上手いですね、やっぱし。……うーーん、勝てないな。 ムラがあるんですよねぇ……。いいときゃいいんだけどなあ。[悔しそうに言うと、面白そうな笑みが返ってくる。互いに手の大きさも、体格も少し違っていて。トリガーの指の添え方も、反動の逃がし方も、ニュアンスが違ってくる。問われる質問に答え、こちらからも問いかける。別の身体、別の生き物だから、最後は自分に一番合ったやり方の模索に落ち着くしかないのだけれど。それでも、彼から聞かされるアドヴァイスは、とても参考になった]