[ノトカーの口から呻きが漏れる>>*97。
両手が伸びる先は、突き立った槍の柄。
刃を引き抜くための動きにも思えたが、仮に何かを仕掛けると察していたとしても、刃を引き抜き逃げることは不可能な状況であった]
[相手から発せられるのは、気合いの叫び。
そこでようやく、相手が持つもう一つの切り札を思い出すが、回避に移るよりもそれを身をもって味わう方が早かった]
があっ!
[叫びと共に、槍を握ったままの身へ雷撃が通り、全身が強く痙攣した。
そして空中にある身は、ゆっくりと本来の重力に引かれるように、落下を開始する*]