[嫌がらせが信条と聞けば、さらに口元が綻ぶ。] 正直なものだ。 手負いの猛獣を仕留めにかかるということは、 逆に噛み殺される覚悟も出来ているということか。[ちらり、意味ありげな視線を向けながら。] ま、餓えた手負いの猛獣とは言うが、な。 最近はすっかり飼い慣らされてもいる。[それがまた心地よくもあり、困るのだが。]