………ヴェル…本当にもう、こちらに戻る気はない?
[どちらの答えが返るか、その前に、こちらの意思を伝えてしまう。
揺れる前に、これ以上、彼女に惹かれる前に]
俺は、暫くはここには来ない……来られない。
だから、このまま『融合体』でいるのを望むなら、どうか、次に俺が来るまで生き延びて?
必ず、君を『迎えに来る』から。
俺が、君を狩るから、他のやつには狩られないで。
[確たる決意を載せてそう告げて目を伏せる。
彼女を狩った時、自分がどうなるか、予想ができる気はしたけれどそれでも。
ディークが置いていった黒猫の存在には気付かない。
黒猫を通じて話を聞いている者たちがいるなど、思いもしないまま
それでも、最後には笑みを浮かべて見せようと*]