>>*185>>*186お前がいいなら、な。[尋ねる彼に、くすりとしょうがなそうに苦笑する。手を伸ばし、くしゃりと彼の髪を撫でて]どの道俺は、暫くここにいなければならないだろうし。気心知れたお前とルームシェアなら、気も使わない。家賃も助かる。……俺にとってはいい事尽くめなんだ。こちらこそ、聞きたい。――俺と、暮らしてくれるか?[柔らかな眼差しで、見たことのないものを見ているような、彼の顔を見つめる。 彼が手を伸ばしてくれることを望んでいるのは、……自分なのかもしれない]