― (回想)夜のお話 ―[>>*151 ――…触れた手に、ぎゅっと瞼が閉じられて。どうしたのだろうと、ヒンメルの顔を覗き込む。僅かな逡巡の後、吐き出される呼吸] ……ん?[ただ小さく喉を鳴らし、彼の言葉を促す。ゆるりと首が振られ、まっすぐな目線が向けられて。>>*152 呟かれた問いに、素直な言葉を零す]