― 別れの泉 ―[橋を渡り、草原に馬を駆けさせる。途中競争めいたこともして、存分に風を切る。そうして、いつもの目印の木を過ぎて速度を弱める。ほぼ同時に木を行き過ぎて、互いに視線を見交わした。に。と萌黄が笑うのに、同じ色の笑みを返す]