[意識が失われようとも夢にまで...は現れることだろう。壊してしまっては意味がない。心はじっくりと侵していこう。夜兎に現を抜かした魔術師が自分の事しか考えられなくなるまでに――。意識を失ったローレルの身体を黒い霧が包みこむ。自分の内へ、自分だけの世界へと誘いこんでいく。当面は、二人の世界へ――]