3(6x1)匹。
これも立派な『郵便局員』で、配達に来ていたのである。
少女が手紙を受け取ると、彼らは『職場』へと戻って行った。
もっとも、その中にあった金鳳花の封書の送り主には成婚の後で返すことができないらしいので、贈り物をすることにした。]
…国語、教えてくれる?
『初めからサボらなければいいのですよ…』
言っとくけど、遊びたくてサボってるわけじゃないんだからね!
[とかなんとか。教わりながら書くことにした。そのため、書き直された文字もある。]
[さっそく開けると、笑顔がかわいいスノーマンの絵がお目見え。]
シーツを蹴飛ばしてって…さては体験談だな?
[などと言いながらお返事をしたためるその相手は、婚礼を伝えられた公女様。]
オズワルド・フェルマー殿
先日の手紙、大変失礼致した。
ついついカッとなってしまったの……。
しかし勿体無いなどと、今度は世辞が過ぎるぞ?
いや、ここはオズワルド殿の本心だと
素直に受け取っておこうか。
一つ、君に謝らなければならないことがある。
君の婚約者のシルキー嬢に、余計な口出しをしてしまった。
まだ年若いゆえ、婚礼が不安ではないかとそんな老婆心であったが、そう、貴公はおそらく、年若い彼女のことを案じて私に問うているのだろう?
いやはや、参った。誤解が解けるよう、今一度シルキー嬢に手紙を送っておくとするよ。
私は冗談を抜きにして、行かず後家であったし
それは一人を好むゆえだった。
どこかで他人を信頼出来なかったのかもしれない。
だが、今はアデル殿を信頼したいと思っている。彼の言葉や彼の思いを、一つ一つ聞いて、それを受け入れていくことに、年齢など關係ないのでは、ないだろうか。
付け焼刃でしかないのだが、昔何かの本で読んだ言葉を送ろう。
" 夫婦生活は、長い会話である。 "
互いを理解していく先に、信頼が生まれるのではないだろうか。
素晴らしい関係になれるよう、弛まぬ努力をしよう。お互いに、な。
ラートリー・アンダースン
〜親愛なるアプサラス様〜
ご成婚、おめでとうございます。
アプサラス様のお相手の方、きっと素敵な殿方なのでしょうね♪
で、シーツけっとばし蹴飛ばしてってやつ。体験談ですよね?
アプサラス様も気を付けてくださいね。
いいなぁ!いいなぁ!炎の塔と秋の夜空とお祭り…幻想的な光景なんだろうなー見たかった!!
春のお祭りはね、みんなで領内に卵をかくして隠して、そのかくされた隠された卵をみんなで探すの。領民そう総出で観光客も巻き込んで楽しむのよ!
人が行き来できるようになったら、文字通りのお祭り騒ぎね!
交易の件、前向きに考えてくださって、ありがとうございます。物だけでなく人も、ってなると大きな馬みたいな乗り物が必要ですね…人の移動は今の段階では難しいかも?
人を幸せにするわがまま、いいと思います!
…領主たちは領民全てを平等に愛する義務と責任と権利がある、かぁ…
領民たちと同じではダメなのかと、『ないものねだり』みたいに思ってたけど、そういう風に考えたことはなかったなぁ。
でも、言われてみればそうよね。
領民たちは自分の家庭を愛し守ればいい。でも私たちは、領民たちすべてを平等に愛して守らなければ、民は答えてくれないもの。
特別な存在を作るまでのちょっとのガマン、だけど私たち領主にしか経験できないこと、なのかな?
そうやって考えたら、貴重な経験よね。
…言ってよかった。ありがとうございます!
よぉーし…立派なレディになるぞー!お転婆なんて言わせない!!
アプサラス様、末永くお幸せに!
[結びに描かれるは、赤いリボンに幸せを乗せて運ぶ、つがいの白い鳩。]
アプサラス・フェリシア様
冷雨の候、同時に忙しい時期でもあると思うが
体調を崩してなどいないだろうか。
合併法案での結婚の話はギレーヌ殿からも報告を頂いた。
君のような女性と結ばれるギレーヌ殿が羨ましいな。
と、嫉妬をしている場合でなく、私も嫁に行くことになった。
早く報告するつもりだったが、つい書き損ねてな。
アプサラス嬢が、私を慕ってくれる気持ち、
とても素直に嬉しいよ。ありがとう。
こんな私でも嫁に行けるようになったのだから、自分で言うのもなんだが、私が完璧だというアプサラスの見込みは正しいのかもしれないな!
君が歳を重ね、私くらいの年齢になった時に、どのような女性になっているかが楽しみだ。追い抜かれないように、私もがんばろう。
それでは、末永い幸福を祈っている。
ラートリー・アンダースン
親愛なる友 ベルティルデへ
やあ。毎週のように君からの手紙が届くと
友として本当に大事にしてもらえている、
そんな気持ちで胸があたたかくなる心地だ。
河川では、魚が釣れるのだろうか……。
釣りという趣味、楽しそうだなと、興味があるんだ。
いつか君たちの領地を訪ねた折には、
私の夫も連れて、四人で釣竿を並べ、語らいたいよ。
ふふ、頼もしい友を持ったものだ。
私がアデル殿を泣かせぬようにせねばな。
それと、ベルティもディーター殿を尻に敷くではないぞ?
最高の友を持った ラートリー・アンダースンより
シルキー嬢へ
簡素ですまない。前言を撤回したくなったのだ。
気を強く持て、ではなかった。
君の結婚相手のオズワルド殿と少々文を交わしたが
彼は誠実だろう。信頼出来る、懐の深い男だろう。
私の観察眼がそう告げていた。
どうか安心して。
幸せになるんだぞ。
お節介おばさんより
[書斎で手紙を書き終え、くぅっと伸びをする。
こちらの地方は朝から小雨がぱらついていた。]
……静かだな
[暖炉の薪がはぜる音以外は、しんとした空間。
ふと窓の外に目をやれば、眩い白がはらはらと舞い降りている。]
―――雪か!
道理で寒いわけだ。
[北の領地に、冬の訪れ。]
……。
……。
こう、夫婦というのは、
寒い日には寄り添うて、
体温を分かち合うのだろうか。
……いや、ええと
…………私は何を言っているんだ。
[ふるふると首を横に振り、
火照る頬に両手を添え、ぺちぺちと冷えた指先で熱を散らした。]
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