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[ それは数秒にも幾晩にも感じられた。
冷たくて熱くて目眩く。
玉髄公の声が、すぐ傍で告げる。
彼が魅入られ、選んだもののことを。]
そんな… 僕は、違う。
[ 自分がコース料理の〆だなんて。
花の盛りを摘み取ってきた自分に対する、これは罰なのだろうか。]
[ 足で床を踏みしめれば、玉髄公、あるいは吸血鬼の貴公子は拘束を緩めてくれた。
けれど、彼が示唆したコンテストの目的を鑑みるに、外へ逃げても無駄だということだろう。
ノトカーは首に手をやり、噛まれた傷がなくなっていることに気づく。
一体、どこまでが現実なのか。]
あなたは、僕の作る料理を気に入ってくれたのでは ?
[ どこまでが謀だったのだろうと、問いかけで訴える。
彼に認められて嬉しいと思った、その気持ちは今もあるものを。*]
[腕の中から離れて、ノトカーは首筋に手をやる。
その仕草も問いも、立つ瀬を探っているように見えた。]
もちろん。
君の料理は素晴らしいものだよ。
目に美しく、香り高い。
宮廷料理にも引けを取らないだろう。
[問いを肯定し、一歩踏み込む。]
それだけではない。
君自身の心根も、所作振る舞いも、
全てが好ましい。
私を魅了したのは、君の全てだよ。
[だから、全て欲しい。
音にはならぬ吐息で囁いて、抱き寄せようと手を伸ばす。*]
[ ほのかな灯りの中で、彼の顔はほとんど見えない。
それでも、声に含まれた賞賛は甘やかだ。
そんな口調で、料理の技能だけでなく心根まで好ましいと言われ、ノトカーは戸惑いの色を浮かべる。]
あなたが僕に何をさせたいのか、わかりません。
[ 伸ばされた指先をじっと見つめた。
怖い。けれど、どこかそれだけではない。
彼の全てに魅了されているのは、きっと自分も同じだ。*]
[一本灯った蝋燭は、今も闇を照らし影を作り出している。
テーブルの上では手つかずのまま白い蓮が美しく咲いているはずだ。]
花であれ、人であれ、
正しく手を掛ければ美しく咲くものだ。
もっとも美しい盛りで摘み取って、
手間を惜しまず情を注げば、さらに美しくなるだろう。
[彼の背に手を添えて引き寄せ、別の手でコックタイを外す。
シャツのボタンをひとつ、ふたつと外し、喉の下の窪みに指先で触れた。]
私は君の才を開かせたいと思っているし、
それ以上に君を愛したいと思っている。
君はただ、受け入れてくれればいい。
私が与えるものを受け取った君は、
より大きく美しく咲き誇ってくれるだろう。
[蝋燭の炎がすっと遠くなる。
本来の部屋ではあり得ない距離だ。
闇はどこまでも続いているようにも、すぐ側まで塞がれているようにも思われた。*]
[ 雄弁に口説く声に包まれながら、手付かずの皿を見る。
玉髄公はノトカーの作品を賞賛してくれたが、食べるという本来の目的としては必要とされなかったようだ。
金属も、人間の食べ物も、闇に生きる者には糧にはならないのだろう。]
家族に後見人をつけてくれるという申し出も、僕の才を伸ばしたいというお考えも、愛情をかけてくださるというお気持ちも、とても嬉しいです。
ただ── 貧しくとも家族が幸せな気分で食べられるよう、僕は花料理を始めた。
食べてもらえないものを作るのは、僕の志に反します。
[ 喉に触れている指先には、悲しみが声を震わせるのがわかるだろう。
ただ彼の愛を受け入れるだけという生き方が想像できない。それでいいのかという煩悶もある。
けれど、自分の才では彼の役に立てないらしいという壁にぶち当たっていた。*]
それは、私に食べてもらいたいという告白かい?
