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[ 非力を自責するエディと囁きの距離まで、顔を近づけた。]
その悔しさは、いつかきっと力になる。
たゆまぬ努力を続けてほしい。
わたしは汝を祝福する立場にないけれど、せめて、守護者となることを誓おう。
[ 曇り日の空のような銀の羽根を一枚、差し出した。]
[ 対話の最中に、魔王の声が届く。>>32]
…魔王が呼んでいる。 汝も共に。
この修道院にいるすべての者が集まる。
[ 明言はしなかったが、それは、他の聖騎士候補生たちと相見えるということだった。
偏屈な堕天使に選ばれたエディ以外の雛たちはもう、魔物の手中に囚われてしまっていると思われた。
その姿はエディに別種の試練を与えることとなるはずだ。
それでも、連れてゆかねばならない。*]
傍にいたいですと言って欲しいのに、お土産渡すとか、こじらせてるよなー()
エディも、望まれたら断れないシグナルを出しつつ、聖騎士になるのを考え直すとこまでは至らない。
ふっふっふ、ハードモードですなw
他の候補生を見て、ひとりだけ帰れない!ってなるか、魔王様に「欲しいのに我慢するってホントに愛なの? いらないならもらっちゃうよー」ってとこを指摘されたりすると、また分岐くる感じで。
あー、エディと新婚生活したーい、したーい
魔王 テオドールは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[ 言葉は判別できるのに、内容が噛み合わない徒労感に苛まれる。
いっそ、聞きも反応もしない方がいいかもしれない。
どのみち、アレクシスは一方的に話すだろうし、理解しない方が心を蝕まれずに済む。
自分は、彼を殺す方法だけを考えていよう。]
…?!
[ そこに届いた思念は、アレクシスとは別の存在のものだった。
アレクシスがまだしも優しいと思わせるような重圧に肩を波打たせて喘ぐ。
"我が王"とアレクシスは言った。
あれが元凶なのか。
せめて、一矢報いてやりたい。]
― スライムプール ―
[ この状態で人前に出るのはマズいという自覚があったとすれば驚きだが、アレクシスは参内する前に身を清めると言って移動した。
相変わらず、ウェルシュの都合はお構いなしで、身をくねらせる動きに中を掻き乱されて、涙が出る。
そのまま突っ込まれたのは、色のついた水だった。
質感が水牢の底にあったものと似ている。
人間が水中で呼吸できないことはアレクシスも知っているようだったが、溺れるのが苦しいという認識は欠如しているらしく──あるいは苦しいのは気持ちいいことだと解釈しているのか、顔を沈められた時間は、息を止めていられる限界よりも長かった。]
[ 咳き込み暴れて、また不随意な刺激に襲われて呻いたが、その時には、身体が格段に軽くなっていた。
見れば、あれほど酷かった傷を新しい皮膚が覆い、古い皮がぽろぽろと剥がれた跡には引き攣れひとつない。
人間を強制的に脱皮させる薬湯ででもあったのか。
またぞろ、アレクシスがご機嫌で話しかけてきて、身体を洗わせるつもりか撫で回すので、渋面を作って払いのける。
繰り返すうちには、鎖だの何だので好き放題されてしまい、また涙目になることの繰り返しだった。*]
何を心にもないことを言ってんじゃ、この馬鹿は。
その小僧に「あなたと一緒にいましょう」と言わせたいくせによ。
小僧の匂いは覚えたからな。
地上に返したとしても、追跡してやろうさ。
狼の鼻ナメんな。
のう、魔王。
わし、もっと、この小僧と天使セットで遊びたいぞ。
人質をとると、言うことをきかせられるんだぞ。
恥ずかしい格好とかさせると、睨みつけながら赤くなって、「早く」とかおねだりするんだぞ。
この遊び方はもっと流行ってもよいだろう。
雑誌で特集せんか?
[諭す声の穏やかさに、天に疑念抱いた己を恥じる。
他を非難することなく、己がすべきことをせよ。
この場合、己がするべきこととは、なんだろうか。
差し出された羽根を、押し戴くように受け取る。
胸に押し当てて、彼と視線合わせた。]
おまえは今も私の監督官だ。
この先私は、おまえを人生の規範の一人とするだろう。
おまえと出会えたことは、私にとっての天恵だ。
ここへ入る前に言ったことを、覚えているだろうか。
私は聖騎士として新たな名を名乗るつもりだと。
[門に入る前に告げたことを、もう一度口にする。>>0:35]
その名、おまえに付けてもらいたい。
どうか、考えておいて欲しい。
[それは、名付け親として一生慕うと告げるにも等しい。]
[話している最中、ふと重い気配が吹き抜けた。
声として認識はしなかったが、本能的な恐怖を呼び起こされて身を硬くする。
魔王が呼んでいる、と告げられて納得と驚愕を同時に覚えた。]
行くのか。
………わかった。
[監督官が、伴うと言うのならば、行こう。
脱いでおいた服を着て、胸に銀の羽根を差す。
何が待っているのか考えるだに恐ろしく、身に寸鉄も帯びていないことは心もとないが、それでも、いつでも構わないと頷いた。*]
楽しんでおるようだな、狼王よ。
[先ほどから"同居人"に野次飛ばしている人狼の王に、笑い含みに声を掛ける。]
聖騎士も天使も、純情で生真面目で、私情よりも規律と規範を重んじるところなど、よく似ている。
似合いかと思ったが、似合いが過ぎてすれ違っているようだな。
狼王よ。そう思うなら、ぬしが投稿してみるか?
