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― 天輪湖 ―
……いいのか?
[水蜘蛛を散らすウェルシュ>>277に思わずそう呟く。
しかし水面に現れた足場が、飛べない自分にとって有難いのは確かだ。
水面歩き自体は出来なくもないが、それ自体に力を分散させる必要があるわけで]
今更、そこにこだわっても仕方ない、か……。
俺も使わせてもらう。
……ありがとう。
[蜘蛛の巣を渡り、更に鈍色の龍へ接近する。
暴れ回る龍の尾を間近に見るが、それはウェルシュの縛りによって動きを鈍らせた>>278]
ここまでくれば。
水の力だって……!
[刃の纏う水の気が、より色濃く、鋭くなるのを感じた。
放たれた一撃は、高圧の水流を伴い、速度と威力を増して鈍色を切り裂いた*]
― 天輪湖への移動中 ―
[遠回しの許しは伝わったようで、返されるのは礼と感謝の言葉。>>232]
剣を、捧げた相手……か。
つまりは、きみにとっての王、ってとこかな。
[向けた言葉はごく何気ないもの。
『虚無』と関りがあるらしいその存在は、予測もつかないけれど。
空へ向ける瞳は、それが大切なのは感じ取れて]
なら、ここにきみがきたのは風の縁の導きなのかもね。
[風の縁は、強い想いを拾うんだよ、なんて。
告げる口調は冗談めかしていた。**]
[道を創る風と、アイリを後押しする風。
鈍色の龍を押し留める炎と水の乱舞。
妖も、ヒトも、竜も、一つとなって異変の元凶を討ち果たさんとしていた]
(ホント、良い国だよねぇ…)
[本来ならば、脅威とみなされ排されてもおかしくないのに、この国に立つ者は皆、自分を受け入れてくれた。
故にウェルシュはユウレンの地に留まり協力も惜しまない。
― 天輪湖 ―
[投げた願い返るのは、それを後押ししてくれるもの。
強化される護りの術>>261と、送られる風。>>267
風の感触は心地よく、笑みが浮かんだ]
ありがと!
[感謝の声に重ねて、白銀がるーぅ! と鳴く。
遠い昔の、『風の寵児』と呼ばれた王によく似ている、と称される姫は同じように風の感触を好む。
だからこそ、送られる風はとても心強く思えていた]
願神獸角。
我的願望,大家的感受。
委託這一擊並到達他的龍……!
[凛とした声が言霊を紡ぎ、応じるように槍が翡翠色の光を灯す]
……リュウ、行くよ!
[声に応じて白銀が甲高く鳴き。
煌天の騎竜師は拓かれた道を真っ直ぐ、鈍色の龍へと翔ける。*]
― 天輪湖 ―
[言霊が紡がれ、白銀が高く鳴く。>>286
それに応じるように、仔竜が翼を広げてぴぃぃぃぃ、と鳴いた]
……届けてください。
シエルの……ぼくらの、想いを……!
[仔竜の鳴き声と共に生じた虹色の光がふわりと飛んで、突っ込んでいく一対にふわりとまといつく。
それは、挑みかかる兄弟に託す想いの煌き。*]
― 天輪湖 ―
[白銀の声に応じる仔竜の声。>>287
託されたものは、煌きとなって周囲にふわりとまといつく]
……あなたがそうなった経緯はわかんないし、色々辛かったのも想像しかできない、けど。
でも、だからこそ。
このこたちの……リュウシンと、シエルの声を、聞いて!
[叫びと共に真っ向う、突っ込む。
鈍色の動きは変化したウェルシュや他の皆の牽制によって抑え込まれ。
対するこちらは、風虎の風をまとい、いつもよりも軽やかに動ける状態。
狙いを違える要素は――どこにも、ない]
[繰り出された神獣角が、鈍色の龍の眉間を捉える。
直後、白銀と虹色の光が周囲に散った]
……っ!
