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[周囲の連中といっしょになって祭の準備をするつもりだったが、部下に『邪魔なので座っていて下さい』と椅子を差し出された。
いつもの流れだ。]
おう。このリンゴも美味いな。
その包み焼きの魚も、こっち回してくれ。
そういやピザはねぇのか?
あいつどこ行ってんだ?部隊のところ?
後で持って来いって …言わねぇでも来るか。
[次々運ばれる料理を端から片付けているうちに、周囲では歌い踊り飲み騒ぎと、祭らしくなってくる。
やがて城下のあちらこちらから鐘や太鼓の音が響いてきた。]
おい、ヴォルフ。
帰ったんなら、顔くらい出せよ。
[声を出して満足したところで、もうひとつの声を投げる。]
もちろん、メシ全部作ってからでいいぞ。
[おまえのメシは美味いからなと付け加える。
美味い飯と飯の作り手はきっちり覚えていた。*]
/*
最近灰を使わないような村ばかりでしたのでつい埋め忘れていましたが、
双子!双子がいるーー!!
魔王呼ぶ??よぶー??とあわあわわふわふしておりました。
双子可愛いよきよき。
/*
モーリッツさんもいらっしゃいませ。
じいちゃん王様どんな方なのでしょう。お話したくありますが…
うちのリモートは音声だけなのですか?我が主ー?
いただきます。
[勧められたチコリコーヒーを口に含む。>>0:26
苦みと香りが舌を滑り落ちていった。
思考がクリアになったような心地になるが、下問の意味は捉え損ねた。]
……伝声管の向こう…ですか?
[その伝声管なら操舵室に繋がっているはず、という当たり前の言葉は口にする前に呑み込む。
あなたの臣民です、というのも違う気がする。
そもそもこれは謎かけなのか、純粋な問いなのか。
悩み始めるときりがなさそうだ。]
一般的には、話す相手の居場所、でしょうね。
[問いが"何がある?"だったのでそう答えたが]
まさか、海の底に繋がっている、
というわけでもないのでしょう?
[伝声管に何があるというのだろうか。
指を伸ばし、そっと触れてみる。
ついでに覗き込もうかと腰をかがめた。*]
──ふむ、儂の姿はまともに映ってはおらぬが、何やら人影のようなものがうごめいているような……
[嘗て栄華をほしいままにしていた遠国で見かけたものを思い出した。確か「テリヤキ」とかちょっと違うかもしれないが何せそのような名前の、別の場所の風景やそこにいる者たちの姿を映し出すものだったように記憶している。]
はて、何やら声もするのう。
[耳をそばだててみた。**]
― 厨房 ―
あけましておめでとうごさいます。
すこやかにして活気ある一年となりますように。
…なんか今日はチャレンジ料理を要求されている気がします。
[ つぶやくと、新たな皿を用意する。]
処刑場風*マフィン*とか*一等賞*っぽいのでは ? *
[ こちらの問いの違和感をしっかり推察してくれる扶翼に笑みを返す。]
まったくな。
ちょっと体験してみるといい。
[ 言うまでもなく伝声管を”覗き込もう”としているルートヴィヒを唆す。*]
古の呪文を唱えたんだからさ
なにかイイコト起きると思わない?
『そうね!きっとそうだわローレル』
[双子はわくわくと窓を見上げた。
窓にはさっき絶望を味わった祭の景色や、
薔薇の匂いを嗅ぐおじちゃんや、
なにやら耳を近づけているおじいちゃんやら、
いろんなものが交互にゆらゆら映る。]
[出てくる料理をせっせと片付けている最中、お祭り騒ぎとは違う声が聞こえてきた気がした。
声が聞こえてくる方向には、例の妙な幻しかない。
ひょいと覗いてみれば、先ほどとは様子が変わっていた。]
なんだこいつ。
[穴?が4つに分裂していて、それぞれから違う風景が見える。
しかも、人間の姿もあった。]
ひょっとして、向こうからも見えてんのか?