[指先に伝わる悲しげな声に微笑みを返す。]
それならば君が新しい料理を覚えれば良い。
私の客に振る舞う料理を任せることもあるだろう。
君には限りない可能性がある。
扉の向こうを見る前に鍵を掛けるのは
惜しいことだ、と思うよ。
[シャツのボタンを外す手はたゆみなく、喉に触れていた手が今は胸の上に置かれていた。
体温のない滑らかな手指は、まさに陶器のように感じられるだろう。*]
はい。
僕は、あなたを喜ばせ、あなたを生かす者になりたいのですから。
[ 家族の安寧が保証されるのならば、後顧の憂いはない。
何処へなりと伴し、己の力のすべてをもって彼に尽くしたいと望む。
新しい料理を学ぶことは喜んでしよう。
それを客ではなく、玉髄公自身に捧げたいと願うのは、難しいのだろうか。
逡巡する間にも、玉髄公の手は生花を愛でるように皮膚の表面を伝い、蝋燭の火は遠ざかって闇の質感が濃密になってくる。
それこそ、彼と闇とに押し包まれるかのよう。]
あ、のっ…
何をしたいんですか。
[ なんだか恥ずかしくて俯いてしまう。
問いかけは、先ほどと同じようでいて、微妙に温度を変えていた。]
服の下に、あなたにとって危険なものを隠し持っていたりはしませんから。
こんな、取り調べみたいな真似は──
[ 言いさして、ふるり、と身を震わせた。*]
なるほど。
それは嬉しい告白だ。
私たちの味覚は人間とは少し違うから、
君と共に探求してみるのもいいね。
[喜ばせ、生かすとは、大きな望みだ。
彼が側にいてくれさえすれば、ある意味でそれは叶うだろう。
けれども、彼自身の技でということであれば探求に値する課題だ。
彼は花そのものではなく、花を調理するものでありたいのだ、という矜恃は理解している。
その道を共に模索するのも、きっと楽しい。]
[彼の肌を堪能していれば、疑問の言葉が飛んできた。
疑問というよりは、控えめな制止だろうか。
戸惑いと恥じらいを帯びた声は、逆にそそる。]
君を愛したいと言っただろう。
精神的なものに留まらず、だよ。
[残ったシャツのボタンも外していき、エプロンも紐を引いて解く。]
もっと触れたい。
感じたい。
君の全てが欲しい。
[唇を寄せて彼の首筋を吸う。
今は牙を使わず、唇と舌で肌に印をつけた。*]
[ 玉髄公は、ノトカーの花料理探求を後押しすることの他に、ノトカーに求めるものがあると、行為で示す。
初めて会ったばかりなのに、というのは問題にならないのだろう。
ノトカーとて若い男だから、ちょっとしたきっかけで股間が疼くことはある。
今晩はコンテストに集中していたし、玉髄公を同性とみなしていたせいもあって、そんなタイミングは訪れなかったが、彼の方は違ったようだ。]
今ここで、ですか。
[ ノトカーは身じろいで、かすれた声を投げる。]
[ 闇が濃くなっているが、カーテンの向こうには人がいるかもしれない状況だ。
シャワーはおろかベッドもないこんな物陰で、早急に事に及ぼうとするなんて、優雅で上品な玉髄公の意外な一面を見た気がする。
そもそもノトカー自身、調理の腕とは違い、そちら方面で手際よく対応できる自信はなかったし、誘いをかけた覚えもなくて、鼓動が落ち着かない。
玉髄公が魅惑的で積極的な分、なおさらだ。
── 拙すぎて愛想をつかされるのでは ?
