人狼物語−薔薇の下国


574 ゆく年くる年漂流記【年末年始誰歓お祭りRP】

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赤虎 オズワルド


 いいぞ、いけ!


[ヴォルフの手綱さばきでトカゲは地面を疾走する。
新米御者の笑い声に、明るい響きを重ねた。

馬のように素直にとはいかないが、それもまた刺激的なスパイスだ。
草を潜り石を越え、ジグザグな軌跡ながらも目標に近づいていく。激しく動くトカゲに背中に立ったまま、器用にバランスを取って行く先を指示する。

やがて、目の前に現れたのは伝説の巨木もかくやという雄大な木と、根元に転がる巨石のような真っ赤な果実だった。]

(9) 2023/12/31(Sun) 13:05:32

赤虎 オズワルド


 思った通りだ。こいつはいいな。


[身軽にトカゲから飛び降り、果実に近づいていく。
大きさを除けば、どこからどう見てもリンゴであった。
熟れて落ちたのだろう果実は爽やかに甘い芳香を放ち、陽の光をたっぷりと浴びた果皮は鮮やかに赤く、溜め込んだ蜜を滲ませてつやつやと輝いている。]


 どうにかして持って帰れねぇかな。
 食っちまって種だけにすればいけるか?


[これを栽培できれば国の食糧問題が改善する、とかいう思考はなく、大きなリンゴに喜ぶ顔が見たいというごく単純な理由だった。
さて、こいつを食うにはどうすればいいだろう。
丸かじりするには、少々相手がでかすぎる。*]

(10) 2023/12/31(Sun) 13:06:00

黒狼 トール

[ ウォレンの背を見ながらトカゲを走らせる。
目的地について彼が先に飛び降りれば、自分も鱗の壁を滑り降りてトカゲを解放してやった。

改めて近くで見ても、果実は大きい。
中を刳り貫いたら住めそうなほどだ。]


 世にも珍しい、落ちているものを食おうとしている皇帝陛下。


[ 野戦料理は得意な自分でも、これは手に余りますと、素っ気なく肩をすくめた。*]

(11) 2023/12/31(Sun) 13:29:45

帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[海面に叩きつけられた衝撃で、一瞬意識が飛んでいたらしい。
温かさを感じて目を開けば、我が主君の腕の中にいた。]


 トール、


[声が掠れ、幾度か咳き込む。]

(12) 2023/12/31(Sun) 13:39:28

【鳴】 帝国扶翼官 ルートヴィヒ


 離れませんよ。
 私はあなたの片翼ですから。

(=2) 2023/12/31(Sun) 13:39:41

帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[彼の手を叩いて無事を伝え、負担にならないよう自力で泳ごうとする。
だがそれより先に、黒い影が襲い来たった。

諸共に掴み上げられて空に舞い上がる。
思うのはただ、己の半身と離れないようにすることだけだった。
腕を掴み、高度の変化と風圧に耐える。]

(13) 2023/12/31(Sun) 13:40:03

帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[風に慣れてしまえば、鳥に掴まれて見る風景もなかなかのものだった。
水上機とも違う飛翔感が爽快だ。
体温を奪われないよう彼と身体を密着させながら、絶景を見下ろす。
上空から見れば、自分たちの知る地形とは違うのが一目瞭然だった。]


 どこに運ぶ気でしょうね。
 近くに陸地があるのだと思いますが、
 ……あそこでしょうか。


[風に負けないよう声を張り上げる。
鳥が向かう先には島影が見える。
遠目だからよく分からないが、そこもやはりサイズ感がおかしいように見えた。*]

(14) 2023/12/31(Sun) 13:40:20

モルトガット皇帝  アレク トール

[ 飛ぶようにできている鳥は、さすが機能的だ。
飛行機も早いけれど、本来の飛行生物にはまた別格の美しさがある。 ]


 どこかに巣があるんじゃないか ?


[ ルートヴィヒをしっかりと抱きかかえながら、問いかけに答える。
この先の展開を予測すれば、空中遊覧を楽しんでいる場合ではないのだけれど。 ]

(15) 2023/12/31(Sun) 14:30:53

赤虎 オズワルド


 お。言ったな。
 ならおまえがあれを獲ってくるか?