おーい。
そっち、聞こえるかー?
[声を掛けて、手を振ってみる。
うっかり骨付き肉を握ったままだったが、些細なことだ。*]
ボクはローレル、
『ワタシはローズマリー、』
おなかをすかせた小粋な双子さ。
『はらぺこぐーのくるくるきゅーなの』
[窓の向こうに手を振って。
お腹をさすって、ご挨拶。*]
/*
新年の役職占いはー… 天魔だったね!
『殺されないけどスリリングなアレね』
ボクらっぽいって感じ!
『ワタシたちぽいって感じ!』
今年もふわふわしていたいね。
『今年もワクワクしていたいわ』
今年もどうぞよろしくお願いしまあす!
『どうぞ遊んでくださいな、なのよ』
…って、はらぺこぐー??
そっち、なんか食うもんないのか?
はらぺこは辛いなぁ。
匂いが届くんだったら物も届きゃあいいんだけどな。
こうして、ほら。
[心底辛い顔で言ってから、骨付き肉を双子のところにぐいっと突っ込んでみる。
残念ながら肉は幻を突き抜けてしまうのだけれども。*]
[皇帝の笑みは、こちらの反応が正解だと言うようなものだったので、少し用心を深めつつ伝声管を覗き込む。
子供じみた悪戯をする人ではないと知っているが…]
……これは、 …。
[覗き込んだ先、暗がりがあるべき場所に奇妙な光景があった。
薔薇園に佇む男の姿が見える。]
もしや――
[隣の伝声管を覗けば森らしき場所に2人の子供。
その隣には耳を近づけるような老人の姿。
もう一つ隣は、黒と茶色でぼやけていてよく分からない。]
トール。
あなたはまた、なにをやらかしたんですか?
[視界が眩むような心地で伝声管から離れ、皇帝を見る。
彼の仕業とは思わないが、そういう特技を持つ相手を小鴉に誘ったという可能性はゼロではない。*]
/*
ほろりほろりと元村を読み返しつつ。ゆるりと書きつつ。
相変わらず双子は可愛いですね。
たくさん食べさせてあげたい。
/*
オズワルドとゲルトが、村に2人しかいない村人を引いている……と思いましたが、1人は黙狼ですね。さてどちらかな。
ところで私のこの黄色い窓は何に使いましょう。
私の陛下への愛情日記?(ありえないですね)
それよりは観察日記でしょうか。(ストーキング日記になりそうな。……いやいやまさか。)
[ ルートヴィヒが覗き込んでも、ちゃんと不可思議なものが見えたらしい。
彼は驚くだけではなく、すぐに仮説を立てて隣の伝声管も確認している。
やはり安定の扶翼である。]
ん、俺か ?
[ 問いかけがこちらに飛んできた。]
おまえとまた、別の国へ行ってみたいと願いはしたが──
それとこれの因果関係はわからないから、おまえを呼んだ。
[ 率直に答えておく。]
情報を集めてみてくれ。
船で行ける場所なのかどうか。
[ 新たな航海になるかもしれないと、嬉々として言う。*]
あー。えーと。
あけましておめでとうー。
[スヴァローグの艦内でも、今日は新年のパーティーが開かれている。
完全防音の情報処理室に、遠く離れた食堂の声が入ることなど万に一つもあり得なかったのだけれども、新年の挨拶を求められた気がして、半分寝たまま片手を上げた。]
今年はたっぷり朝寝と昼寝と夜寝の時間がとれる幸せな年になるといいね。
みんなも、休むのは大事だよー。
[もにもにと柔らかい椅子に顔を埋めながら、夢の続きへ。
暗がりにぼんやりと並ぶモニターの列には、知らない風景がいくつも映っていた。*]
……ほほう。坊やたちも腹が減っておるのかね。
[もやもやした映像と聞き取りづらい音声の中、空腹を訴える子供の声につい反応したのは、自分もそうだからなのだろうか]
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