[突き立った槍を介して流れ込むのは天龍の記憶。
産まれた卵が孵る前に、力尽きてしまったこと。
その際に生じた精霊力の乱れが、一方を龍玉石へと変性させてしまったこと。
子を守れぬ事への、置き去りにしてしまった事への悔いが自身の昇天をよしとできず、そのまま留まり続けていたら卵が奪われた事。
全てを喪ったと思って、でも、この地から離れられなくて漂っていた時。
喪ったはずの仔の気配が、遠い場所から感じられて。
違う方の仔の気配が、別の場所から感じられて。
仔らの無事が嬉しくて、けれど、この地に縛されているからその傍にもいけなくて。
天輪湖の守りを乱せば行けるのでは、との思いから精霊力を集めて暴走させて――そこを、滲み出てきた『虚無』に突かれて、そして]
……そっか。
そんなに、苦しかったんだ。
[情報量にくらりとしつつ、ひとつ息を吐く]
でも……あなたを苦しめてしまったけれど。
ボクは、リュウと逢えてよかった。
リュウに選ばれて嬉しかった。
リュウを不幸にするつもりなんてないし、それはアルビンさんだって同じだと思うの。
だから……えっと。
[この場合はなんていえばいいんだろうか、と。
悩みながら言葉を紡ぐ]
リュウも、シエルも、大丈夫だから。
ちゃんと、それぞれ見つけた場所で生きていけるから。
……置き去りにしちゃった事で嘆かないで。
あなたの代わりにはなれないけれど。
あなたと同じように、リュウとシエルを守って支えて、一緒に生きていくひとたちがちゃんといるから……ね。
[だからどうか、悔いに捕らわれないでと。
願いを込めた言葉に沿うように、天龍と虹竜が鳴き声を上げる。
それぞれが大丈夫だから、しあわせだから、と。
紡ぐ声は鈍色を揺らして。
くぁぅぅぅぅぅ……という静かな声が零れ落ち。
直後に、鈍色の龍は解けるように消え失せた。*]
― 天輪湖 ―
[風まとい翔けた一対が鈍色の龍へと一撃を突き立てる。
その瞬間に知れた事は知る由ないものの]
…………。
[天龍に沿うように、ぴぃぴぃと鳴く仔竜の声。
しあわせだよ、と伝えるそれに、ふ、と息を吐いた]
……そっか。
[遠い異郷の地で生まれて生きる事が虹の仔竜にとって幸いと言えるのかどうか。
心の隅に抱えていた疑問がふっと溶けていく。
やがて、鈍色の龍は解けるように消えてゆき――]
……さて。
まだまだ、仕事は終わってませんね……!
[龍の形が消えた後には、濃い鈍色の靄のようなものが蟠る。
もう一つの浄化しなければならないもの、『虚無』の欠片]
皆さん、それから離れて!
モーント、シエル、やるよ!
[皆に退避を呼び掛けた後、力を集中する。
金糸雀色と虹のきらめきが、周囲にふわりと舞った。*]
― 天輪湖 ―
[解ける様に消えていく龍>>291に、]
……おやすみなさい、かな?
[安らかな眠りであるように、青年は願い。]
― 天輪湖 ―
[内心の疑問には答えが返ってきた>>282。
納得の頷きを一つして、前方へ向き直る]
[皆によって拓かれた道を、姫騎竜師が翔けていく>>286。
この地に宿る力によって増幅した水の妖気も、道をこじ開ける一助となっていたか]
……もう少し……!
[虹の仔竜の力も受け取って>>287。
アイリの狙う先は、龍の眉間と見えた>>289]
じっとしてろ……!
[僅かにでも首を振ろうとするなら、反対側から水弾を打ち付けるようにしてそれを阻む。
そうして、神獣角が過たず鈍色を貫くのを見届けた]
[アイリと、リュウシン、シエルの声を受けて、鈍色は静かに声を上げた>>291。
直後、その姿は消え失せる]
……安らかに、か。
[一息つきかけたところを、アルビン>>293の声で気を引き締め直す。
この先は自分が手出し出来るものではなく]
……頼みます。
[アルビンに頭を下げた後、蜘蛛の巣を渡ってその場から退避する。
自力でどうにかするつもりだが、うっかりつまずいたところをウェルシュ>>295に運ばれたりはするかもしれない*]
― 天輪湖 ―
自由なる光、虹と共に綾を織れ。
古き虚ろ、その力。
引き寄せ、捕らえ、一つに束ねよ。
[紡ぐ術に応じて、結晶体の収まった籠から金糸雀色の光の帯がしゅるりと伸びて蟠る鈍色に絡みつく。
それは結晶体の元へと最後の欠片を呼び寄せようとするが]
む……さすがに、抵抗しますかっ……!
