[ 夕焼けに染まった海に浸して色を写したような薄紙を開くと、小さな金色の粒が転がり出てくる。 ]……これ、マリガーネット?へえ、こういう色なんだ……きれいだな。って、偽物かもしれないのかよ。うん、でも偽物でもいい。ありがとな。わかってるよ、偽物かもとかバカ正直なのか、なんてのか……。[ その後、書店のテントを離れ、ステファンとの待ち合わせ場所に行く途中アクセサリーの露店で金の鎖を買い、マリガーネットのペンダントトップを身に付けた。* ]