躊躇う間にも、落とされた接吻けに、肌が沸き立った。*]
心配はいらないよ。
ここには誰も来ない。
[かすれた声が耳朶を掻いていく。
背筋のざわめくような愛おしさだ。]
正確に言えば、コンテストの会場でもない。
ここは私の闇で切り取った空間だ。
[目的が明かされ、腕の動きは大胆になる。
ボタン全て外したシャツの裾から手を入れて背中を掻き抱き、胸元に唇を下ろして肌を吸う。
下は留め具を外してできた隙間から、腰のあたりへ手を滑らせた。]
だから、何を気兼ねすることもない。
存分に声を出すといい。
[囁くと同時に、胸の尖りに甘く歯を立てた。*]
[ ここがどんな場所であるかについての玉髄公の説明が理解できたわけではないが、「心配はいらない」と囁く声を受け入れ、外のことは意識から締め出す。
大胆に衣服をはだけてゆく彼の指の動きに、仕事着のままでこんな展開にと羞恥する気持ちはあるのだけれど、抗いきれない自分がいるのだった。
彼の愛撫は弛みなく的確で、ノトカーは思いがけないところで快感を覚えたり、焦らされたりして狂おしく掻き立てられる。
これは、とてつもないことになりはしないか。
初めてだと伝えておいた方がいいのだろうかと、思う端から胸元に電流のような刺激を与えられて、声が漏れた。]
── っひあ
[ その音色が我ながら艶かしくて、顔を覆いたくなる。*]
[こちらの言葉を素直に受け取ったか、彼が甘く声を上げる。
抵抗はほぼ無く、彼の肌を存分に堪能できた。
シャツと上着の肩をまとめて落とし、肩口の丸みと鎖骨の盛り上がりを掌でなぞる。
下はこれも腰までまとめて引き下ろし、露わになった腰骨の上を爪で軽く引っ掻いた。
花弁を一枚ずつ剥がすように、彼を剥いていく。
その過程が愉しい。]
もっと、君をみせて。
啼いて。悶えて。蕩けて。
[水音を立てて耳元を舐めながら囁く。
その間も、どこが敏感なのかという探索はたゆみなく行われた。*]
[ 玉髄公は、手も唇も爪も言葉も使って、ノトカーを煽り立てる。
言われるままにしていたら、正気に戻れなくなりそうだ。
濡れた音を耳に注がれるたび、自分が濡れているのを想像してしまって熱い。
すでにもう、立っているのが難しくなってきている。
剥かれてひっかかった布地がそれに拍車をかけていた。
彼に寄りかかるか、壁にもたれるか、膝をつくか──
けれど、身を預けてしまったら、もっと容赦なく暴かれてしまいそうな気もする。]
…うう、 公…
[ 切れ切れの息の下で呼んだ。
そうとしか呼べない相手に、こんなにされてしまうなんて。*]
[リーくんという呼ばれ方にも慣れてきた。
といっても、彼の声で呼ばれること限定なのだけれど。
そんな呼ばれ方、大人になってからはなくなってきていて、あだ名で呼ばれるようなことがこそばゆくも感じていたのだけれど、不快ではなかった。
子供じゃないから、と訴える彼なのだけれど、大人っぽいようでいて、子供のように思えてしまうのは、彼は人間ではないせいかもしれない。
しかし、魔物だと自己申告した彼に、恐怖も不快感も感じないのはどうしてか。
きっと彼が心の柔らかいところをあけすけに見せているせいだろう。
心だけでなく、体のもっとも柔らかい部分も、だけれど。
こればっかりは、彼が人間に化けているから、本当に弱点かどうかはわからない]
ええ、とっても気持ちいいですよ。
[色づく声をあげている彼が愛しい。
自分が気持ちいいより、彼が気持ちいいかどうかの方が気になっているけれど、こういうところまでも作りこむことができるのか、ダーフィトの中は知っている女の子のものより気持ちいいなんて言ったら、過去の子たちに殺されるかもしれない。
ああ、自分の形を覚えさせたい。
他の誰の記憶があっても自分で塗り替えさせてしまいたい。
ぶわっと広がる彼の体臭。花の香り。
中にもっとと貪欲に引き込むようなうねる動き。
先端を包むというよりまるで舐めるかのようにうごめいている。
何よりも自分を見て、幸せそうに微笑む様が、下半身を直撃してくれる。
自分に抱かれてなんて嬉しそうな顔をする人なのだろう]
ちょっといいですか……?
[もぞもぞ、とうごめく彼に察して、この方がいいですか?と一度彼の中から屹立を抜き出して。
そして彼を自分の方に向かせるようにして寝かせなおす。
目が合うとふふ、と笑い、改めて口づける。その唾液すら甘い気がする。
こういう抱き方は、まるで思いあう恋人のようだ、とどこかで思いながら]
ちょっと腰、辛いかもしれないけどごめんね……?
