― 回想:6年前 ―鬼?何言ってんだよ。優しいもんだったろ。[げっそりと返る弱音>>*52は、笑い飛ばした。実際のところ、カレルに示す訓練案は更にきつい。ただ、それを彼が嬉々としてこなしていることを思えば、比べるのも酷というものであるのかも知れなかった]…ん。[ちらと見遣れば、蒼氷の瞳には意地の悪い笑みが浮かんでいる>>*53それに思わず、口を噤んだ。しまった…という内心は、恐らく表情に透けただろう]