[こちらの言葉に、それでも自分が悪いのだと言う姿>>*176
どちらが悪いわけではないのかもしれない。
今の、この状況になるために、運命の糸は編まれていったのかもしれない。
そうして、その運命の糸を編みなおす事も、これからどう編まれて行くのか確かめる事も出来ぬまま。
伸ばした手は拒まれる事なく彼女の頬に触れる]
そう、か……ここに居る間は銀を補えるから……治りは多少は早いのか。
[つい先ほど、自分が体感したあの感覚を、彼女も知っているのだろう。
自分もそれを知っていると告げたら、そう思いはしても言えなかった。
それは余計に彼女を傷つける、そんな気がしたから]