懐かぬ聖騎士を躾る手段を知りたいものは多かろう。
『聖騎士の飼い方』は、常に新たな執筆者を歓迎しておるぞ。
[ エディは、こんな半端者を敬ってくれるという。
天恵とまで称してくれたことには、身に余ると言いそうになったが、規範とすべきところだけを記憶に残してくれるならば、彼にとって悪いことではないだろうと思い直した。
さらに彼は、名を授けてほしいと頼んでくる。
それがどういう意味を持つかは承知していた。
それほど想われていることが嬉しくもあり、彼を手放すと決めた今は、虚しくもある。]
光栄だ。
[ 彼が求めるならば、できる限りのことはしてやりたい。]
[ これ以上は、長引かせても別れが辛くなるだけだ。
支度を促せば、エディは几帳面に畳んで木にかけていた服を着る。
魔王が執り行う叙任式だ、他の者たちは
私服とはいえないまでも、試験中のままの格好の二人は浮くかもしれない。
術で礼装を整えてやることもできたが、所詮は幻影だ。
エディが銀の羽根を胸に飾ってくれたのを認め、それで我々の絆は充分に伝わると思った。]
来なさい。
[ エディを従え、寂静の間に向かう。*]
[魔王に対してウェルシュが抱いた思いは知らないが、少なくとも敬愛の念ではなさそうだった。
ちゃんとしておかないと失礼なことをするかもしれない。
それもまた、我らが王は楽しまれるだろうけれども。
治療用スライムの効果は素晴らしく、ウェルシュの肌は脱皮した後のようにすべすべになった。
鱗で撫で上げても滑らかで触り心地が良い。
これからは、まめに手入れしてやろうと思う。
スライムの中で嬉しそうに身悶えしていたから、彼も気に入ったのだろう。
やはり用意してやらなければ、と心に決めた。]
[スライムプールにつかってすっかり元気になったウェルシュは、またよく暴れるようになったけれども、押さえこむのはわけも無かった。
胸の鎖を引っ張れば、ちょっとしたしつけにもなる。
嫌そうな顔も涙目も、やはり可愛い。]
そろそろ薬の効果も切れる頃ですね。
またあなたが可愛らしくおねだりしてくれるようになるはず、ですが、やはり他の魔族にそんなあなたを見せるわけにはいきません。
猥らで愛しいあなたは、私だけのものです。
ですから、名残惜しいのですが、一度離れましょう。
[本当に惜しい。身を裂かれるようだ。
これまでずっと繋がっていた場所をゆっくりと引き抜く。
その切なさを埋めたいと、しばらくウェルシュを抱きしめて、尾で撫でまわした。]
それからここも、洗ってしまいましょう。
[抱きしめたままウェルシュの後ろに手を回し、後孔に指を入れてかき回す。白い精が薄桃色に溶けていった。
全て綺麗にはしなかったから、少し効果が出るはずだ。
理性が飛ぶほどではない幸福感を、彼は一体どう判じるだろう。]
それと、離れている間、あなたが寂しくないようしましょう。
これが、あなたが欲しがっていたものですよ。
[彼の目の前で、尾から5枚ほどの鱗を剥がす。
少し痛かったので、ぴちりと跳ねて薄桃色の中に沈めた。
剥がした鱗を捏ね上げ、息を吹きこめば、黒く小さな蛇の形になる。
それを、自分が抜けた後の彼の孔へと送り込んだ。
中でとぐろを巻くそれは、彼の中を綺麗に保ち、いつでも使える状態にしてくれる。
自分と多少意識が繋がっているので、望むままに遠隔で動かすこともできた。]
[スライムプールから出て、人の形を纏う。
初めと同じ、白の服をきっちりと着こなした。
ウェルシュの為には、同じデザインで黒の服を用意する。
首元まできっちりと襟がある服だ。
襟の隙間からちらりと覗く首輪も、またそそる絵となるだろう。]
それを着て、ついてきなさい。
それとも、鎖で引かれる方がお好みですか?
[薄く笑って、支度を促す。
彼の準備ができたら、魔王の元へ向かおう。*]
あああれなあ、すれ違いなのかそうか。
まったく、ヒヨコの扱いを知らぬ天使よ。
自分も軍にいたのだからわかってもよかろうに。
一言、命令すればすむことだぞ。
わしの命令にすら小僧は従ったのだからな。
強いヤツがリードしてやってこそ、世の中、うまくゆくのよ。
おや、そちらは上手くいっていないのですか?
私に言ってくだされば、どんな子でもいっぺんに素直で可愛くなる薬を調合しますのに。
[話半分しか聞いていないけれど、なにかこじれている気配だ。
親切心を最大限に発揮して、言ってみた。]
[会話を続ければ続けるだけ、別れが辛くなるのはこちらも同じだった。
孤独のうちに彼を置き去りにする苦悩に、胸がかき乱される。
彼の願いを理由に、自分は逃げようとしているのではないか。
ふと落ちてきた疑念が、心に刺さった。
民のため、この身を捧げようと聖騎士を志した。
彼が願う通り、大願を成就させるべきだ。
……そう考えるのは、思考停止か?]
[悩めども、時は無い。]
ああ。 行こう。
[頷いて、彼の後に従って歩き出す。
魔王と対峙して、自分は何を為すべきか。
歩きながら、そんなことを考えていた。*]
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