ぇ……!?[私の間合いに入るすれすれで大きく羽搏いた翼に、目を瞠る。橙色の羽根が降った右手に生まれたのは奇妙な剣。風に乗ってこちら目掛けて翔けてくる姿に、彼女の狙いが距離を開けるでなく接近だったと分かった時にはすでに遅く]