[それが今ではすっかり馴染んで、 部屋からなにが出てきても驚かなくなって来ていたが、 時々、カモフラージュの必要が出てくると せっせと掃除をして片づけて、見せる用の本を出しておく。 『月刊・わたしとウサギ』 『図録・こねこの時間』そんなものを、部屋中に蒔いておくのだった。]