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なんで、人同士で戦わなきゃいけないんですかぁーーーーーっ!!!
[戦わなきゃいけない相手は、ほかにたくさんいるのに。なんで。
戦ったら、死ぬかもしれないのに。
それで、戦いが停められるなんて思ってないけど。
でも。
誰かに答えてほしかった。
この声が届いた誰でもいい。誰か。お願いだから答えてよ]
[無人の兵装設置システムが起動し
空力特性を考慮したのか極めて華奢な機体に過剰といえる程のミサイルユニットが取り付けられて行く。
最後にライフルらしきものを右手で取れば、ゆっくりと屋上ヘリポート部がスライドして大阪の青空が広がった。甲高い音をたてブルーライラックの機体がレール上垂直に登りすべり空へと射出される。]
[ 大砲との接続が完了し、照準が僕のツヴァイフリューゲルのメイン画面に表示される。
サブ画面に表示されるのは、エネルギー充填率。
83%……84%……。 ]
……早く……!
[ 焦りながら視界を戻して、僕は驚愕する。 ]
……なんで逃げてくれないんですか?!
下がってください、巻き込まれる!
[ キュゥゥゥン……と大砲が高く鳴き始める。
振動が僕らの機体にも伝わって、慣性吸収するはずのコクピットさえ、カタカタと音をたてた。
89%……90%…… ]
だめです!
このままでは撃てません!
早く逃げて!
に、逃げ……
もう、間に合わない!!
[ 照準を外すか、と考える。
空に向けて撃てば、弾は無駄になるが、人を殺さずにすむ。
……と。
再び、あの声だ。>>+65 ]
[ 97%…… ]
ばかやろおおおおおおおおおおお!!!!
[ 僕は、罵声をオープンチャンネルに叩きつけた。 ]
第二案だ!
等価交換を要求する!!!
[ 98%…… ]
僕は、あなたたちの想いを無駄にしないから、
あなたたちは……、
[ 99%…… ]
あなたたちの命を無駄にするなああああああああああああ!!!
[きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……]
[集音機能を高めに設定していたせいで、
コクピット内がびりびりと震えた。>>191]
……サ、サシャ。
[人が争う理由?色々ある。細か過ぎてほんと
挙げ切れないくらい、沢山。
しかし解決する方法はいつだってどこだって一つ。
そう簡単にいくものではないにしても、だ。]
「アイツラが――連合軍が憎くて憎くてたまらないからさ」
[ノイズ混じりの音声がサシャの通信機に届くだろうか。
[眼前を飛行する戦闘機に左腕を向ければ、手首に内臓されたビームガンを2射する。
音速巡行中の戦闘機は火線に飛び込むようにして、あっけなく青空に咲く火球と化した。]
『目標、連合軍岐阜航空基地』
[眼下のギアを無視して放たれる男の声。
背部に背負う垂直射出式のランチャーから10発の対地ミサイルが射出される。
それは、5分足らずで基地に到達立つし離陸を行おうとする航空機や滑走走路を尽く粉砕していく。]
[ 100%! ]
『 重力粒子砲、充填完了!
照準計算終了!
……兄貴! 』
3秒後に権天使を撃つ!!
全機、3秒で全速後退せよ!!
これは……、、、
要請じゃない、
命令だ!! 従えクソ軍人どもおおおお!!!!
[ ああ、全く、
こんな汚い言葉を使うなんて、
本当に、僕は悪い人間だ!! ]
― 大阪上空 ―
さて。
『無能な上官を恨んでもらうしかないな』
[撃ち尽くした背部ランチャーをパージすれば、一気に加速。
僅かに遅れて始まる対空射撃を周囲のビル群の窓ガラスを粉砕しながら高速で回避。
右手のライフルをビルに向ければ光条が走り、ビルを光が凪いだと思えばビルが崩落し、道路に展開しているギアを飲み込んでい行く。]
出来る事ならまだあるだろ。
今日はそれやったでしょ?
