[どんな武器でも鮮やかに扱ってみせるディークに 感動し、憧れて、真似をしようと努力したこともあった。 だがすぐに、努力ではどうにもならない壁、 個人の向き不向きがある、という事実にぶつかる。]先輩くらい器用だったら、もっといろいろできるのに…[珍しい棍《トンファー》を自在に操る姿を、 羨ましいと感心すると悔しいを混ぜて眺めたこともあった。]