[霧は肌に触れ、蝕み、食んでいく。身体の自由を奪い、それでいて魂には触れずに――] 『そうだ――ローレルも支配してあげよう』 『アレクシスと同じように、永劫あたしのモノになるんだ』 『ステキだろう?』[くつり――笑みを浮かべ、同意を求めるかのようにその頬に口づけをした]