―味見中―
[小さめのシューを、かりりと齧る。
噛み潰されたシューから、とろりとクリームが零れ出し、生地とともに口中にじんわりと広がる。
さっくりと焼かれた生地は、バターの味が濃厚で香ばしく。
カスタードは甘さ控えめで、しかし馥郁たるバニラの香りとラム酒の深みが、しっかりと舌に印象を残す逸品だ。
飴細工がカスタードの甘みを補い、複雑な味わいに、何個でも食べられそうだった]
…う。う。う…
とっろとろのさくさくのカリカリなのだが…!!!
[幸せの余り言語中枢が崩壊している。
とろとろ、さくさく、と言いつつ夢中で味わっていた*]