[揶揄されて、にやりと笑う。
梢にはたわわに実がなっているが、遙かな頭上だ。
さすがに、ヴォルフをぶんなげても届かないだろう。

どうにか取れないかとしばらく上を眺めてみる。*]

(16) 2023/12/31(Sun) 14:30:54

モルトガット皇帝  アレク トール

[ と、耳を聾するような鳴き声が聞こえ、鳥が急旋回した。
もう一羽の巨鳥の姿が視界の端に入る。
シルエットは猛禽のそれ。

獲物を横取りにきた、あるいはこの鳥そのものすら獲物にする奴だ。

バッバッと白い羽毛が飛び散り、鳥の爪から投げ出された二人の体が宙に浮く。]


 ── …わ


[ さすがにパラシュートまでは装備していない。
眼下に見える緑の大地へと引き寄せられていく。*]

(17) 2023/12/31(Sun) 14:32:13

黒狼 トール

 
 狼煙でもあげたら、誰か来るんじゃないですか ?
 あれに届くサイズの現地人が。


[ 物欲しそうに上を眺めているウォレンに言ってみる。

人外の能力を使えば、果樹の元まで辿り着けないことはないが、戦闘以外だしなぁという怠け心だった。*]

(18) 2023/12/31(Sun) 18:40:06

帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[束の間の遊覧飛行が闖入者によって中断された。
捕食者に襲われた海鳥の命運はともかく、投げ出された自分たちの命が危ない。]


 トール!


[判断の時間は短く、出来ることはさらに少ない。
手足を広げて可能な限り減速しつつ、帆に風を受ける容量で落下の軌道を変える。
幸いというべきか、高い木がすぐそこに生えていた。]

(19) 2023/12/31(Sun) 19:34:12

帝国扶翼官 ルートヴィヒ

[重なり合う葉のただなかにふたりの身体が落下する。
葉は十分に大きく、弾力を持って衝撃を吸収し、落ちる速度を緩めてくれた。

木の葉の中をずいぶんと落ちたあと、葉の重なった密な部分に受け止められて、ようやく落下が止まった。*]

(20) 2023/12/31(Sun) 19:34:33

赤虎 オズワルド


 なんだよ。
 現地人と戦いたいってか?


[まったく乗り気じゃない顔のヴォルフに水を向けてみる。
正直、ここのサイズの人間と渡り合えるとはさすがに思えないが、見てみたい気分も少しあった。

と、その時上空でけたたましい鳥の声が響く。]

(21) 2023/12/31(Sun) 19:38:26

赤虎 オズワルド


 なんだ?


[見上げた木のさらに上、なにかが落ちてくるのが見えた。*]

(22) 2023/12/31(Sun) 19:38:41

黒狼 トール

  
 果実をもいでもらうのに戦う必要はないでしょう ?


[ そこは飼い主の人誑しの才能で、と考えていたのだが、やっても構わないの顔で、しれっと答える。]

(23) 2023/12/31(Sun) 19:54:23

黒狼 トール

 
 ── お、


[ 遥か上空で、鳥から投げ出されたものが果樹に落ちた。
手足の本数が多いような気もしたが、多分、自分たちと同じサイズの人間だと思う。]


 打開策が降ってきたかもしれないですよ。
 

(24) 2023/12/31(Sun) 19:54:50

モルトガット皇帝  アレク トール

[ しがみつくのではなく、手足を広げて減速させようとするルートヴィヒのとっさの努力に、笑みが浮かんだ。

こんな時でも、彼はアレクトールが彼を離すことはないと無条件に信じている。
それが力をくれる。

彼の体越しに、舞い散った大きな羽毛を掴んでパラグライダー代わりに風を受け止め、彼の企みに加勢した。]

(25) 2023/12/31(Sun) 20:12:26

モルトガット皇帝  アレク トール

[ さすがに、ふわり、とまではいかないが、幸い、落下先も固い岩場ではなかった。
毛布サイズの葉をしならせ、弾み、滑りながら、なんとか停止して息をつく。]


 ははっ、上出来だ。
 お互い怪我はなさそうだな、ルッツ !