[さすがにというか、一筋縄ではいかないようで。
引き寄せるのと抗うの攻防戦が繰り広げられた。
『虚無』の力に近しく接している事で乱される集中は、先に受け取ったお守りが保たせてくれているものの、これは辛いかも、と思った直後]
『ある、ある』
『シエルのちから、あげる』
[傍らの仔竜が唐突にこんな事を言い出して。
直後にるぅぅぅぁぁぁぁぁぁ! という声が響いた]
……え、
[それは半年前にも聞いたもの。
はっと傍らに視線を転じれば、そこには虹の虹彩を翼にまとわせた虹竜の姿があった]
シエル……?
[また急激に成長した? との疑問は短く]
……うん。
ありがとう、シエル。
……一緒に、やるよ!
[宣に上がるのはるぅあ、という嬉し気な鳴き声。
改めて力凝らせば、増幅された天の精霊力が『虚無』を捉える縛を強めて、結晶体へと引き寄せる。
やがて、最後に残った鈍色の靄は結晶体の内に取り込まれ。
そこに浮かび上がるのは、禍々しい雰囲気の結晶体、一つ]
……アイリ殿!
[浮かび上がったそれを虹竜の放つ天の精霊力でくるりと包み。
姫の方へと打ち上げた。*]
― 天輪湖 ―
[天龍の想いを浄化してもまだ終わりじゃない。
わかっているから、気は抜かなかった。
何をどうすればいいのかは、実はわかっていない。
だが、感覚というか、魂というか……そんな、深い所にそれは刻まれていた。
神獣角を手にした者になす事が叶う、浄化や均しのための術は]
願神獸角。
作為我生命中的一滴水的犧牲。
在這裡匯聚強大的淨化之力……!
[紡がれる言霊に応じ、槍の穂先が淡い翡翠色の光を灯す。
直後に、アルビンの手によってひとつになった『虚無』の欠片が打ち上げられて。>>302]
神代級だかなんだか知らないけど。
……この国を、この風を澱ませるものは、赦さないよ……!
[迷いない宣と共に、神獣角を突き立てる。
槍は違う事無く鈍色を貫き――直後に煌く光の粒子となって、溶けるように消え失せた]
…………浄化…………できたの?
[槍を突き出した先には何もない。
ただ、先ほどまで感じていた圧のようなものは、感じ取れなくなっていて]
うまく……いったのかな……リュウ。
それなら……。
[よかった、と。
ぽつり、呟き、白銀の背にくったりともたれかかった。*]
/*
そーいや書いてなかったね、な訳文。
最初が、
神獣角に願い奉る。
我が願い、皆の想い。
この一撃に託し、彼の龍に届く事を……!
で、次が、
神獣角に願い奉る。
我が命の滴を贄として。
強大なる浄めの力をここに集わせよ……!
でした。
― 天輪湖 ―
[『虚無』の欠片と精霊の力との攻防。
膠着したかと見えたところに、仔竜の声が響く>>301]
……大きくなった……?
[過去の出来事は知らず、その変化に目を円くした。
そしてシエルの力もあり、結晶体は一つとなって]
…………!
[槍の穂先が翡翠を宿し>>303、鈍色を貫く>>304までを息を呑んで見守った]
[そして、『虚無』による心乱すような焦燥感は、消えた]
アイリ……様。
[なんと言葉を掛けていいのかと立ち尽くしていると、彼女が龍の背にもたれかかるのが見えて>>305]
だ、大丈夫……ですか?
[真っ先に心配が口をついて出た。
咄嗟に彼女の許へ駆けるが、それより先に動くべき人が動いているかもしれない*]
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