[男同士で正常位だと、受け止める側は体勢が辛いこともあるから。
膝裏に手を当てて、彼の恥ずかしい箇所を一望にする。
そして、彼が何か反応を見せる前に、一度埋め込むことで慣れたその箇所に、ずぶずぶと自身を埋め直していって]
あ、この角度の方が好き……?
[ある箇所を先端がこすると、ダーフィトの口から喘ぎが漏れて、そこが好きならと何度も腰を擦り付けていった*]
[舌に馴染む名前。
優しくもしかりと身体を暴かれて、声は溢れた。何か隠し事をできるほど器用でない身は甘く息を吐き、彼の下で喘ぐ。気持ちいい。と問い掛けたら、とっても。という言葉がかえってきて嬉しくなった。じんわりと体内が熱くなる。ちゅぅちゅと甘えるように彼の熱を筒道は吸い。初めての感覚に善がる。
こんな風になるなんて知らない。
こんなの癖になってしまう]
……あ。
[幸せの顔は彼に願いを叶えられ破顔する。
一度中から抜き出されたときは寂しさに息がつまった。けれどすぐ、笑う顏が見えたのだから嬉しい。なんて素敵な笑みだろう。優しい人。自分よりも年下で向上心溢れ、前を向く美しいひと。その目は花の色。好きな色を纏う彼をとらえて瞳は潤み瞬き。
涙を零して口づけに音をたてた]
……うん、この方が…
[先ほどとは異なる視界。
彼の顔が見えるのが嬉しい。口づけされた唇は濡れて、うっとりとした息を吐き出す。そしてそのまま彼の方へ手を伸ばせば、頭を一撫でしただろう。素敵な彼の髪を優しく梳いて。恋人のような距離に嬉しさを伝えた。
膝裏にと当たる手の行為に息を飲んだ]
… ひ ぁ!
[まって。それはと声を出そうとして
一度埋め込まれて離れた熱が入り込み。声をあげた。一度受け止めた熱を其処は覚えていた。いや覚えているどころか、模した分だけ添おうとして、形を変え蜜を溢れさせていく。
だめ、だめだ。と熱に浮かれ
喘ぎ声を噛みしめながら心で思う。けど]
ひぃ!!! ん ♡
[ある箇所を先端でこすられ
その努力は水の泡になった。良いところに当たり、筒がきゅっと締まり彼の熱を締め付ける。最初は未知の快感に喘ぐだけだった。だけど、何度も彼に擦られては、自ら締め付けた熱がみちみちと音をたて、苦しさを持つ。ぐちゃぐちゃに濡れた顔を曝し]
… ひぃ だめっ
[これ、だめだと手をやみくもに伸ばし]
きもち …よすぎてっ
だめっ ……きもち …よくしたいのにっ
[擦られて何も考えれず、跳ねて動いてしまう。
ぎちぎちに固まった其処を解いてしまいたい。けど、だめだ。だめ、と涙目で伸ばした手は彼の肩を掴もうとし、そのまま抱き着くだろう。ぎゅっと足で、手で、まるで雌蜘蛛を全てで抱きしめ、逃がさない雄蜘蛛のように。掴んで、り ー くん 。と甘い声。
指は強く彼を掴み。
強く強請る*]
[ノトカーの体は与えられるものを素直に吸収し、熱を上げていく。
彼はどれほどのものを見せてくれるだろう。
持てる技を惜しみなく注いで、彼が花開くのを促す。
もはや足も小刻みに震え、支える手に掛かる重みも増した。
立っていられなくなるのも間もなくだろう。]
もう我慢できない、だろう?
[囁いて彼の腕と背を抱え、膝下を掬い上げる。]
今は、ルーと呼んでおくれ。
[切ない吐息に名を重ね、唇を合わせて音を注ぐ。
そのまま彼を闇の上へと横たえた。
柔らかな弾力を持って、闇は2人分の体重を受け止める。]
初めては、顔を見ながらしたい。
[覆い被さるようにしながら、彼の衣服を全て取り去った。*]
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