人狼物語−薔薇の下国

201 異端なるモノの舞踏場


【赤】 沈黙の水晶 ヴェルザンディ

耐え切れそうに、ないから。
兄妹して、酷いことをしてますね。私たちは。

[いっそ楽になれたら。そんな思いも皆無ではなかった。
けれど同じだけ、彼にその苦しさを押し付けたくないとも思う。
6年間、忘れ去られていたわけではないとも知れたから。
眦に何かを湛えて、顔を上げた]

……はい。
戻らなくても前と同じように、なんて。そこまでの我儘は言いません。言えません。
これが、最後、でも。

[忘れる。その一言は重く、胸が苦しかったけれど。
受け入れる、と頷きかけて。
浮かべられた笑顔に途中で止まった]

(*205) 2014/06/11(Wed) 23:17:09 (Mey)

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