人狼物語−薔薇の下国

371 幽海夢幻 ─心の海で逢いましょう─


【赤】 つむじ風の白狼児 ゲルト

あー、うん。
綺麗、の基準って人によって違うし、妖によっても違うから、冥狐のおにーさんの綺麗と俺たちの綺麗が同じじゃないかも、っていうのはあるよねぇ。

[特に妖の美意識というのは、本当に根底が違う事もあるから、多岐に渡る、なんて言葉じゃ納まらない]

そう、考えると……案外、綺麗の基準とかはかんけーないのかも。

[だとしたら、その言葉は何を意味するか……と。
そんな事を考えながら進んでいると、仔龍がきゅー、と鳴いた]

どしたの、リォウリー?

[しったぱたと落ち着きなく尻尾を振る様子に短く問えば、瑠璃の仔龍は今までとは違う方を尻尾で示す]

……あっち?
あっちに、人の気配?

[言いながら、首を傾げる。
仔龍の見やる霧の奥に、時の異邦人がいる>>+50とは、知る由なし。*]

(*103) 2015/09/21(Mon) 22:07:18

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