[ 抱擁し、風で乱れた彼の髪をワシャワシャとやる。*]

(26) 2023/12/31(Sun) 20:13:02

帝国扶翼官 ルートヴィヒ


 やめてください、トール。


[髪の毛を乱してくる手をしっしと払う。]


 もう一度やれと言われても出来ませんよ。
 運が良かっただけです。


[今になって震えがきていたが、半身とそんなやりとりをする間に収まっていく。]

(27) 2023/12/31(Sun) 21:36:22

【鳴】 帝国扶翼官 ルートヴィヒ


 あなたが無事で、本当に良かった。


[密やかな思考をそっと挟み]

(=3) 2023/12/31(Sun) 21:36:33

帝国扶翼官 ルートヴィヒ


 ところで、どうやって降りましょうか。


[慎重に葉の上から下を覗く。
まだまだ地上までは距離があった。*]

(28) 2023/12/31(Sun) 21:36:42

赤虎 オズワルド


 言葉が通じりゃ頼むがな。
 おまえ、足元をうろちょろしている人形みたいな連中相手に、会話しようと思うか?


[現地人の邂逅は、ろくなことにならない気がする。
いざとなればまあ、一戦交えるのもたしかに楽しそうだが。]

(29) 2023/12/31(Sun) 21:40:44

赤虎 オズワルド


 あっちの方は、通じるといいが。


 おぉい、生きてるかー!?


[木の上に落ちたとおぼしき相手に向けて、声を張り上げてみる。*]

(30) 2023/12/31(Sun) 21:41:23

モルトガット皇帝  アレク トール

[ 鬱陶しさを装って、揶揄う手を追い払うルートヴィヒの指先はそれとわかるほど冷え切っている。
きっちり着込んだ服は、たっぷり水を吸った上に、風に吹かれて彼の体温を奪っているに違いなかった。]


 おまえ、早く脱いで、葉っぱにでも包まっておけ。


[ とりあえず、震えが収まったのは確認するけれど、それはきっと精神的なものだ。]

(31) 2023/12/31(Sun) 23:07:21

【鳴】 モルトガット皇帝  アレク トール

 
 また無理をさせたな。
 

(=4) 2023/12/31(Sun) 23:07:45

モルトガット皇帝  アレク トール

[ 降りる算段を相談され、状況を再確認する。]


 海門の見張り塔くらいの高さはありそうだな。
 なんだか、おまえとの出会いを思い出す。


[ 誘拐先から協力して脱出した時のことだ。
今回は、見張りもいないし、降りる足掛かりもあるにはあるが…]

(32) 2023/12/31(Sun) 23:08:56

モルトガット皇帝  アレク トール

 
 ん ?


[ 下から呼びかける声が届き、見下ろしてみる。
なんだか、見覚えがあるような気がしないでもない人物がいた。 ]


 ああ、聞こえているぞ。


[ カンカンと枝を叩いて応えた。*]

(33) 2023/12/31(Sun) 23:09:37

黒狼 トール

[ 果実がこのサイズなら、現地人は自分たちの10倍くらいの背丈だろうかと計算する。
確かに自分たちは人形サイズだろう。]


 会話が通じるかはさておいて、捕まえていろいろ調べたくはなるのは当然の反応かと。


[ 別段、不安に感じてはいないが、捕まってみたいとも思わない。
きっと、遭遇しないにこしたことはないのだろう。
ウォレンといるだけで充分に楽しいのだから。]

(34) 2023/12/31(Sun) 23:10:49

黒狼 トール

[ 空から降ってきた連中の安否確認をしている飼い主の顔を見やる。]


 あなたが命じるなら、この辺を一走りして、何か使えるアイテムがないか探索してきてもいいですよ。


[ ワオン、と口の動きだけで狼変化を示唆する。*]

(35) 2023/12/31(Sun) 23:11:36

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生存者 (3)

トール
13回 残14518pt(6)
トール
12回 残14577pt(6)
ルートヴィヒ
18回 残14373pt(6)

犠牲者 (1)

ローゼンハイム(2d)
0回 残15000pt(6)

処刑者 (1)

オズワルド(3d)
17回 残14367pt(6)

突然死者 (0)

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