今だって。
そりゃあやったところでホイホイと丸く収まるかどうかは
あいつら次第って所もあるけどさ…。
誰もやろうとしない事を、サシャはやってんの。
一人立つ、って事は大事だぞ?
だから言ってやろうじゃないか、そんな事してる
場合じゃないって。
こんな遠い所じゃなしに、間近くでさ?
どう?
[命の保障が無くても、まだ左腕が残っている。
最悪でもサシャだけは庇いきると、背中の槍に手を掛けた。]
[シュテルン、今は彼があの機体のパイロットだとも知らないが、その彼の方向が響く。
フレイヤを通さなくてもここにいる全部隊にその声は届いただろう。その気持ちが届いただろう。]
なぜ、俺は彼らの特攻を許した。
[GHMの機体が信用できなかった?いいや違う、それが効率的だと理解していたからだ。ほんの少し前、それを隊長に抗議していたというのに戦場に立った途端にこれだ。]
……俺は人の命の重さを……忘れている?
――地虫が。
[崩壊したビルをフライパスすれば、ギア部隊の対空砲火が流れ弾となり周囲のビルを削ってゆく。
こちらに対空射撃を行うギアに左手首を向ければ、光条が走る度に、ギアが正確にコクピットブロックを撃ちぬかれて擱座してゆく。]
──eins!!!!!
[ 砲の鳴き声は、すでにコオオオオオ!と固く深いものになっている。
こちらの機体の共鳴がひどい。
……ふと、僕の脳裏を、「もみじ産業のボルトとナットは、絶対に緩まない」と褒めたときのサシャの顔がよぎった。 ]
/*
こういう系の説得は好きだけれど、的外れに
なっている可能性がジーワジーワ。
とにかく対話に行こうぜ!!といいたいのでした。
[ 音が消える。
照準の向こうで、炎の鉄槌を準備する権天使だけが、
クリアに見える。 ]
──Feuer!!!!!!!!
[ 思ったほどスイッチは重くなかった。
押す前に、当たったと僕は判った。 ]
──そうだ、極東でSOLを撃ったときも、このオーディンにそれが在ると知ったから実行した。
アリスの榴弾で味方に被害がでる恐れもあった、SOLでオーディンごと死ぬことだってあった……なのに俺はそれを実行した。
なぜ?
それが最も敵を殲滅するのに効率的だったからだ。
あのとき、中東戦線でエースとなったあのときも俺はただ効率的に敵を殲滅したに過ぎない。
大破した味方を盾にしてその陰から敵を撃った、いいや回避できない味方すらも盾に使った。
言い訳はいくらでもできるが、戦場に立ったときいつだって俺は何よりも戦果を挙げるための効率を考えている。
俺は……どうかしている……。
[ 音が戻った。
赤い翼のエンジンまで使っても、砲撃の衝動を相殺しきれず、
僕らの足元は何mも滑り、地面に跡を残した。 ]
……っつあ……!
[ 超小型のブラックホールは大天使を何匹か巻き込みながら、
権天使にぶち当たり、吸いこみ折りたたみ乱雑に押し込めて……、
びっくりするほどあっけなく、プツリと消えた。 ]
はあっ……はあっ……!
ハハハハ――。
同じ事を連合軍に言ってやると良い。
AIU軍等いないとな!
死ぬのは、人だと!
[狂気さえ感じる笑い声。サシャの声は届かない。]
>>+75
そういえば、これを「ファイエル」って読むのは、銀英伝の創作らしい。
いやん! 完全にドイツ語だと思ってた!
『ザヒア曹長。遊び過ぎだぞ。離脱しろ』
――了解。
[言葉と共に左手首に繋がる管から緑色の液体が流れこんでくる。
苛立たしげに舌打ちをすれば、機体はマッハ4まで加速。
カムチャッカ半島の方角へと飛び去ってゆく。]
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