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……に、しても。
変わってない、よなぁ。
[ぽつ、と零れた呟きは喧騒に紛れて消える。
『浮き草』を名乗るようになるよりも前。
騎士を志していた頃の記憶がふっと過って、すぐに消えた。*]
─ 聖地セーファ・商店街 ─
[間近の店に入り、事態を報せるとやはり店主は憤りを表した。
不届き者を許す訳にはいかんと強く語る相手にこちらも頷いて]
うん。
此処は俺達にとっても大事な場所だ。
守護騎士さん達に任せっきりにする訳には行かないからね。
[今頃守護騎士は皆来たる脅威への対処に走り回っている事だろう。
その内の一人、見知りでもあるカスパルもまた動いていることは遠く聞こえる声>>86で分かったが、聞こえずとも彼ならそうするだろうと知っている。
そんな、遠くから伝え広がる声があったからもあるだろうが。
事態を伝えた店主も他の店へと伝えようと動き、それを聞いた者がまた別の店にと向かっていったから間もなく情報は商店街全体に伝わって。
フランツはそれを確認した後で、食堂へと戻ることにした**]
― キサン→スミ湖の途上 ―
人には得手不得手がある。
お前なら俺と同じ戦槌の方が合ってるかもしれねぇな。
[剣をゲオルグの弟子へと貸し与える傍ら、手に合わないと言うようなゲオルグ>>89に笑って言う]
万一を考えたんだろう。
賢明な判断だと思うぜ。
[避難についてはそう返して、弟子へと気合を入れるゲオルグの声を聞きながらチャールズは戦槌を振るった。
その音を聞いて愉快と笑うのが聞こえ、思わず喉奥で、くっ、と笑う。
酒場でのことでもそうだ。
ゲオルグはいつも明るく楽しげにしている。
それに釣られ、普段ならば喧嘩等は仲裁に回る側であるにも関わらず、大立ち回りに付き合ったこともあった]
そうだな、このでかぶつが一番の問題だ。
いっちょやってやるか。
[ゲオルグの言葉と目配せ>>90に口端を持ち上げる。
初撃で殴り飛ばした小型の化け物の追撃はゲオルグの弟子に任せ、大型の化け物へと迫るゲオルグの後に続いた。
彼が丸太で脛を違わず打ちつけ、よろめかせた化け物の正面で頭上に掲げた戦槌を振り回し]
せぇいや!
[化け物の右側から戦槌の殴打面を勢い良く振り抜く。
酔っ払い相手の時は片手で酒瓶を振り抜いたが、今回は重量もあり勢いの乗った戦槌。
足元を覚束無くさせられた化け物はその衝撃に耐えられずに地面へとその身を投げ出した]
まだまだぁ!
[右へと振り抜いた戦槌を、弧を描くように頭上へと持ち上げ、地面に転がる化け物へと振り下ろす。
戦槌の重量も加わった一撃が化け物へと襲い掛かった]
[しかし]
───ぬぅ!
[化け物は転がりながらも骨剣を掲げ戦槌の一撃を受け止める。
更にはこちらが戦槌を引くよりも早く骨剣を跳ね上げ、今度はチャールズが鑪を踏んだ。
踏ん張りの利かぬ左足が浮き、後方へとずり下がる]
[ 声をかける間もなく、その姿は喧噪の中に見えなくなる ]
(見間違えか...?いや...)
[ 見間違いではない、と、カスパルはどこかで確信している。
ならば、きっと ]
.........後で、な。
[ 別の確信をもって、小さく呟いた ]
[ 漸く壁の外へと出て、スミ湖へと向かう途中で、妖物を見たという者を見つければ、その話を聞いて情報収集に務める ]
魚や、蛙の化け物、か。
どうやら奴め、湖の生き物に妖術をかけたか?
[ 先へ進めば、その魚の化け物と大立ち回りの最中のゲオルグや、チャールズ達に遭遇した>>100 ]
加勢する!矢を放て!
[ でかぶつを相手にしているゲオルグとチャールズの連携は見事なものだ。ならばそれを邪魔する必要は無い、と、弓を携えて来た者に指示を飛ばす。
闘う者達に背後から襲いかかろうとする妖物を牽制し、跳ね飛ばされて地に落ちた小物にトドメを刺すための矢が、次々と援護のために飛んだ ]
― 聖地セーファ・食堂 ―
[軽口めいた感謝の言葉>>95には、期待してるー、と笑って返し。
何はともあれ、と向かった食堂。
騒ぎは伝わっているのか、中には落ち着かない空気が漂っていた。
真っ先に向かうのは、落ち着かない様子の依頼人母子の許]
よ、ちゃんと見つけてきたぜ、お嬢さん。
[穏やかに呼びかけながら抱えていた仔猫を差し出す。
それまで不安げだった少女はぱっと表情を輝かせ、仔猫の名を呼んで手を差し伸べた。
手の力を少し緩めたなら、仔猫は自分の力で主たる少女の腕へと戻っていく]
……ん、いい顔だ。
[仔猫を抱き締め、ありがとう、と告げる少女の顔に目を細め。
礼を告げた後、何かお礼を、と言う母親の言葉にひらひらと手を振った]
いや、それは後で構いませんよ。
今、ちょっと騒々しいですし……この騒ぎが落ち着いたら、飯でも奢ってもらえれば。
[元々、自分のお節介から始まった依頼で吹っかけるつもりは毛頭なく。
それよりも、と話題を変えて、外で起きている騒ぎの事を伝える]
これから色々と騒がしくなりますし、早めに聖殿に避難した方がいいですよ。
[小さな子供がいるなら、安全は確保するべきだろうから、と告げて]
ま、なんにせよ、悪党の好きにゃさせませんから。
心配ご無用、ってね。
[一転、笑顔でこう告げて。
おにーちゃんありがとー、と手を振る少女と、その母親を見送ってから。
食堂の主人に、途中でフランツと一緒になった事と、彼が商店街を回ってから戻る旨を伝えて]
んじゃ、俺もちょいと準備してきますんで、また。
[軽い口調で、部屋を取っている向かいの宿へと足を向けた。**]
[ 周囲の妖物が片付き、避難が完了するのを確かめてから、守護騎士隊は、聖地へと戻り、自ら最後の跳ね橋を閉ざす事になる** ]
[騎士とは初対面だけれども、馬から下りて話を聞いてくれる>>92。
やはり礼節を持ち人々を脅威から守る騎士は、態度が紳士的な人ばかりだと感心しつつ、丁寧な口調を心がけた。]
え?!親?……は、一緒に行動していませんけど、大丈夫です。同行者がいますから。
[思いがけない問いかけにそう答えながら、背後に控える従者の服を掴んでみせる。
村ではまだ子供扱いされているけれど、腕に覚えがある者>>86に自分は含まれると自負している。故に送り届けると思われているなんて考えもせずに、従者を促して受け取ったロングソードを布から取り出した。]
さっき、聖殿の守護騎士様からお願いされたそうです。聖地を守り、妖術師の悪辣な企みを防ぐ手助けをして欲しい>>86と。
勿論オレも、精一杯頑張ります!悪いことしておいて、逆恨みで人々を害そうとする奴は許せないし。何より、聖地で暮らしたり巡礼で訪れたりした人たちの平和を守りたいんです!
