立ち居振るまいってさ、どうしてんのかなあと思って。…ああ、ソマリが出来てないとかどうとかじゃなくってさ。[誤解のないようにと、一言添えて]弟子を取れるほどかなあって、俺が思うわけ。自分にな。だから指導してやれてんのかも分からんねえし。ま…、努力してくしかないんだろうけど。[けど分からないよなあ。と、小さく苦笑して告げる。それは、情けない弱音と映ったかどうか。壁に背を預け、天井を仰ぎ瞳に映した。少しの間だけそうしていて、やがて深く息をつく]