― 回想・カーク先生調理教室 ―
[>>*105 ソマリの適材適所という言葉に笑う。
丁度今そう思っていたところだ]
俺は細かい手伝いはするけど、ケーキは運ばんぞ。
……運ぶのはお前が手伝ってくれるか?
眠くなって落としたら、殺されかねん。後ろの奴とか、お前に。
[後ろでそわそわしながらオーブンの番をしているヒンメルを
こっそり親指で指しつつ、並んでボウルを洗う]
……食わしたい奴はいる、ねえ。
あいつもお前も舌が肥えてそーでなあ。
でも、味見はしてもらうぜ。忌憚ない意見をよろしく。
[きゅっきゅっと布巾でボウルの水を拭い、笑みを返す]