[決意表明をいつになく真面目な表情で告げる。
さて体格と比較すると大きく重そうに見える剣>>25を持つ自分へ、騎士はどんな反応をするだろうか。]
― キサン→スミ湖の途上 ―
[チャールズの力の籠った、それでいて流れるような動きはいつ見ても心地いい。
得物の重量と速度とバランスを利用した一撃は、楔を一つ打って大木を真っ二つに裂くような見事さだ。
けれども化け物もさるもの。
チャールズの二撃目を骨の剣が受け止める。
酒場の友が押されるのを、黙って見ているつもりはない。]
おうおうおう。こっちも忘れてもらっちゃあ困るな。
[化け物の足を叩いた丸太をぶうんと大きく回し、勢いをつけて真横から叩き付ける。
チャールズへの追撃に気を取られた化け物の横面に丸太の端がぶち当たり、なかなかに良い音を立てた。
**]
[もし女の子かと問われたならば、いつものごとく”違います!”と頭から湯気を吐きそうな勢いで怒る。
髪が長いのは単に村の風習なだけで、自分と同世代は皆こういう髪型なのだと、最も気にしている点を説明として付け加えて。
そんな一膜があるかないかはさておき。宿に向かいがてら、自己紹介をした。]
オレは聖地の近隣にある、カルスファ村から来たルナー=フルフェルト=パン=アレクシス=トリ=オロ=マナーラ=シシャニウス。長くて面倒なので、必要なときはサシャと呼んでください。
[自分でも長いし面倒だけれども、求められたら由来を説明することも厭わない。
騎士にも丁寧に名前を問いかけたあと、明日から聖地の警護をよろしくお願いしますと告げて、従者と共に宿屋へ入った。**]
― キサン→スミ湖の途上 ―
[弾かれたチャールズと入れ替わるように、ゲオルグが丸太を振り回し化け物へと叩き付ける>>110。
大工故に木の扱いは慣れている、と括ってしまうには無駄の無い動き。
天性の戦いの才でもあるのかもしれない]
ありがたい。
[ゲオルグが化け物へと躍りかかる隙に戦槌を持ち直し、呼吸を整える。
それと前後して、セーファからの援軍>>103が辿り着き、ゲオルグの弟子達が相手をしていた小型の化け物共を矢で射抜いていった。
感謝を瞳に込め視線を一度向けた後、大型の化け物へと向き直る]
ゲオルグ、裏から下を。
[度重なる打撃でふらつきながら立ち上がる化け物を前に、チャールズは短い言葉でゲオルグに狙いを告げる。
巨漢の酔っ払いを相手にした時のもう一つの連携。
後方から足を払うと同時に、正面から胸元を狙い打ち倒す、止めの一撃。
チャールズは戦槌を中段に構え、化け物のやや左に立った]
そおぉれぃ!!
[ゲオルグと呼吸を合わせ、戦槌を後方へと振りかぶる。
滑り込むように一歩、左足を踏み出し、腰を捻った後、捻った腰を戻しながら化け物の胸元目掛け戦槌を振り抜いた。
踏み出した左足で必死に地面を踏み締める]
[上下で逆方向の力をかけられた化け物は、胸と足に衝撃を受けると共に空中で半回転。
頭から地面へと落ち、身動ぎするようにピクリと身を震わせた後、動かなくなった。
やがて、その巨体は大きめの魚へと身を縮めていく]
───これが正体か。
[自然発生とは思えない化け物の正体は、見た目の通り魚だった。
誰が、一体何のために、と一度思考が疑問へと囚われかけたが、周囲の化け物の片も付いたことに気付き意識を戻した]
一先ずは片付いたか。
ゲオルグ、問題ねぇか? お前らもな。
[ゲオルグに怪我等の状態を確認する。
弟子達にも声をかけながら、貸し与えた剣を回収した]
聖殿の騎士殿らか。
助力感謝だ。
……今回のこと、何かしら原因らしきものは掴めているかね。
[加勢してくれたカスパルに礼を言い、何か情報が得られていないかを訊ねる。
問いや会話は移動しながらになるか。
やがてチャールズはゲオルグ達と共にセーファへと辿り着き、跳ね上がる橋の中へと収まることとなる**]
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